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子どものこころの発達を知るシリーズ10 ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち: 子どもが社会から孤立しないために
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■発達障害のある子どものゲーム、ネットとのつき合い方を知る
■機器ではなく、内容から子どもが何をしたいか考える
■ICTから遠ざかる支援よりも、利用してリテラシーを身につける
■「やめさせる」「取り上げる」はさらに反感を強める対応
■ネットやゲームの約束は子どもには守れない
■ゲームとお金の関係を理解する
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社合同出版
- 発売日2021/1/27
- 寸法15 x 1.4 x 21.1 cm
- ISBN-104772611533
- ISBN-13978-4772611534
ご請求額:¥18,040
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商品の説明
著者について
児童精神科医
愛知県医療療育総合センター 中央病院子どものこころ科(児童精神科)部長
あいち発達障害者支援センター副センター長
ほかにNPO法人日本ペアレント・メンター研究会副理事長、日本児童青年精神医学会代議員などを担当。
愛知県を中心に発達障害のある児童青年の臨床に長年携わっている。
登録情報
- 出版社 : 合同出版
- 発売日 : 2021/1/27
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 240ページ
- ISBN-10 : 4772611533
- ISBN-13 : 978-4772611534
- 商品の重量 : 340 g
- 寸法 : 15 x 1.4 x 21.1 cm
- 全11冊中10番目の本 : 子どものこころの発達を知るシリーズ
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 57,466位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 子供と青少年の健康 - 45位
- 教育・学参・受験 (本) - 6,714位
- カスタマーレビュー:
著者について

児童精神科医。
愛知県尾張福祉相談センター児童専門監。
あいち発達障害者支援センター副センター長、愛知県医療療育総合センター中央病院子どものこころ科などを兼務。
日本自閉症スペクトラム学会 副会長 編集委員長
日本青年期精神療法学会 理事
日本児童青年精神医学会 代議員ほか。
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日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
大人の関与と理解と約束と
2024年1月9日に日本でレビュー済みゲーム依存という言葉が登場して久しいが医学的な視点で中立な総論を読んだことはなかった。著者はゲームに一家言あるようでそちら側からの意見であり、ひいてはゲームをやる子供側からの意見を汲んでいて新鮮である。
冒頭からは現在の子供を取り巻くゲーム事情、発達障害がある場合のゲームとの関連、ネットゲームの弊害、どのようにうまくゲームと付き合うか、などが様々な研究を元に解説される。
ゲームのやり過ぎに対してやめさせるために取り上げるという行為はまずいやり方であるようだ。親子関係は悪化して子供からの信頼も揺らぐ。
自閉スペクトラム症の場合、非言語コミュニケーションが難しいと言われるがゲームでは言葉を介したコミュニケーションが多いため、比較的理解しやすいようだ。またSNSにおいても友人関係の質が高いという研究もあるようで、言葉を介するのは肝かもしれない。しかし止める段になるとなかなか終われないという難題もあるp80。
ADHDの場合でもネットやゲームにはメリットとデメリットがある。ADHDでは不注意が問題になることが多いがゲームではむしろ過集中が問題になるという。またネットにおいては衝動性によって無駄な買い物をしたり危険なサイトに繋がりやすいこともある。メリットとしてはネット上には様々な情報が散りばめられていて雑然としているので、ADHDの人にとっては居心地が良い。またスマホがあれば自分の予定を書き込んでリマインダーとして利用でき、ADHD特有の不注意な側面を補える。
暴力的なゲームが子供の攻撃性に影響するかについては、影響する、しないどちらとも研究結果があり、まだどちらとも言えないようだ。本書では研究の詳細について記載はなくもう少し詳しく知りたかった。本の末尾には文献リストがありそこから辿るしかない。2016年のEtchellsらの研究では8,9歳の子供で撃ち合いのゲームをやった結果、行為障害や抑うつが現れるかどうかを15歳になった時点で検証した。結果としては行為障害に関連するエビデンスは弱く、暴力に繋がるのではないかという仮説を裏付けるには十分でなかった。ただしEtchellsらはゲーム内容の暴力性のレベルや家庭内でのゲーム事情を把握しきれていないため検証自体不十分だったことを付記している。
2018年のPrescottらの研究は大規模でより精度が高い。オーストリア、カナダ、ドイツ、オランダ、日本など24の研究をメタ解析していて、17000名8歳から19歳のデータを検証している。結果は暴力的なゲームは身体的な攻撃性に陥る時間を増加させたという。
2022年に出されたWHOによるICD-11ではゲーム症が新たに追加され4つの項目を全て満たす場合に当てはまり、ゲームの開始終了などがコントロールできず他の日常生活よりゲームを優先する、問題があっても続ける、個人や社会、学業、職業において機能障害を起こしている場合である。
ちなみに本書には掲載されていないがエジプトの大学生800名を対象にした研究(2023年)ではより若い年齢からゲームを始める、1日2時間以上ゲームをし、3時間以上ゲームのことを考えているとウェルビーイングが低下するという結果だった。
