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獄中で見た麻原彰晃
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- 本の長さ124ページ
- 言語日本語
- 出版社インパクト出版会
- 発売日2006/1/1
- ISBN-104755401623
- ISBN-13978-4755401626
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登録情報
- 出版社 : インパクト出版会
- 発売日 : 2006/1/1
- 言語 : 日本語
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- ISBN-10 : 4755401623
- ISBN-13 : 978-4755401626
- 商品の重量 : 200 g
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何もかも特殊な世界
2016年7月27日に日本でレビュー済み最近起きている凶悪事件の心理的背景を追いかけたくて手にしてみた。
印象的だったのは、「とにかく被告が持つあらゆる権利をほとんど有していない」というくだりです。
何もかも特別扱い。事件が特殊すぎるがゆえに、被告の扱いも特殊になりえるのか?
例外であるものなのか? それが事実であるのであれば、法治国家において、法的に保護された権利はどこにあるのか?
詐病かどうか?という議論がなされているが、どうせ死ぬのだから詐病という結論を先に出し、
なにをしても許されるという道筋が引かれるのか。。普段知り得ることの出来ない世界を描写したドキュメントである
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虚無的な感じになる本
2020年9月29日に日本でレビュー済み読んでて不思議な気持ちになった。牢獄前の麻原彰晃はよく説法したり、色んな意見を発言してたのに。牢獄後急にある時から裁判官から質問にも答えなくなり。意識あっても何も話さない状態。カオス的な感じになってしまった。面会に来た人麻原彰晃に話しかけても。ウンウンと何回も唱えてるだけで本当にカオス的な状態になってしまった。牢獄室の掃除は大変で排泄物が部屋中に撒き散らし出る状態になっていたの記載されてた。
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後世の人々の評価はどうだろうか
2018年3月17日に日本でレビュー済みつい先日オウム事件の死刑囚が数人東京拘置所から移動されたとの報道があったばかりだ。事件から二十三年が経った。
僕はかつて麻原死刑囚の弟子だったことがある。亡くなった方々、今でもPTSDなど後遺症に苦しむ人がいる。被害者の皆様には本当に申し訳ない。僕自身は事件に関わることはなかったけれど、教団を支えたという道義的な責任はあると思う。
世間の目が麻原の死刑執行にのみ集中しているのは残念である。娘の麗華さん(三女アーチャリー)の発言により麻原には代弁者がいても、麻原の指示で従属的に殺人に加担せざるを得なかった弟子たちには、同じ死刑に服さなければならないにも関わらず、世間に対して発言するものはいない。地下鉄サリン事件では横山死刑囚の担当した車両では一人の死者も出ていない。多数の重軽傷者を出している事から重大な犯罪には違いないが、これまでの裁判では死刑の量刑には殺人事件でなければならなかったはずである。死者が出なかったことは彼の犯行に対する消極性の現れだと思う。また事件の時の運転手の量刑にも結果に基づいた違いがあってよいのではないか。横山さんとは部署も違い、話したこともないが一見して無口で大人しい大柄の男性だった。いつも作業ズボンと外が黒で中がオレンジのナイロンのジャンパーを着ているというイメージしかない。オウム事件の特徴の一つは普通に暮らしていれば、まず犯罪とは縁のなさそうな人たちが多く加担させられていたことだと思う。
本書の主旨は麻原は精神を患っているとして、二審に控訴するための訴訟能力がないことを訴えている。第一部は東京拘置所で衛生夫として麻原の世話をした受刑者の証言。第二部は娘たちによる接見の記録。次女と三女による文章が掲載されている。いずれも自分たちの存在すらないかのように、語りかけるのとは無関係な反応を示している。第三部は弁護側の意見とインタビュー。第四部は資料として控訴審の経過、麻原の精神状態に関する意見書。自分の記憶では、弁護側・検察側双方が精神科医の診断に基づく意見書を提出しているが、ここには弁護側の提出したものが掲載されている。
地裁判決まで時間が掛かりすぎたからか、そのころには世間のオウム事件に対する関心はかなり薄れてしまっていた。麻原の不規則発言からワイドショーは麻原裁判を報道する価値もないと言わんばかりだった。弁護側が控訴趣意書を提出しなかったため、控訴は無効となり二審は開かれなかった。弁護側としては麻原は精神病であるから、裁判に出る能力がない。治療したのちに改めて裁判をやり直すべきだとの考えだった。たしかに、地裁での当事者不在の手続き的な裁判を繰り返すだけなら、二審は無駄なことだったろう。意見書によれば精神科医は現在の麻原を独房による拘禁反応だとしているが、麻原は多くの弟子を独房修行に入れたはずなのに、自分はそれに耐えられなかったのだろうか。自分が主人公の人生でなければ生きる価値もないと思って、すべてを放棄してしまっているとも取れる。しかし刑の執行までは人間である。法治国家としては、これが麻原であるなしに関わらず、また詐病の疑いの有無に関わらず、治療を試みるのは人権を守るものとして当然ではないかと思う。少なくともマスコミやテレビ・ラジオのコメンテーターの発言からは、麻原が通常の意識状態でないことは一般の認識であると感じる。また被害者の方々にとっても、本人がまるで現実を生きていないもうろうとした意識下で、死刑に対する恐怖心も事件に対する反省も起こり得ない状況での処刑は納得のいくものではないはずだ。
