内祝いのお返しおすすめ2選!相場と相手別の選び方を元百貨店員が解説

結婚や出産でお祝いをいただくと、うれしい反面「誰にいくら返せばいいのか」「何を選べば失礼にならないのか」で手が止まりがちです。相手ごとに金額も関係性も違うので、一件ずつ考えるほど時間がかかってしまいます。
私は百貨店のギフトサロンで8年間、約2,000件の内祝い相談を受けてきました。この記事では、相手が選べる形を軸にしたお返しの決め方と、公式サイトで条件を確認できたギフトサービス2つを、金額別・相手別に整理してお伝えします。
内祝いのお返しは「相手が選べる形」で選ぶと外しにくい

結論から言うと、内祝いで迷ったら、カタログギフトやeギフトのように相手が品物を選べる形を基本にするのがおすすめです。好みの読み違いを減らせるうえ、いただいた金額に合わせて価格帯を細かく選べるからです。
ことは『何を贈るか』より先に『いくらの価格帯か』を決めると迷いが減ります。
結論:迷ったら「相手が選べるギフト」を、いただいた金額の半額前後の価格帯で選びます。目上の方や高額のお祝いには、3分の1程度に抑えてもかまいません。
好みや家族構成を知らなくても喜ばれやすい
内祝いの相談でいちばん多かったのが「相手の好みがわからない」という悩みです。職場の方や親の知人など、普段の暮らしぶりを知らない相手ほど、食べ物の好き嫌いやアレルギー、家族の人数が読めません。
私自身、結婚内祝いで甘いものが苦手な上司に焼き菓子を贈ってしまい、あとから知って冷や汗をかきました。相手が選べる形にしておけば、こうした読み違いを避けやすくなります。迷う相手が多い人ほど、まずカタログギフトを候補の中心に置いてください。
価格帯を細かく選べて半返しに合わせやすい
カタログギフトは、同じシリーズの中で価格帯が細かく分かれているのが一般的です。1万円をいただいた方には5,000円前後、3万円なら1万5,000円前後というように、金額に合わせてコースを選ぶだけで済みます。
品物を一つずつ選ぶ場合は、金額に見合う商品を相手ごとに探す手間がかかります。いただいた金額の一覧を作り、そのままコースに当てはめていけば、件数が多くても短時間で整理できます。
品物で選ぶなら食品や日用品の消えものが無難
カタログギフトでは味気ないと感じる相手には、品物を選んで贈る方法もあります。その場合は、お菓子・調味料・タオルなど、使えばなくなる「消えもの」を選ぶと、相手の暮らしに残らず負担になりにくいとされています。
ギフトサロンでは、家族の多い相手には日持ちする焼き菓子、一人暮らしの相手には少量の高級調味料をよくご提案していました。好みがはっきりわかる相手だけ品物にし、それ以外はカタログにする組み合わせが、手間と満足度のバランスを取りやすい方法です。まずは手元のお祝いを書き出すところから始めてみてください。
内祝いの相場と贈る時期のマナー