本書ではゲームへの嗜癖についても言及していて、うつや不安との関連があることを述べているが、そもそも嗜癖がうつの原因なのか、嗜癖がうつの結果なのかは見極めが難しいとする。家族における両親の問題や離婚がゲーム嗜癖に陥るリスクを高め、またうつやASD、ADHDがリスクを高めるという研究もあるようだ。またゲームのタイプとしては多人数が同時に一つのロールプレイングゲームを行う場合にリスクが高まる。
ゲームと学力についてはゲーム時間が1時間以内であればむしろ進学実績が良いという結果もある。これは子供側に自分の決めたルールがあったことが効果をもたらしたと解釈している。自分からうまくゲームを止められる主体性が重要なのかもしれない。一方、そこには親の関与も欠かせないようだ。子供は基本的に約束が守れないため、親が子供と相談しながら約束を作っていく。約束の作り方はp137から詳しい。宿題をやってからゲームをやるは宿題を短縮しようとして身にならないし宿題が嫌いになる。また大人がゲームの魅力を知り、そのことを子供が知っていることも重要であるという。子供が見ている世界に立つことでゲームの利点や子供の優れた一面に気付くことができるようになる。
大人が子供のゲームやネットに十分関わる余裕がある場合は子供にやらせても良いという。しかし年収と子供のスマホ保有の関係は年収が高ければ高いほど保有が増えるわけではなく、年収が低くてもスマホ保有が増える。親が子供に関われないほど忙しい家庭では子供にスマホを持たせるしかない状況があるのではないかと推測している。
ゲームが生活に入り込んでしまったらもう取り除くことは難しい。取り上げてしまったら親子間の関係は悪化して子供からの信頼は揺らぎ禍根は根深くなる。そうならないためにゲームを理解して、約束が疎かになっていたら早めに子供と相談する必要があるだろう。
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わかりやすいし参考になります
2024年8月31日に日本でレビュー済み吉川先生の講演をききましたが、この本でもわかりやすいです。
ゲームに対する考えが変わるかもしれません。
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怖い時代になるかも
2021年7月18日に日本でレビュー済みゲーム中毒気味の子供の夏休みのレポートに、ゲーム中毒について調べてみたら?と持ち掛けていくつかの本を購入しました。その際にこの本のレビューにコロナでゲームも出来ないんじゃ、どうしたらいいんだと星1評価をみつけましたが、コロナで外出できない時の選択肢がゲームとネットだけなの?というのが怖いと感じました。それって、今回うちら親子が研究しようとしている事だよなと背筋が寒くなりました。内容についてはうちの子供にはまだ、難しいかなと思うようなしっかりとした本でした、敬意をもって読ませていただきます。
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詳しい
2024年9月13日に日本でレビュー済みゲームのことがいっぱい書いてあった。著者がいっぱいゲームで遊んでいるのだろう。
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結局どうすれば良いか答えはなかった
2022年1月5日に日本でレビュー済みうちには家族に対して執拗にゲームを強要してくる自閉症の男の子がいます。この本を見つけて藁をも縋る思いで購入しました。
「大人がゲームを嫌いだと思わせてはいけない」という文に、ショックを受けました。
一貫してゲームは万人が面白いと思う前提で書かれており、大人がゲームに関して拒絶する権利はゼロなのかなと思ってしまいました。
研究が進んでおらずハッキリ明言できることが少ないのも理解できますが、「研究が進んで無くてどうしたらいいかまだ分からないということを実感する為」にこの本を手に取ったわけではありません。もう少し具体的な例が欲しかったです。
特に発達障害とゲームに関する情報が期待していた程ではありませんでした。児童精神科医は少なく、頼れる医師を見つけるのも一苦労なので本に頼りましたが再び路頭に放り出されたような感覚です。
発達障害者の家族にもそれぞれの人生がある、という視点で支援の仕方を考えることはまだまだ難しいのでしょうか。
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研究用に購入
2023年4月16日に日本でレビュー済み
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ゲームについての基礎的な知識
2021年2月7日に日本でレビュー済みこれまでの「ゲーム依存」の本は、「治療する立場」から書かれたものが多かったと思います。
著者は、「治療者」であると同時に「ゲーム好き」であり、両方の立場を行き来しながら書かれているのが特徴と思います。あらゆる依存症は「当事者が治ろうと思わなければ治らない」ので、「治療する立場」だけだと子どもたちは「わかってもらえていない」と感じ、どうしても現実的な回復につながりにくいです。この本は著者の"ゲームへの愛"を背景に、「ゲーム依存になっている子どもたちの世界に入れてもらう」ことを目指していると思いました。そのため、「ゲームについてきちんと知り」、「大人はゲームが嫌いだと思われないようにする」ことを重視しています。ゲーム依存の子どもの気持ち――特に"ゲームの魅力への抗いがたさ"――がわからないと、子どもたちの同伴者になれず、彼らの回復を手伝うことは難しいです。
この本は、ゲーム依存から回復するための王道を示した本だと思います。おススメです。
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皆に勧めたい
2021年2月23日に日本でレビュー済みICT と聞いて何のことだかわからないはこの書籍を読んだ方が良いだろうと思う。信用できる臨床家による信用できる内容の書籍でしかも、超絶的にわかりやすい。
子どもがいる全ての人に勧めたい
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