精神病・常人・詐欺師・宗教家。このどれがどれだけブレンドされた人格で統合された人物だったのだろうか。自分の人生のキャリアを賭けてまで弟子になった者としては、高裁での麻原の発言にわずかな期待を繋いだものだった。もはやオウムや自分を正当化して欲しくもなかった。むしろ自分を信じてついて来た弟子たちの愚かさを嘲ってくれた方がどんなに気が楽だっただろうか。ただ事実を知りたかった。それはもう望むべくもない。今はせめて司法には正常であってほしいという願いがある。先の横山死刑囚などの再審を求めたい。時が経ちオウム事件が冷めるにしたがって、世論の圧力に迎合した判決だったのではないかとの評価が明確になるだろうし、オウム以外の事件と明らかに違った扱い方をされているように見える場合、事件を知らぬ若者たちに権力による陰謀であったとの宣伝がしやすくなるからだ。
オウムは宗教弾圧の試練を経て、世界を救済する組織になるという予言をしていたために、信徒はマスコミや警察に攻撃されるほど予言が的中していると、より確信を強めてしまう仕組みができていた。そもそも犯罪を犯していた自分たちに原因があるにも関わらず、それを知っているのが実行犯たちだけだったため、不当な弾圧と誤解しあの激しいバッシングの中でも団結し続けることが可能だったのだ。むしろ彼らにとって世間と平等に扱われることは、予言が外れることであり、団結する意味を失うことでもある。オウムの後継組織がまだ活動していることを考えても、長い目で見ればあらゆる点で公平であった方が無難だと思う。もちろんそれは完全に放置してよいということではない。
オウム事件について改めて日本人が裁判制度、マインドコントロール、死刑制度について考える機会にしてほしい。
僕自身はオウムに出会う前から死刑には反対だった。検察も裁判官も死刑判決を出した時点で殺人犯と同じ位置に立ったも同然だと思うからだ。もし冤罪だったとすれば原告と司法による本物の殺人事件だし、僕たち国民も税金を払う形でそれを援助していることになるのである。死刑の冤罪で亡くなった人の命は回復できない。死刑反対派のジャーナリストもまだあまり強調していないのは、自分で死ねない自殺願望者が死刑になるために、殺人を犯すケースが後を絶たないことだ。これは死刑になるための殺人なので、無辜の市民が犠牲になる上に決まって凄惨な事件となる。
オウム事件の当事者側の僕に言えることではないのかもしれない。しかしオウム事件は被害者の方々ばかりでなく、かつての弟子・信徒にとっても求めていた結末ではない。修行者としては不当な弾圧であればこそ、耐え忍ぶことに意義を見出せるが、自分たちが加害者である以上オウムバッシングは正当な非難である。当時の弟子・信徒から見て一連のオウム事件は麻原による明らかな背信行為だったと言える。僕は麻原の判決についてはもう何も言うまいと思う。
麻原からもオウムからも離れてずいぶん経つ。今ここでこの本を読んでもむなしさが残る。弁護側は世の人々の心を打つことができなかった。残念ながら、結果的にこの本は弁護人はやるだけのことはやりましたという、後世に対する言い訳のための記録でしかない。
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現実。
2018年1月21日に日本でレビュー済み驚きの連続でした。ありがとうございました。謎だらけな世界です。
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この異常な状態を皆が知るべき
2018年2月11日に日本でレビュー済みオウム裁判もすべて終了になり、改めてオウム事件とは何だったのかと思い、関連書籍を読んでいます。
この書籍は、2006年に出版されているので、すでに10年以上前の被告人の状態がかかれておりましたが、今まで知らなかった内容に
驚愕しました。
被告人は詐病を疑われているが、本を読んだ内容が真実だとするなら精神的に完全に壊れているとしか思えませんでした。
確かに事件は許されるべきものではないが、書籍に書かれているとおりの「被告が本来有しているはずの権利をほとんど有していない」
状況や、治療がなされない状況というのはいかがなものだろうか。
今からでも遅くないので被告人に治療をうけさせて、事件の全貌を被告人の口から聞けるようにできないものかと思います。
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全く思ってた通りでした
2013年10月10日に日本でレビュー済み本人、家族共に被害者の方達に全く触れないのがオウムらしいです。
何とも思ってない、感じてないのでしょう。それだけです。
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今日のオウムの移送のニュースをみて興味から読んでみました。
2018年3月14日に日本でレビュー済みオウムの一連の事件を起こした人に関心がありこの赤い本をぱっと見て手に取りました。
もう人間的な生活を送れてない麻原さんに驚きました。
このような生活を強いている拘置所は、「重罪人はどうなってもいいんだ」とでも思っているのでしょうか。
治療すれば治るという話も聞いていますので適切なケアが行われことを切に願います。
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★獄中とその裏側で起きていることがよくわかる内容★
2010年9月7日に日本でレビュー済み死刑判決が確定し久しいが、麻原死刑囚の獄中生活がどのようなものかを改めて知ることができた作品。
一般に、関係の裁判が全て終結していないこと、逃亡中の容疑者がいること等で死刑は全てが片付いてからといわれているが、この本を読む限り、もはや麻原の精神状態は普通ではないことが読み取れる。無論、詐病の可能性も拭えず、本書には実子が面会した際の記録も盛り込まれていて非常に興味深い内容になっている。
私は、死刑廃止論者ではないが、獄中で麻原の人権が著しく阻害されている点が残念。抗禁症状を一刻も早く改善させ、獄中で彼が何を唱えているかを広く一般に広めることも法治国家の責務ではないかと愚考する。
ちなみに、麻原は執行されることなく獄中で死を迎えるだろう。
仮に執行されれば、裏にもぐる信者にとって彼の存在は「永遠なる神的存在」となるであろうし、精神を病んで狂い死された方がこの国にとっては好都合だからだといえる。
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