内祝いのお返しは、金額・時期・のしの3点を押さえておけば大きく外すことはありません。ここでは、ギフトサロンで実際によく質問された順に基本のマナーを整理します。ギフトを選ぶ前に一度目を通しておいてください。
半返しが基本、高額なら3分の1でもよい
内祝いの金額は、いただいたお祝いの半額程度を返す「半返し」が基本とされています。1万円なら5,000円前後、2万円なら1万円前後が目安です。
一方で、目上の方や親族から高額のお祝いをいただいた場合は、3分の1程度でも失礼にはあたらないと考えられています。高すぎるお返しは、かえって相手に気を使わせることもあるので、無理に半額へそろえなくてかまいません。
結婚は1ヶ月以内、出産は生後1ヶ月前後
贈る時期の目安は、結婚内祝いなら挙式後1ヶ月以内、出産内祝いなら生後30日前後のお宮参りの頃です。挙式をしない場合は、お祝いを受け取ってから1ヶ月以内を目安にするとよいでしょう。
私は出産内祝いの手配が産後の体調と重なり、予定より2週間ほど遅れてしまいました。産前のうちにお祝いをくれそうな方のリストと候補のギフトを決めておくと、産後は注文するだけで済みます。遅れそうなときは、先にお礼の電話やメッセージを入れておくと気持ちが伝わります。
のしの水引と表書きは用途で使い分ける
結婚内祝いには、一度きりであることを願う紅白の結び切り(ま結び)を使います。出産内祝いは何度あってもうれしいお祝いなので、紅白の蝶結び(花結び)を選びます。
表書きはどちらも「内祝」が一般的で、名入れは結婚なら新姓または夫婦の名前、出産なら赤ちゃんの名前にします。私はギフトサロン時代、用途の選び間違いで贈り直しになった例を何度も見てきました。注文画面では用途と名入れの欄を最後にもう一度確認しましょう。
現金や商品券でのお返しは避けたほうが無難
「選ぶ手間がないから」と現金や商品券でお返ししたくなるかもしれませんが、内祝いでは避けたほうが無難とされています。金額がそのまま伝わるため、とくに目上の方には失礼な印象を与えることがあるからです。
相手が選べる自由度を残したいなら、価格が表に出ないカタログギフトが代わりになります。ギフトサロンでも、商品券を検討していたお客様にカタログをご案内し、「これなら角が立たない」と言っていただくことがよくありました。相手の自由と礼儀の両方を考えるなら、カタログを選ぶのが現実的です。
ここまでの目安をもとに、お祝いの一覧に「返す価格帯」と「贈る期限」を書き足しておいてください。
内祝いのお返しに使えるギフトサービス比較表


ここでは、公式サイトで情報を確認できた2つのギフトサービスを比べます。送料や価格は変わることがあるため、表の内容は2026年10月時点のものです。注文前に公式サイトで最新の条件を確かめてください。
| サービス | 特徴 | のし・包装 | 送料 | 住所不要の贈り方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| リンベル | 掲載商品は税込約3,300円〜約11万1,100円 | のし・メッセージカード・ラッピング・手提げ袋は無料で対応 | 税込3,960円以上の注文で全国送料無料 | メールで贈れるe-Giftあり | 金額の違う相手が多い人 |
| シャディ | ラオックスグループのギフト専門企業 | 注文画面で確認 | 注文画面で確認 | 公式サイトで確認 | 老舗のギフト専門店で選びたい人 |
表のとおり、のし・包装・送料の条件まで公式サイトで明示されているのはリンベルです。シャディは贈答を長く扱ってきたギフト専門企業として安心感がありますが、送料などの条件は注文画面で確かめる前提で検討してください。



『送料無料の条件』が1件ごとか合計かは、注文前に見ておきましょう。
気になるサービスの公式サイトを開き、送料とのしの条件を先に確認しておくと、注文時に迷いません。
内祝いのお返しにおすすめのギフトサービス2選


比較表をもとに、実際の使いやすさで順位を付けました。判断の基準は、価格帯の幅、のし・包装の手間、住所がわからない相手への対応の3点です。それぞれの弱みも書いているので、自分の状況と照らし合わせて選んでください。
1位 リンベル:価格帯が広く、のし・包装まで任せられる
リンベル(公式サイト)は、カタログギフトを中心に扱うギフト専門の通販サイトです。2026年10月時点で、掲載商品は税込約3,300円から約11万1,100円まであり、3,000円台のお返しから高額のお祝いへのお返しまで一つのサイトでそろえられます。
公式サイトでは、のし・メッセージカード・ラッピングを無料で承ると案内しています(2026年10月時点)。送料は、税込3,960円以上の注文で全国送料無料です。それ未満の注文の送料は、注文画面で確認してください。
住所を知らない相手には、メールで贈れるe-Giftも用意されています。弱みは、商品とコースの数が多く、初めてだと選ぶのに時間がかかることです。先に相手ごとの価格帯を決めてから絞り込むと、迷う時間を減らせます。
2位 シャディ:贈答を長く扱ってきたギフト専門企業
シャディ(公式サイト)は、ラオックスグループのギフト販売専門企業です。冠婚葬祭を含む贈答のギフトを、個人向けと法人向けの両方に提供してきました。
全国規模の物流網と包装品質を強みとして打ち出しており、昔ながらのギフト専門店で選びたい人には候補になります。一方で、送料や価格の条件はこの記事の執筆時に確認しきれていないため、弱みとして「条件を自分で確かめる手間がある」点を挙げておきます。
2つを使い分けるならこう選ぶ
お返しの件数が多く、金額も相手もバラバラな人は、価格帯が広くのし・包装まで一度に指定できるリンベルを中心にすると手間が減ります。住所を知らない友人が混ざっている場合も、e-Giftで同じサイトの中で完結できます。
一方で、親や親族から「昔からなじみのある店で」と頼まれた場合などは、シャディも候補に入れて見比べるとよいでしょう。どちらを選ぶ場合も、送料・のし・お届け日の3点を注文画面で確認してから決めてください。
相手別に見るお返しの選び方


