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相対論の正しい間違え方 (パリティブックス)
- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社丸善出版
- 発売日2001/6/10
- ISBN-104621085905
- ISBN-13978-4621085905
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登録情報
- 出版社 : 丸善出版
- 発売日 : 2001/6/10
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 229ページ
- ISBN-10 : 4621085905
- ISBN-13 : 978-4621085905
- 商品の重量 : 360 g
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 992,904位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 物理学 (本) - 2,391位
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著者について

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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
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とにかく、「啓蒙書」に惑わされる点が書いてあったが、一部わかりにくい点も
2016年6月22日に日本でレビュー済みとにかく、初心者や素人が間違いやすい点が書いてあったことと、固有加速度一定の状況から一般相対論との関わりのさわりまで書いてあったのが良かった。
加速度や重力(等価原理によって本質的に同じもの)による時間の進み方の影響などは一般相対論を勉強しないと出てこない話だと思い込んでいたが、「え?特殊相対論でも、さわりぐらいは仕組みが分かるではないか!」と感動した。
6章の「相対論的アキレスと亀」の話は、時空図で表してみれば、光は45度の角度の直線で、加速して光から逃げる宇宙船はこの直線を漸近線とする双曲線ではないか。この図を出してもらえば、光が宇宙船に追いつけないことが一目瞭然なのが惜しい気がした。
また、7-2 の「ローレンツ収縮するためには力が必要」という話は誤解をまねくと思う。
というのは、正しい間違え方のひとつとして、物体は実際に縮むわけではない(縮むと言ったのはローレンツの収縮仮説であってアインシュタインはそうは言っていない)、これは座標変換の話である旨が書いてあるからだ。「座標変換に力がいる、ってどういうこと?」と混乱してしまう。
この7-2の加速する電車の話では、相対論では分からなくなったら物体にくっついてる観測者から見てみよ、という定石に戻れば、電車に乗っている人の視点から説明する方が分かりやすい。結局、電車乗ってる人からみれば「電車の長さは変わってないよ?」となる。
つまり、この話は、長さのある物体が「固有長」を変えずに加速するためには(各部分によって固有加速度が違わなければならないために)物体内で力が働く、という話である。
それを、地上から見たら電車はまるでローレンツ収縮をするために力が必要のように観測される、ということだろう。
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最初の方と、「あとがき」しかまだ読んでいません。ご了承下さい。
2022年1月20日に日本でレビュー済みまず、最初にお断りしておきますが、私は、相対論反対者ではありません。
また、本が届いたばかりで、最初の所と「あとがき」の他、パラパラと斜め読みした程度です。
しかしながら、この本の著者は、なぜ反相対論者という言われる人達が、昔、そして今でも現れるのか、全くその原因を考えようともしておらず、心の中で相対論反対者を嘲笑しているのが分かります。それが、とにかく嫌なんです。
そもそも、相対論反対者の方達が、なぜ相対論に反対するのでしょうか?
私は、その原因として、第一に「科学解説書」のあり方に問題があるからだと考えます。
「解説書」を批判すること無く、相対論反対者になぜ矛先を向けるのか?ですね。
質の良い解説書を読んだ方は幸いですが、似非としか言えない解説書を読まれた方達が相対論に反対するのは、その方達が“全う”な知性を持っているからです。
それで、この本の著者に訊きたいのですが、なぜ解説書を批判しないんですか?
