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著者の本をもっと見つけたり、似たような著者を調べたり、おすすめの本を読んだりできます。

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ユング関係では必携の書だと思います。
全体を一度に見るのではなく、興味をもった部分部分を読んでいくだけで、精神の見えない影を推理していく、そんな感覚で読める本です。
個の深層心理を追求したフロイトと集団的な深層心理を追求したユングの違いがよくわかる著作である。「あ、フレイザーだ」と思わせる記述があったり、古代から受け継がれてきた伝説や神の持つ意味の変遷が記されていたり。読みようによっては、文化人類学や比較宗教学の著作を読んでいるような気にさせらる。図版も豊富で、この文庫版の編集に携わった人達の並々ならぬ熱意も感じさせられる、文庫としては素晴らしい編集でる。訳者や他の人のレヴューにもあるが、今一つユングの主張が掴みにくい面もあるが、文化や宗教に興味がある人も読むことが出来る良書であると言えるだろう。ちくまさん、せっかく良い文庫をたくさん出しているのだから、この本も品切れ状態にせずに増刷してくださいよ。
絶版になっているようだが、ここまで誤訳がひどいと背信行為。
絶版にしたのは筑摩書房の良心だと思う。
そもそも翻訳者は、まったくユング心理学を理解できていないとしか思えない翻訳。
この『Symbols Of Transformation 』はユングがシンボル解釈で最重要と位置づけた文献なので残念。
恐らく私がもともと世界史や古代史に関心が強いことも幸いしたのだと思いますが、20代でこの本に出会った時むさぼり読み、何か「生きる勇気」をもらえた本なのですね。特に最後の方(下巻になってしまいますが)で語られる「犠牲」に関わる部分、どうにも忘れがたい思いを持っています。
解説で秋山さとこ氏も述べているが、この本は茫洋として掴み所がない。わたくしも数回読んで見たが、同じ印象を持った。大量の神話、絵画、宗教譚が引用され、神話的世界が語られるという内容である。教科書的な解説は以下の通りである。のちに統合失調症を発症する、ある女性の日記を対象に、ユングがその妄想、幻想の源泉を別の素材から探してくるというものだ。そのように分析されたからといって治療に結びつくわけでもなさそうだが、ユングは前もって日記が手に入っていれば発症を阻止する方法はあると言っている。
とにかく読者はこの太古の世界の描写にただ唖然とするばかりである。ユングは、人間の妄想や幻想というものが、個人の特殊体験に基づくものではなく、彼のいう集合無意識、すなわち神話的世界の中にすでに広くみられており、それはその妄想をみている人間があらかじめ知っていることなく出現する、つまり、種としての共同の記憶の中に存在するものである、と言いたいのであろう。
しかし、精神分析学の本というより、何やら宗教学や文化人類学、考古学の本を眺めているような印象にとらわれる。正直言ってわたくしにはこの本は評価不能だ。読み返す度にその巨大な神話的世界に圧倒され、その前で立ち尽くすのみである。ユングの主著のひとつだが、たとえば「タイプ論」とは雲泥の差がある。ある意味怪書といえる。