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変種第二号
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2014/3/25
- ファイルサイズ623 KB
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登録情報
- ASIN : B00KID92QC
- 出版社 : 早川書房
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- 発売日 : 2014/3/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 623 KB
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- 本の長さ : 425ページ
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- カスタマーレビュー:
著者について

SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。

1952年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。京都大学大学院文学研究科教授(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『乱視読者のSF講義 (ISBN-10: 433605441X)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
作者自らが、最大のテーマがいちばん色濃く出た作品と評した表題作。
2023年10月5日に日本でレビュー済み『スターウォーズ』みたいなピュンピュンと光線が飛び交う様なスペースオペラは別として、割とSF映画が好きだ。1996年に公開された『スクリーマーズ』という、ちっと変態チックなホラー感アリの映画も結構面白かったのだが、エンドロールでディックの短篇小説が原作だと知ってやや違和感を感じたものだった。
まぁ、もっとも『ブレードランナー』だって『トータルリコール』だって、原作と映画では世界観からして全然異なるので、本作も大幅に改変したのに違いないと思っていた。
何しろ1953年の作品だ。だから、米ソの全面戦争によって地球全土は荒廃したという設定だったりする訳で、映画ではこの辺りは、どこかの惑星での企業と労働者間の争いという設定に置き換えられているという具合だ。
編者あとがきにおいて紹介されているディックの評では、この作品についてこう語っている。
「わたしの最大のテーマがいちばん色濃く出た作品。そのテーマとは、だれが人間であり、だれが人間の見かけをしている(人間になりすましている)だけなのか? 」
その表題作を読んでみると、ディック作品としては案外珍しくもSF・アクション・サスペンスといった趣きのものであって、映画『スクリーマーズ』は割と原作に忠実な作りだったことが知れた。
表題作だけでなく、本書に収録されている短篇たちは、いずれも戦争をテーマにしたものという共通性がある。
1940年代後半から1950年代前半に書かれたこれらの短篇は、第三次世界大戦や核戦争パラノイアに取り憑かれた当時の時代性もあり、戦争の影響、特に戦後の荒廃した世界を舞台にしたものが多い。また、タイムトラベル、並びにロボットなどの非人類を題材とすることもディック様のお得意で、それらの舞台装置を散りばめながら、何が真実か、本当のことは何かといった謎の多い全9篇が楽しめる傑作選だ。
個人的には、『歴戦の勇士』、そしてやはり『変種第二号』が面白かった。
尚、『ゴールデン・マン』は、2007年に『NEXT-ネクスト-』というタイトルで映画化されているが、大幅に改変され、殆ど原形を留めていない様だし、そもそも主演がニコラス・ケイジなのであまり観る気にはなれないのが正直なところだ。
収録作品
『たそがれの朝食 Breakfast at Twilight』
『ゴールデン・マン The Golden Man』
『安定社会 Stability』
『戦利船 Prize Ship』
『火星潜入 The Crystal Crypt』
『歴戦の勇士 War Veteran』
『奉仕するもの To Serve the Master』
『ジョンの世界Jon’s World』
『変種第二号 Second Variety』
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読む進むほどにワクワクします。
2021年5月20日に日本でレビュー済みこれまで、この作者の本はあまり読んでいませんでした。
本書は読み進めるほどに、入りこむことができました。
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AI兵器時代を予見する名作
2019年9月23日に日本でレビュー済み色褪せないばかりが、今こそ読まれるべきディックの慧眼。特に表題作はAI兵器時代を予見している。ラストがまた恐ろしい。
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〈本邦初訳〉は『戦利船』一篇だけだが…
2014年3月22日に日本でレビュー済み『アジャストメント』
『トータル・リコール』
『変数人間』
に続く大森望氏による新編集〈ディック短篇傑作選〉の第4集。
[収録作品]は以下九篇。
「たそがれの朝食」
「ゴールデン・マン」(映画化名「NEXT―ネクスト―」)
「安定社会」
「戦利船」
「火星潜入」
「歴戦の勇士」
「奉仕するもの」
「ジョンの世界」
「変種第二号」(映画化名「スクリーマーズ」)
何回も過去のディック短篇集を飾って来た『戦争テーマ』の名作ばかり。
唯一篇「戦利船」(大森望訳"Prize Ship"1954年)のみ本邦初訳である。
編者あとがきの大森氏の解説を引用する。「太陽系評議会が拿捕したガニメデ人の新型実験船。それは、地球人たちを思いがけない世界へと導いた…。数あるディック作品の中でも極北に位置するバカSF。結末で明かされるメイン・アイデアはともかく、それを先行作品に無理やり結びつける趣向は独創的としか言いようがない。ふつうの作家は思いついても書きません。ある意味、最高にディックらしい短篇かも。マニアなら、これ一作を読むためにでも本書を買う価値はある――かどうかはよくわからない。」
たいへんな賛辞ではありませんか!?で、ワタクシはこれからその短篇を読むのであります。わくわく。
注意
『戦利船』を読む際「おバカSFを面白ろがってやろう!」という気持ちが無いと「面白く」ありません。念のため(笑)。
尚、全6巻でディックの全短篇約120篇のうち半数の60篇余を収録する予定らしいのだが、皆さん『質や完成度はともかく』全短篇を読みたいですよねえ。その為にも「重複買い」でも是非買っていただきたい。(出来れば二冊(笑))
売れ行きさえ良ければ、7巻8巻…と続巻が出て全短篇読破も夢ではない。かもしれない…。
フィリップ・K・ディック全中短篇速見表発表順3
※作品通しNo-題名-発表年-収録短篇集No.(未:短篇集未収録)
●収録短篇集リストは「人間以前」のレビューにあります。
110A,Lincoln,Simulacrum1969 未訳
111電気蟻1969 2b.20.