解説書のいかがわしさ知っておきながら、批判しないならば、出版社に媚びを売っているとしか思えないのですが。それとも、大学の先生が書かれた物や、業績のある先生が「監修」した本の批判は、怖くてできないということでしょうか?アメリカを拠点として、CERNでも研究を行っている先生の著書の中では、科学解説書だけでなく、相対論の入門レベルの専門書にも間違いが書いてある場合がある、と指摘してありました。また、アメリカで光学を研究されている先生の本では、著名な光学の本に間違った式がかいてある事を指摘していました。こういった指摘を出来るか出来ないかで、日本とアメリカでの科学技術の差が分かる気がします。
また、「あとがき」で、「相対論の改訂に挑戦しようと思うなら・・・」とありますが、全くの誤認ですね。相対論反対者は「改訂」ではなく、相対論が間違っている事を示したいんです。しかも、愚かな事に、「相対論を数式を含め徹底的にマスターしてほしい」と書いてあります。物理の研究者を目指している人間を除いて、そんな環境・条件にある人がどれだけいるというのでしょう?相対論を勉強したのなら、本1冊読んで勉強終了とはならない事くらい知っているはずです。それとも、著者が「徹底的にマスター」するために、生活の保障でもしてくれるんでしょうか?これは、間接的に、昔の学者先生が言っていた「素人は口を出すな!」と同じ事を言っているわけで、今の世の中に完全に取り残されています。
それから、「あとがき」に、「内容は・・・(途中略)・・・、中には抱腹絶倒の間違いもあり・・・」とあります。これは、完全に人を馬鹿にしていますね。専門外の事で間違うのは普通の事です。そして、このように人を馬鹿にすることで、相対論反対者の気持ちを頑なにさせる事が全く分かっていません。物理が分かっている事に、さもしい優越感を持っているんでしょうか?
私は、現在、相対論を含め物理を勉強しておられる学生さん達が、この本の著者を反面教師として見習って(?)もらいたいと思います。
それから、「歴史編」の中に、誤認があるようです。
ローレンツのローレンツ変換とアインシュタインが導き出したローレンツ変換をいろいろな専門書で調べて、じっくりと比較してみて下さい。
これは【正しい間違い】のパロディのつもりなのでしょうか?
ところで、パリティブックスの中で、霜田先生や江里口先生の良書が絶版になっているのに、何故この本が生き残っているのか分かりません。
追記:本を全部読んだら、評価が変わる可能性があります・・・その時はゴメンなさい。
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タイトルで成功している
2015年5月13日に日本でレビュー済み本のタイトル「相対論の正しい間違え方」。ついつい開いてみたくなるし、読み始めるとなかなか手強い問題も入っていて引き込まれてしまう。お勧めの1冊です。
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いきなりつまづいた
2020年7月16日に日本でレビュー済みP13より引用
逆にいえば、爆発する実験(列車内の観測者が同時に光を観測する実験)の場合は、ホームにいる観測者にとっては「自分には光は同時に届かなかったが、列車中央の観測者には同時に光が届いた」と観測することになる。
上記引用文は、この先の文とのつながりを考えると、間違っているように思えます。
正しくは、ホームにいる観測者(=自分)も列車中央の観測者にも同時に光が届く、ではないでしょうか。
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GPSもNASAの軌道計算もニュートン式ですよ?
2019年11月17日に日本でレビュー済みはじめ論理破綻の目に余るひどい代物で読むに値しない、とだけ書いて投稿しようと思ったのですが、それでは反論の一つも思いつかないくせに偉そうに、と言われて終わりのような気がして、少し書きだしたら長くなってしまい、レビューとしてあまり適格ではないものになってしまいました。そのことをお詫びします。この問題を真剣に考えたい人のみ読んでいただけたらよいと思います
