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なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)
☆★2024年 年間ベストセラー1位(新書ノンフィクション/日販・トーハン・オリコン調べ)☆★
☆★第2回書店員が選ぶノンフィクション大賞2024 受賞☆★
☆★紀伊國屋じんぶん大賞2025 3位 キノベス!2025 5位☆★
◎テレビ朝日『大下容子!ワイドスクランブル』で特集されました(2024年9月20日)
テレビ、新聞、雑誌、ネットメディア、ラジオ、ポッドキャストなどでのメディア出演、紹介多数!!
【人類の永遠の悩みに挑む!】
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。
「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。
自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。
そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
【目次】
まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
序章 労働と読書は両立しない?
第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代
第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代
第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中
第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950~60年代
第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代
第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代
第七章 行動と経済の時代への転換点―1990年代
第八章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代
第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代
最終章 「全身全霊」をやめませんか
あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
【著者略歴】
三宅香帆(みやけかほ)
文芸評論家。
1994年生まれ。
高知県出身。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。
著作に『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術―』、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』、『人生を狂わす名著50』など多数。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2024/4/17
- 寸法10.6 x 1.3 x 17.3 cm
- ISBN-104087213129
- ISBN-13978-4087213126
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出版社より
登録情報
- 出版社 : 集英社
- 発売日 : 2024/4/17
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 288ページ
- ISBN-10 : 4087213129
- ISBN-13 : 978-4087213126
- 商品の重量 : 1 g
- 寸法 : 10.6 x 1.3 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 3,155位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について

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スマホやインターネットの過度な情報こそノイズである
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
若い人ほど面白く感じるかも
2026年6月7日に日本でレビュー済み自分が産まれる前の世代がどんな価値観で育ってきたかを、それぞれの時代における読書の役割から見るのは新鮮で、とても面白かった。
現代~未来における読書の在り方を深く考えさせられる内容で、読後はまるで映画を1本見たあとのような満足感があり、私の人生における大事な一冊になりました。
著者の「こういう時代になって欲しい」という思いは伝わったが正直なところ納得はできず、今後の読書の立場を時代の変化とともに観察していこうと思います。
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ウェルメイドで毒っ気がない
2026年7月15日に日本でレビュー済み三宅香帆さんの本を4冊程、購読しましたが、このレビューの表題通りの印象です。
精確な引用でなくて申し訳ないのですが、評論家の大塚英志さんが又吉直樹さんの
火花が芥川賞を取った時、昔の文学は犯罪予備軍のような人間が犯罪を起こす
代わりに本を書いたような作品があって、だから毒っ気があった。つまり、
ホワイト化の波が文学にも押し寄せているといった大意の事を云っていましたが、
そういう文脈で現れた、ホワイトでウェルメイドなものが受けられ易い時代の
批評家が三宅さんなのかなぁと想いました。
三島由紀夫の援用ですが、文学に「悪の突き抜ける感じ」を求めている私からすると
若干、物足りないというか、もっとカオスでダークサイドに踏み込んだ本が