112時間飛行士へのささやかな贈物1974 2b.17.24.
113人間以前(まだ人間じゃない)1974 17.25.
114出口はどこかへの入口1979 8.21.
115凍った旅1980 8.20.
116Chains of Air,Web of Aether1980 未訳
117ラクタヴァーラ事件(ラウタウァーラの場合)1980 24.
118猫と宇宙船(異星人マインド)1981 22.
119死にまつわる奇妙な記憶(不思議な死の記憶)1984 9.
120A Terran Odyssey1987 未訳
121安定社会1987 15.23.
122欠陥ビーバー1987 9.25.
123シビュラの目1987 16.25.
124ミスター・コンピューターが木から落ちた日1987 9.
125さよなら、ヴィンセント1988 20.
126ジョー・プロタゴラスは死なずに地球で生きている1992 未
※作品通しNo-題名-発表年-収録短篇集No.(未:短篇集未収録)
全短篇読破も現実味を帯びて来るでしょ(笑)。
37人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中3つ
面白い作品とそうでない作品の落差が大きいかな…
2014年11月15日に日本でレビュー済みハヤカワ&大森編纂版、ディック短編集の第3弾。 戦争をテーマにした9編を収録。
9編あれば当たりもあるし、外れもあるな…が正直な感想。
最後の数ページで無理やりオチをつけた感があるんですよね…それも複数の作品で。
その中で…
・火星潜入:SFテイストのミステリ(逆かな?)。
オチは早く分かってしまいますが、その過程もしっかり読ませます。
・歴戦の勇士:タイムパラドックス物。過去を変えちゃうと…そこに至るまでの
ミステリ感と共に読ませます。
・奉仕するもの:これもSFテイストのミステリ。過程とオチの落差が良。
・変種第二号:映画化もされた一作。本短編集の中で一番読ませます。
話も良(オチは読めるけどね。そこまでの過程がしっかり描けている)
絵も浮かぶ、人物造形も良…とこれだけなら星4~5の名作。
…の4本は個人的に当たりでした。
最後に。評点、本当は3.5なんだけど、1点刻みなので3点で。
個人的な満足度(1,020円+税の価値があるか)とご理解ください。
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みんな気がつかなかった。たそがれは前からそこにあった。
2015年1月4日に日本でレビュー済み冒頭の「たそがれの朝食」はストレートで分かりやすく勢いのある作品で、ディック入門向けの名作です。
巻末の「変種第2号」は冒頭作品同様戦争をあつかった作品ですが、そこに「人間なのか機械なのか」というディックの永遠のテーマが前面に描かれ、実にサスペンスフルです。
本作品集では、戦争を扱ったものを集めたとのことですが、「変種第2号」以外にも人間に似た人間でないもの(アンドロイド、ロボット、超人類など)を描いた作品がいくつか含まれ、作品集全体を通してデッィクの持つ人間でないものに対する不安感のようなものがひしひしと伝わってきます。
全体としてなかなか良い作品集になっていると思います。
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ゴールデンマンが面白い
2014年6月30日に日本でレビュー済み1953年から56年にかけて発表したもの8編と1987年発表の1編の9編を収録。
本邦初約が1編と新訳2編が含まれます。
ゴールデン・マンは新訳なのですが、随分と面白い話で、旧訳と読み比べてみたい気もします。
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