同じ金額のお祝いでも、相手との関係によってふさわしいお返しは少しずつ変わります。ギフトサロンで受けた相談の中でも、とくに多かった3つの相手について、価格帯と選び方のコツをまとめました。



迷ったら『相手が受け取ったあとに困らないか』で考えてみてください。
上司・目上の方
上司や目上の方から高額のお祝いをいただいた場合は、3分の1程度のお返しでも失礼にはあたりません。品物は、落ち着いた装丁の総合カタログギフトを選ぶと、年齢や好みを問わず受け取ってもらいやすくなります。
職場で手渡しする場合は、手提げ袋を付けておくと持ち帰りの負担を減らせます。私は職場の上司に直接お渡しした際、袋を用意していなかったことを後悔しました。リンベルは手提げ袋も無料で付けられるので(2026年10月時点)、手渡し予定がある方は注文時に指定しておきましょう。
友人・同僚
友人や同僚からは、3,000円から1万円ほどのお祝いをいただくことが多く、お返しは1,500円から5,000円前後が目安です。相手に気を使わせない価格帯を意識し、かさばらない形のギフトを選ぶと喜ばれやすくなります。
SNSでつながっていても住所を知らない友人は意外と多いものです。そうした相手には、メールで贈れるeギフトが役立ちます。住所を聞く連絡を省けるので、贈る側も受け取る側も負担が軽くなります。
親族・遠方の方
親族からは高額のお祝いをいただくことが多いため、3分の1程度を目安に、無理のない範囲でお返しを決めます。家族で暮らしている親族には、家族みんなで選べる総合カタログが向いています。
遠方の親族には、配送で届けたうえで電話や手紙でお礼を伝えると丁寧です。家庭によっては、食事に招くことをお返しの代わりにする場合もあるので、迷ったら親に相談してみてください。
両親・祖父母
両親や祖父母からは、まとまった金額のお祝いをいただくことがあります。身内なので「お返しはいらない」と言われることも多いのですが、その場合でも、感謝の気持ちを形にして贈ると喜ばれやすいものです。
私の場合、両親には金額にこだわらず、名入れのメッセージカードを添えたグルメのカタログを贈りました。孫の写真を同封したところ、品物よりも写真のほうを喜んでくれたのを覚えています。相手が決まったら、一覧に価格帯を書き込んでいきましょう。
注文から届くまでの実践手順


ここからは、実際に内祝いを注文して相手に届けるまでの流れを紹介します。私が自分の結婚と出産で計60件以上の内祝いを手配したときの手順をもとにしているので、この順番どおりに進めれば抜け漏れを防げます。
- いただいたお祝いの相手・金額・日付を一覧にする
- 相手ごとにお返しの価格帯と贈る期限を決める
- ギフトサービスで価格帯に合うコースを選ぶ
- のしの用途・名入れ・メッセージカードを指定する
- 住所がわかる相手は配送、わからない相手はeギフトで贈る
いただいた金額のリストを作る
最初にやるべきことは、お祝いをくれた方の名前・金額・受け取った日・住所を一覧にすることです。スマホのメモでも表計算アプリでもかまいません。品物でいただいた場合は、おおよその金額を調べて書いておきます。
私は最初の結婚内祝いでリストを作らずに注文を始め、2人分を送り忘れていたことに後から気づきました。一覧があれば、注文済みかどうかに印を付けるだけで管理できます。贈り忘れを防ぐいちばんの近道なので、ここは省かないでください。
のしとメッセージカードを注文時に指定する
注文画面では、のしの用途(結婚内祝い・出産内祝い)と名入れ、メッセージカードの文面を指定します。用途を選ぶと水引が自動で決まるサービスが多いので、選び間違いがないか最後に見直しましょう。
メッセージカードには、お祝いへのお礼と近況をひとこと添えると気持ちが伝わります。出産内祝いなら、赤ちゃんの名前と読み方を書いておくと、相手が覚えやすくなります。文面は相手ごとに少しずつ変えると、定型文の印象がやわらぎます。