読みてえなぁ…と想ってしまう部分はありますが、それは三宅さんに求めるものでは
ないんでしょうね。
非常に魅力的な方なのでこれからも話題になるのは間違いないとは想います。
ただ、三宅さんの本は、過去に書かれたレビューを纏めたものが多いので、ある程度の
分量の論考が書かれている本書が三宅さんの本で一番読み応えがありました。著者の本
を話題になっているし何か一冊読んでみようかな…と想っている方に本書はお勧めです。
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読書とはノイズである 世界はノイズに溢れている
2026年4月4日に日本でレビュー済み私の場合、働いているからといってそこまで本が読めなくなるということはなかったため、なぜ読めなくなるのかその答えが欲しいわけではなかったのですが、本書がなぜそこまで売れているのか、それが知りたくて今更ながら読んでみました
なるほど、今なら本書がこれほど多くの読者を得た理由が分かります
まず著者の三宅香帆さん、非常に勉強されています
本書における著者のスタンスは、これまでに発表された様々な文献を引用しながら、誠実かつ丁寧に読みやすい文章で語りかけるように著述されており、その内容も「なるほど」と納得性のあるものとなっています
そして、近代以降の日本人の働き方と読書の関係を紐解き、最終的にどういう働き方であれば、人間らしく労働と文化を両立できるかとの終着点に導いていきます
明治時代にはすでに自己啓発書が流行していた、大正時代には国力向上のために全国に図書館が増設され、エリートの教養として爆発的に読書人口が増えた、大正末期には書斎の美観を意識して文学全集が大流行、1950年代には紙の値段が高騰し文庫が普及、1970年代には司馬遼太郎の立身出世の物語がベストセラーとなり通勤電車で文庫本を読む風景が根付く、そして今まさに言われている若者の読書離れは1980年代にはすでに常識化すると同時に、娯楽として本の売れ行きのピークを迎える、といった時代の流れを追いながら、日本人の読書に対する向きあいかたと、当時流行した本などが紹介され、1960年代後半生まれの私としても、言われてみると確かにそうだったな、と感心しきりです
2025年新書大賞も納得の良書ですね
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全身で働く人は悪ですか?
2026年7月12日に日本でレビュー済み前半から終盤の歴史を俯瞰したまでは興味深い。ただ最終章が個人的にはがっかりした。
べき論が強くて押し売りに感じた。
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題名の主題と題名がつながる『なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)』
2026年8月18日に日本でレビュー済み『なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)』。題名には「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が並び、題名に示された主題を扱う本だと分かります。
紹介文も確認しつつ、まずは題名の主題が求めている内容と合うかを見極めたい一冊です。
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意志の問題ではなく構造の問題だった
2026年7月29日に日本でレビュー済み結論
=本が読めなくなるのは個人の意志の問題ではなく構造の問題だった、と整理がつきます。読後に残るのが罪悪感ではなく方向性なのが良いところです。
【核心の一文】
あなたの文化は労働に奪われている、という趣旨の一文で、もやもやしていたものに名前がつきました。仕事に全身を投じていると本が読めなくなるのは、自分の集中力が落ちたからではなく、そういう働き方の構造がそうさせている、という整理です。
【論証の仕方】
明治から現代までの読書史を辿って論証していく構成なので説得力があります。黙読の誕生、西国立志編のベストセラー化、自己啓発書の隆盛と、読書のかたちが労働のかたちに引きずられて変化してきた過程が具体的でした。
【個人的に刺さった点】
子育てをしながら働いている身として、育児と労働の両立についての指摘が刺さりました。フルタイムで働く男性が育児に関わろうとすると育児休業を取れと言われるが、育児は子どもが家を出るまで十数年以上続くもので、労働と育児を両立させる働き方の正解はいまだに提示されていない。読書の本を読んでいたはずが、自分の生活そのものの話になっていました。
【提案】
著者が出す半身コミットメントという提案が良かったです。全身で働くことをやめて半分にする、余白を確保する。精神論ではなく社会の設計として語られています。
【まとめ】
AIが仕事を奪うと言われる時代に人間が生きる意味とは何か、という問いから始まるのも、いま読むのにふさわしい本だと思います。
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労働観、人生観への鋭い切込み!
2026年8月4日に日本でレビュー済み著者は、大変な読書家で、本書は膨大な資料・著作を読み込み書き上げています。政治的・社会的背景を歴史的に分析して「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」について述べています。ネタバレになるので、結論は書きませんが、私は大いに納得しました。著者のいうマインドセットの変え方、読書のための時間・場所の作り方は、私の生活というか、価値観を変えました。現在では、少しずつですがノイズのある読書を楽しめるようになってきました。
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おもしろい
2026年7月6日に日本でレビュー済み少し本の内容は難しいところもあるけど、なぜ働く人が本を読まないのかについて歴史からアプローチするのがおもしろい
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