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博多で暮らす者は、これが博多っ子のバイブルという本です。
何度読んでも笑いと感動に感謝。
この『博多っ子純情(中学生編)』1〜6巻は、『博多っ子純情』全34巻の最初の1〜6巻にあたります。
「中学生編」という特別編があるわけではありません(勘違いして買ってしまったのは私だけでしょうか?)
オリジナル全34巻は絶版になっていますが、「双葉社オンデマンド・コミックス」で注文できます
(34冊ともなると少々高いですが、もちろんそれだけの価値のある作品であることは間違いありません)。
長谷川法世先生は「博多っ子純情」で一世ば風靡した方ったい。去年だったか福岡に帰省ばした時に父がくさ、このマンガの1〜3巻ばプレゼントで僕にくれんしゃった。マンガについては「マンガばっかり読んどったら頭がバカになる」ってたしなめられた想い出があるけん、ずっと読まんでからくさ、きょうまで来たっちゃけど、今度福岡に帰るけんその前に読んじゃろうと思って読んだったい。
したらくさ、おもしろいのなんの、そして絵のうまかことうまかこと、一遍で長谷川しぇんしぇいのファンになったっちゃん。
このマンガの主人公は郷六平つう中学生でから、これっがなかなかいい男ったい。普段は悪ガキ仲間と一緒に「知っとーや?女のあすこは○○○つうとぜ!」とか言うとっちゃけど、これがまたタイトル通り純情ったい。隣りのねえちゃんに恋ばしたのはいいばってん、隣りのねえちゃんはちょっとやくざな兄ちゃんと遠いとこへ行きんしゃった。そいでも、ねえちゃんのこつば忘れんったいねえ、これが。
そいでもって侠気もあるったい。山(笠)もかくし、中学挙げて隣り町の中学と喧嘩になった時はこの六平しゃん、喧嘩途中で「祝いめでた」ば歌おうて提案ばして、喧嘩がおおごとになる前にお開きにしんしゃった。「祝いめでた」が出たらどんなに酒が飲み足りなくてもお開きにせないかんらしい。これがまこっと博多気質ったい。
五木寛之の「青春の門」で主人公の父親:伊吹重蔵は仲間が炭坑に閉じこめられたのば助けるため、腹にダイナマイトを巻いてその炭坑に単身走り込み、自分の命と引き換えに仲間ば助けるったい。その時の重蔵の言葉は「バカも利口も命はひとつったい!」この言葉の意味は、重蔵=自分はバカやけん、世の中の為にはあんまし貢献できんばってん、命は利口と同じ一つ貰っとうけん、ここで自分が死んで自分より利口な仲間ば助けることで世の中に貢献するっつう思いたい。博多もんはのぼせもんでお調子者であわてもんやけど命ば賭ける時には賭けるっちゃん。 そげな気風がこのマンガではびんびん感じられるけん、博多に興味ある人は読んでんしゃい!
因みにチューリップの唄に「博多っ子純情」があってこの歌詞がまた泣かせるったい。やけん興味がありんしゃったら聞いてんしゃい。 博多って町は排他的やなくて誰でも受け入れるっちゃん。そげな懐の深さがあるけん僕は好きやねえ。
皆さん、このマンガば読んで博多に。福岡に来てんやい!