カードの文面は、注文前にメモ帳で下書きしておくと楽です。
住所がわからない相手にはeギフトを使う
住所を知らない相手や、お祝いをオンラインでいただいた相手には、メールで贈れるeギフトが便利です。リンベルのe-Giftなら、相手にメールで届け、相手が自分で品物を選べます。
ただし、目上の方や年配の親族には、紙のカタログで届けるほうが丁寧な印象になります。eギフトは友人や同僚など気軽にやり取りできる相手に絞り、相手に合わせて贈り方を使い分けてください。
注文は贈る期限の1〜2週間前までに済ませる
のしや名入れ、メッセージカードを付けると、通常の注文より発送までに日数がかかる場合があります。お届け日を指定できるかどうかもサービスや商品によって異なるので、贈る期限の1〜2週間前までに注文を済ませておくと落ち着いて対応できます。
私は年末に出産内祝いを手配した際、配送の混み合う時期と重なって到着が予定より遅れました。お盆や年末年始、大型連休の前後は、いつもより早めに動くのがおすすめです。注文確認のメールが届いたら、お届け予定日を一覧に書き写しておきましょう。
届いたころにお礼の連絡を入れる
注文が終わったら、一覧に注文日とお届け予定日を書き込んでおきます。配送の場合は、届いたころに電話やメッセージで「ささやかですがお礼の品を送りました」と伝えると、受け取った側も安心できます。
私は一度、相手が長期の旅行中で荷物を受け取れず、配送業者で保管期限が切れて戻ってきたことがありました。事前にひとこと連絡を入れておけば、こうした行き違いは防ぎやすくなります。一覧が整ったら、そのままリンベルの公式サイトで価格帯から探してみましょう。
よくある質問


- カタログギフトを内祝いのお返しに贈るのは失礼ですか?
-
失礼にはあたらないという見方が一般的です。相手が好きな品物を選べるため、内祝いの定番として広く使われています。気になる場合は、メッセージカードにお礼の言葉を添えると、より丁寧な印象になります。
- 3,000円程度のお祝いへのお返しはどうすればよいですか?
-
半返しなら1,500円前後が目安ですが、配送料を考えると割高になることもあります。お菓子などのちょっとした品を手渡しするか、少額から選べるeギフトを使うと、相手に気を使わせずにお礼を伝えられます。
- 連名でいただいたお祝いのお返しはどうすればよいですか?
-
総額を人数で割り、1人あたりの金額の半額程度を目安に、それぞれへお返しします。職場の部署などで人数が多い場合は、みんなで分けられるお菓子をまとめて贈る方法もあります。
- 住所を知らない友人へ内祝いを贈る方法はありますか?
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メールなどで贈れるeギフトを使えば、住所を聞かずにお返しできます。リンベルにはメールで贈れるe-Giftがあり、受け取った友人が自分で品物を選べます。年配の方には紙のカタログのほうが丁寧なので、相手で使い分けてください。
金額リストを作ったら、まずリンベルで価格帯から絞り込もう


内祝いのお返しは、相手が選べる形を基本に、いただいた金額の半額前後、目上の方や親族には3分の1程度を目安にすれば大きく外しません。のしの用途と贈る時期を押さえれば、マナー面で迷う場面はぐっと減ります。
価格帯の幅とのし・包装の手間を考えると、最初に見ておきたいのはリンベルです。老舗のギフト専門店で選びたい方は、シャディも比べてみてください。



一覧さえできれば、注文はあっという間に進みます。
お祝いの一覧をメモに書き出し、リンベルの公式サイトで1人目の価格帯を選ぶところまでなら、読み終えて10分で動けます。
この記事を書いた人:ことは
元百貨店ギフトサロン勤務。8年間で約2,000件の内祝い相談を受けてきました。自身の結婚と出産では計60件以上の内祝いを手配し、のしの確認漏れや送り忘れも経験しています。
「マナーは大切だけれど、悩みすぎて期限を過ぎては本末転倒」がモットーです。忙しい時期でも気持ちよくお礼を伝えられるよう、実際に役立った手順だけをお伝えしています。