いくつかの論点に触れたいと思うが、まず初めにこの著者が極めて尊大な態度で、GPSは相対論でなければ運用不可能だとか、世界中の原子時計はニュートン式では調整できないとか、さももっともらしく数式を並べて、挙句に一から勉強しなおせなどと他の教授たちに失礼極まりない恫喝を加えていることに注意を与えておく。いい加減なことを書くべきではない。GPSも原子時計の微調整もニュートンの方程式を使う。それは相対論で求めた値はブレが大きすぎて全く使い物にならないからだ。勉強が必要なのは著者のほうであろう
歴史的な問題は飛ばすとして、最初の誤解は同時の相対性ということだが、ここで著者は二つの異なる問題を一緒くたにしてしまうという過ちを犯している。したがって間違いは二重にこんがらがっている。もっとも、相対論はすべて問題のすり替えで成り立っているので、著者だけの責務とは言えないが
一つずつ語ろう。列車の中央に人に立ってもらい、前部と最後部から光を発射する。もちろん静止時に同時と判断すれば、前後のランプは同時刻に点灯したことになる(本書の設定ではセンサーが同時と判断すれば爆発が起きる仕組み)。問題は移動時で、相対論側は静止時と同様に光が同時に届くという言い分になるはずだ。それに対し、移動中は同時という判定にはならない、ということが反相対論の考えである。つまりこれは直接的には目撃者の運動状態によって光の見え方が変わるかどうかという問題であって、同時ということの相対性をここから立証、あるいは反証することには結び付きにくく、実際この本も十分に説明できていない。できている、と感じる人もいるだろうが、実は不適格なのである
まず前提として、これは思考実験として成立しないことを確認しておく。なぜなら、動く列車の前と後ろから発せられた光は、列車の中央に同時に到達することはないからである。これだけでは、ニュートン側の思考をなぞっただけに見えるかもしれない。しかし実は相対論が正しくても、ニュートンが正しくても、どちらでも成立しない
相対論の言い分は、運動状態のいかんにかかわらず光速は一定である、だった。この思考実験では、列車内の目撃者は光源に対して静止状態である。つまり列車の内部のみ独立した静止状態として設定されており、列車外の人と変わりがない、ということになっている
本当に相対論の趣旨に添うつもりであるなら、たとえば2キロメートルの直線軌道の両端に光源を置き、真ん中に人を乗せたトロッコ、そして線路際にもう一人目撃者を用意する、そして同時刻に両端の光源を点灯しトロッコを発射させる、そのうえでトロッコ内外の二人にとって同時刻のずれを確認する、という思考実験でなければならない。こういう状況でトロッコの時間の流れは遅くなる、ということが相対論の主張である。この考え方に間違いないことを十分注意してもらいたい。したがって、車内を全く外から切り離された独立の空間とみなすなら、相対論の主張は、車内の人がさらに歩きながら、それでも彼の目の前で光の交差を目撃する、でなければならない
最初は、以下のように言うことの意味が分からなかった。「レールの傍らに立つ人は、車内の人が同時とみることを、ずれているとみる。列車外の人がどう見るかなどということは問題にならず、実験はあくまで車中に立つ人の立場で一貫しなければならない」。鍵かっこの中のようなことをアンチが相対論への批判として使っているような口ぶりだ。私はそういう記述を見たことがなかったので戸惑ったが、読み返して分かった。つまり著者は列車内と車外で違う観測結果が出るという固定観念をお持ちなのだ。したがってアンチが、移動中でも車内の人はランプが同時についたと判断するという前提を受け入れたうえで反論していると、そう著者は独り決めしている。だからわざわざ列車外の人を出すのだと。だがそうではない。反相対論の言い分は一貫して「爆発は起きない」である
こう考えてみたらどうだろうか。列車の前後をガラス壁にする。遠くに光源を設置し、その光がガラス壁を通る瞬間をあらかじめ計算しておき、同時に列車内の前後のランプのスイッチを入れる。これでまさか、外の光と列車内のランプの光について違う進み方をするという意見は出せまい。そして光は反対側から出ていくわけだが、これは地上の人間の視点でも十分正しい記述ができるということである
先に述べたように、相対論の考えを反映するためには車内の人は中央に立ちっぱなしではなく、前か後ろかに移動するのでなければならない。だがとりあえずこの欠陥思考実験の前提を受け入れてみて、停車中も移動中も光は中央で交差し爆発が起きるとしてみよう。著者は嫌うが、列車の外(静止系)に立つ人がこのイベントをどう見るかということになる。この時ニュートン的な見かけから言えば、車内の人にとって、前からの光は光速プラス列車の移動速度、後部からの光は光速マイナス列車の速度である。これにもう一つ、静止系の光速がある。相対論の要請ではこの三つが等しくなければならない。すると、静止系から見て列車の前のほうは時間の進みが遅くなり、後ろのほうは逆に早くなる。光の進行に伴いその割合は変化してゆく。そうでなければ光速度不変の原理が成り立たないのだが、しかしこれはいかに何でも奇怪なたわごとではなかろうか。光の方向をいろいろ想定すれば、光が交差する地点で、複数の時間の進みが同時成立するというわけのわからない結果を導くことも可能である。もちろん単一の目撃者視点で
それもこれも、視点ごとに光速をそろえるという要請のせいだが、著者の最大の誤解は、列車の内部をあたかも別宇宙のごとき独立した空間とみなすことである。光の振る舞いや重力などについていえば、列車の内外をそれぞれ独立の系とみなすべき現象は何一つない。したがって車内外で目撃できる情景は同じである。唯一の違いは目撃者が動いているかどうかだが、もちろんそれは計算で補うのだ
この点で、車内では光を直接見るということに深い意味を持たせてはならない。異なる場所で起きたことが同時かどうかということは、直接目撃していようが見えなかろうが、そしてニュートン式であれアインシュタイン式であれ、距離と時間の計算を必要とする。著者のこの思考実験は、いろいろなことをすっ飛ばして相対論の前提を正しいものとして組み込んだ作りだから(それでいて理論の趣旨を反映していないという全くのお笑い)、アンチへの批判としては不適切であり、そのことに気づかない人だけが納得するのである
ここで、思考実験の要件を満たさぬこのギミックを使って著者が本来語りたかったであろうことに戻ろう。すなわち同時性の問題だ。アインシュタインその人の定義では、各場所に時計を置き、光を用いて時間合わせをするという形になっている。正確な時計を複数用意できたら、それを剛体上にあるものとみなして、各場所の運動体を計測することができる。お分かりだろうか。剛体というのは宇宙のいかなる場所にも設定できる。つまりそれはニュートン力学のいう絶対空間なのであり、そこにある正確な時計は絶対時間を示すのである。相対論はわざわざ回りくどいやり方で絶対時空間を追認し、それをおのれの思想と言いのける。何がばかばかしいって、時間合わせに光を使うといっておけば、ニュートンにはない新しい思考法と信じられてしまう点だ。しかしそれは言葉によるごまかしに過ぎないし、絶対時空間で使うべきではない様々の概念がここで適用されれば間違うしかない。けだし、重力や光に関する限り、相対論流の静止系と運動系などという区別は存在しえない
光を使う同時の定義は、剛体上のみで通用する。そして動く列車と地面は一つの剛体を形成しない。つまり動く列車内で前後のランプを同時刻に点灯させた場合、中央のセンサーに届く際にはずれが生じる、ということが唯一の合理的説明なのだ
光にもドップラー効果があることは相対論も認めている。これが成立するためには、光源と受容者側で、光に対する相対速度が違うということが、それも計算上ではなく事実として存在することが必要である。つまり光源で見る場合と、感知する側で見る場合、光速は違う値である
GPSの存在が相対論の正しさを証明するという項目に至っては、著者のあまりの錯乱ぶりに呆れるほかない。あろうことかアンチがエーテルの存在を根拠に言いがかりをつけている、などとわけのわからないことをのたまう。エーテルを出しての批判など私は見たことがないが、あるいはそういう似非科学的な本もあるのかもしれない。しかしそれは取り上げる必要のないものである。またもやアンチの言い分を捏造している、ということが正しいような気がする。だがそれは冒頭にも書いたことで、私が笑ってしまったのはP22に、地球は宇宙全体に対しコップ座の方向へ動いていることが分かった、と書いてあることだ。宇宙全体の方位が決められるなら絶対空間があるってことなのではないかい?
重要な補足を書いておく。飛行機に時計を積み込んで地上のものと突き合わせると誤差が出る。それを相対論の効果だという。ずれは、しかし実験ごとに違う値になる。信者はそれでも強引に相対論の正しさを言い募る。ニュートン力学が正しいならずれが出るはずがないという前提で考えるので、実験上のすべての誤差が相対論の正しさを裏付ける、ということになってしまうのだ
確かに飛行機で運ぶうちに時計は誤差を出すのだろう。磁気の変動とか、重力の影響とか、いくらでも変調の原因があるのだから。そういう当たり前のことを無視するのが相対論のいつもの手口である。相対論を支持する証拠がいくつもある、と決まって言われるが、実は一つとして存在しない。つまりガリレオ・ニュートン体系を支持せず、相対論だけを支持する実験などなくて、解釈次第ではどちらも正しいといえてしまうことでも、あるいは単なる誤差であっても、相対論が正しいといわれ続けただけのこと
最悪の例は水星の近日点の移動で、相対論の勝利を決定づけた観測結果とされるが、天体観測につきものの誤差を相対論に都合がよいよう操作したことが分かっている。また絶対3度の背景輻射だが、あれは電気機器の精度を上げる過程で、どうしても除去しきれないノイズの原因を探る過程での発見であり、相対論とは無関係だったが、予言通りの結果が出たと、すべて後付けの理屈で論文が大量生産された。事前にこれを正確に述べた論文などありはしなかったのに
速度の合成については、自分で書いていることの意味を把握できていないのではなかろうか。相対論の式をもって計算して、さあどうだ、予定通りの結果になっただろうと言っているだけのことで、ああそうですねとしか返しようがない。ニュートンの式を使えばニュートンのいう通りの結果が出る。そして相対論「のみ」を支持する現象は一つも存在しない
全部に付き合っていたら、それこそ一冊の本を書くしかない。そこであと一つだけ、双子のパラドックスについてコメントしておく
これに限らず、相対論関係でパラドックスと呼ばれるものはアンチが言っていることではない。相対論の深遠さ、常識を覆す新機軸を人々に印象付けるために啓蒙書が広めてきたことだ。したがって謎の解消は結構なことだが、アンチ側の言いがかりであるかのような印象操作はいかがなものか。そしてこれは大事なことだが、パラドックスの解決はガリレオ・ニュートン体系の考え方の内部でのみ実行できる。この本の説明も、相対論の公式やミンコフスキー空間を持ち出しているのでいかにも相対論の内部での議論に見えるが、全体の枠組みはガリレオ・ニュートン体系に依拠するのであり、そのことに著者が気づかないだけなのだ
話は非常に複雑なので、ここではミンコフスキー空間についてのみ書いておきたい。座標図を描き、Y軸の代わりにCt軸を置くと二次元のミンコフスキー座標になる。たいていはここにCt=Xを置いて光の進行を表現する。Ct=Xから反時計回りにCt=-Xまでの領域が相対論が理論として扱う部分で、光円錐の内部という言い方をしてもよい。ところでここでXとは原点についての同時的空間である。またもや言葉でごまかしているが、ここでも絶対空間が設定されている。なんのことはない、Ctは原点の絶対時間である。したがってこの座標を使っての説明はすべてニュートン力学にのっとった考え方なのであり、著者のドヤ顔の解説もことごとくニュートン力学の概念で言いかえができるのである
だがすでに書き込みすぎたので詳細に語る余地がない。一つ言っておきたいのは、この本のすべての項目について反論が可能であるということだ
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相対論の真の理解を助ける隠れた名著
2006年9月19日に日本でレビュー済み相対性理論といえば、最も有名な科学理論の一つであり、相対論の概要は多くの人々の知るところである。それは何故か。それは、相対論の中でも特殊相対性理論は一見理解が容易に感じられる上、その理論によって説明される現象がまるでSFのようなロマンをかきたてられるものだからだろう。双子のパラドックスなどはその最たる例だと思う。
ところが、その(特殊)相対論に対して、誤った理解や的外れな反対意見があまりにも世間に広まっているのである。本書ではそのような間違った見解に対して、最低限の数式とグラフを用いて「正しい理解」へ導くように丁寧に相対論を説明している。
私自身、大学院で理論物理の研究に携わっていたものの、相対論を「正しいと信じて」いただけで実のところ「正しい理解」はできていなかったことが本書を読んで痛感させられた。あのNHKが製作した「アインシュタイン・ロマン」でさえ、間違った説明をしていた事実があり(再放送では訂正)いかに特殊相対論が間違った認識を与えやすいかの証左ともいえる。
相対論に対する反論(というかいいがかりレベルのもの)は巷に溢れており、出版までされているが、それらがいかに荒唐無稽なものであるかがはっきりする。もし、単純な思考実験で特殊相対論が矛盾・破綻をきたす理論であるなら、とっくに50年以上前に論破され、とっくに消え去ってしまっただろう。ところが実際は数多の観測事実、実験結果に適合し、検証に耐えて生き残ったのである。少なくとも相対論を覆すのであれば、自分自身が努力して相対論を勉強し、実験・観測との整合性を理解したうえで、反論すべきだろう。
本書ほど「眼から鱗」という言葉が合う物理学の啓蒙書はないと思う。本書は相対論を正しいと信じている人にこそ読んで欲しい。きっと「正しい理解」をしていなかったことに気づかされるのではないだろうか。
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相対性理論で勘違いしやすい部分を網羅した書籍
2017年12月24日に日本でレビュー済み相対性理論の参考書を探していたのですが、本書籍の著者が以前読んだ全く別分野の書籍で非常に分かりやすい説明をしている著者だったので手に取りました。
内容については啓蒙書の類ではないため、ある程度の知識を有していても読むのに時間が掛かると思いますが、例えば啓蒙書の類に載っている双子のパラドックスの説明は何が間違っているか?だとか、物体を光速に近づけていってもブラックホールにならないのはなぜか?だとか、相対性理論で一度は見たことのある間違えについて、何が間違っているかを丁寧に説明されています。
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いい本ですが、読みづらい
2020年10月26日に日本でレビュー済み本書の言う「正しい間違い」は多くの人が同じように勘違いする間違いのことです。
本書の内容は★5つです。ただ、説明がうまくないところや問題文で条件が欠けていて解けないものがあります。「著者はこう言いたいんだろうな」と読者が推測しながら読む必要があるので、最終的に★4つにしました。
以下、内容についてのコメントです。。
第6章 加速度運動編
特殊相対論でありながらブラックホールにつながる話が書かれていて、驚きました。
ただ、(物体ではなく)観測系が加速度運動をしているときに特殊相対論で扱えるかどうかの記述は混乱しています。113ページには「直線運動なら加速度運動でもなんとかなる。回転運動はお手上げ。」と書いてあります。しかし、その脚注には「特殊相対論が加速度運動を扱えることに問題はない。回転運動でも同じことだ。」とあり、私はしばらく考え込んでしまいました。本の最後に近い187ページの表1でやっと「リッチテンソルが0なら加速度系でも特殊相対論が使える」ことがわかったのですが、それまではモヤモヤしながら読んでました。この本の内容はいいのですが、読みにくい記述が時々あります。
第7章 ローレンツ収縮編
典型的なローレンツ収縮の正しい間違いは“第2章 同時の相対性編”に書かれていて、“第7章 ローレンツ収縮編”は、典型とは違う話です。3つあり、1つめは物体がある等速直線運動から別の等速直線運動に移る場合です。1つの等速直線運動を続けている場合とは違う点があります。
もう1つは、高速で運動している物体を撮影すると、ローレンツ収縮とは異なる写真になるという話。啓蒙書にも書かれている話題ですが、計算式が導かれており、計算結果には驚きました。3つめは電磁気学との兼ね合い。
第5章 エーテル編
「“ローレンツの収縮仮説”と相対論のローレンツ収縮は解釈が違う点がある」と書かれています。私が以前に読んだ相対論の本で腑に落ちなかった点があったのですが、それは“ローレンツの収縮仮説”に基づいた記述だったことがわかりました。
第8章 一般相対論編
ページ数が少ないためか、一般相対論の説明はよくありません。本書の続編は一般相対論が主体のようなので、そちらに期待します。
ちょっと印象に残ったこと
著者は「“相対論は間違いである”と主張する人たちは、定量的な議論をしないのが特徴(130ページ)」と書いています。一例として、相対論間違い派の人は「光が重力によって曲がるは間違い。それは太陽周辺のガスによる屈折。」と主張するそうです。実際は、「屈折だけでは説明できず、相対論の計算結果を加えるとピッタリ合う。」だそうです。
私が見かけた相対論間違い派の主張にも、定量的な議論がなかったことを思い出しました。
追記
先に読後レポートを書いた友蔵さん (題名 いきなりつまづいた)へ
私も読んだときは同じ疑問を感じました。数回読み直してもわからなかったので、ミンコフスキー時空図を書いてみたところ、著者の言ってることは正しいことがわかりました。ここの記述もわかりづらいです。
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