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滅びの前のシャングリラ (単行本)
なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」
一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか――。
圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。
- 本の長さ334ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2020/10/7
- 寸法13.2 x 2.1 x 19.1 cm
- ISBN-104120053407
- ISBN-13978-4120053405
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出版社より
商品の説明
著者について
滋賀県生まれ。2006年、「小説花丸」に「恋するエゴイスト」が掲載されデビュー。以降、各社でBL作品を刊行。17年非BL作品である『神さまのビオトープ』を刊行し高い支持を得る。20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。本作が受賞後第1作となる。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社
- 発売日 : 2020/10/7
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 334ページ
- ISBN-10 : 4120053407
- ISBN-13 : 978-4120053405
- 商品の重量 : 324 g
- 寸法 : 13.2 x 2.1 x 19.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 30,161位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 文学・評論 (本) - 2,571位
- カスタマーレビュー:
著者について

【凪良ゆう(なぎら・ゆう)】
京都市在住。2006年にBL作品にてデビューし、代表作に21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。17年非BL作品である『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。その他の著書に『汝、星のごとく』など。

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カスタマーレビュー
お客様のご意見
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世界が終わる。ようやく僕らは自分らしく生きている。
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
繊細な感情がたくさん
2025年3月3日に日本でレビュー済み久しぶりに自分の過去を思い出し感情を揺さぶられた気がしました。
素敵なストーリーでした。何度も読みたいです。
4人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中4つ
おしまいの掌編二本が、とても良かったです。
2026年6月9日に日本でレビュー済み「シャングリラ」「パーフェクトワールド」「エルドラド」「いまわのきわ」の短編四本で構成された本編は、正直、いまいち微妙な感じでした。江那(えな)ファミリーが主役となる最初の三つの短編に対して、別の人物が主人公を務める四番目の「いまわのきわ」が異質で、作品全体の焦点がぼやけているように感じたからです。
でも、最後に置かれた特別掌編二本、「イスパハン」と「ニューワールド」の読み心地がとても良くて、救われた気持ちになりましたね。
同じ場面を、二人それぞれの視点から描いたスケッチ風の姉妹編。ほんのりとした温かさと甘さ、透明感のある切なさが同居しているみたいな味わいは、胸に沁みましたわ。
4人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中5つ
ほのかに灯るシャングリアは消えることはない。
2026年5月30日に日本でレビュー済み「1か月後、小惑星が衝突して、地球が滅ぶ」らしい。そんな中で、それぞれがただそれぞれの生き様を生きる。彼らの生き様は淡々としているようで「タフでなければ生きて行けない。優しくなければ生きている資格がない。」という呟きを思い出させる。そして、それぞれの生き様にほのかに灯るシャングリアは地球が滅んでも消えることはない。これは、そう確信する感動を与えてくれます。恩田陸と並び「流浪の月」「汝、星のごとく」で本屋大賞を2度受賞した凪良ゆうの感動作です。
2人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中3つ
派手さよりも静かな余韻がある。1ヶ月後に世界が滅ぶ派手な設定にも関わらず、優しい読後感がありました。
2026年6月24日に日本でレビュー済み「終末のフール(伊坂幸太郎 著)」や「旅のラゴス(筒井康隆 著)」等の終末モノが好きで手に取りました。
「1ヶ月後に小惑星の衝突で地球が滅亡する」と発表された世界を舞台にした、連作短編形式の長編小説です。残された時間のなかで、それぞれに事情を抱えた5人の人物の視点から物語が綴られていきます。
文章にクセがなく、一人ひとりの章がテンポよく進むのでスラスラ読める。境遇も年齢もバラバラな5人の章が緩やかにつながっている構成で、ページをめくる手が止まらないタイプの本です。
終末モノによくある派手な描写よりも、滅びを前にした人々の選択や関係性の変化に焦点が当たっており、しんみりする場面も。
個人的には、心理描写や絶望感がもう少し深く突き刺さってきてもよかったかな、と感じました。「もうすぐ世界が終わる」という極限状況のわりに、登場人物の内面の揺らぎや命が軽やかに描かれているため、ヒリヒリした緊張感やどん底の感情を期待していると物足りなさが残るかもしれません。逆に言えば、読み手を疲れさせない優しい本なので好みが分かれるポイントだと思います。
この作者の他の作品も読んでみたくなりました。

「終末のフール(伊坂幸太郎 著)」や「旅のラゴス(筒井康隆 著)」等の終末モノが好きで手に取りました。
「1ヶ月後に小惑星の衝突で地球が滅亡する」と発表された世界を舞台にした、連作短編形式の長編小説です。残された時間のなかで、それぞれに事情を抱えた5人の人物の視点から物語が綴られていきます。
文章にクセがなく、一人ひとりの章がテンポよく進むのでスラスラ読める。境遇も年齢もバラバラな5人の章が緩やかにつながっている構成で、ページをめくる手が止まらないタイプの本です。
終末モノによくある派手な描写よりも、滅びを前にした人々の選択や関係性の変化に焦点が当たっており、しんみりする場面も。
個人的には、心理描写や絶望感がもう少し深く突き刺さってきてもよかったかな、と感じました。「もうすぐ世界が終わる」という極限状況のわりに、登場人物の内面の揺らぎや命が軽やかに描かれているため、ヒリヒリした緊張感やどん底の感情を期待していると物足りなさが残るかもしれません。逆に言えば、読み手を疲れさせない優しい本なので好みが分かれるポイントだと思います。
この作者の他の作品も読んでみたくなりました。
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状態良し
2026年5月29日に日本でレビュー済み割と綺麗な状態でした。到着も早かったです。ありがとうございます。
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頁を捲るのがもったいないくらい楽しかった作品です。
2026年3月23日に日本でレビュー済み汝、星のごとくでこの作者の作風にはまりました。
美しく、かつ厳しい心理描写は読む者の心を鷲掴みにします。
今回の作品は世界終焉という筆者には珍しいSF設定だったんですが、その中心理描写は本当に面白かったです。
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世界が終わる。ようやく僕らは自分らしく生きている。
2026年5月30日に日本でレビュー済み表紙や帯を見ると『滅びの前のシャングリラ』は終末小説のようですが、実際には「世界が終わる話」そのものよりも、「人がどう生きるか」「自分とは何か」を掘り下げる小説なんですよね。
だから文章はかなり読みやすいのに、読後や読書中に引っかかるものが多い。
帯にある
世界が終わる。ようやく僕らは自分らしく生きている。
という言葉も、一見すると分かりやすいのですが、考え始めると難しい。
「なぜ世界が終わる直前になって初めて自分らしくなれるのか」
「普段の人生では何に縛られているのか」
「自由になることは幸福なのか」
という問いが潜んでいます。
滅びの前のシャングリラは、ストーリーを追うだけなら流し読みでも進められますが、本当の面白さは人物たちの心の変化にあるので、最初にざっと読んでからもう一度読み返すのはむしろ良い読み方かもしれません。
特に作者の 凪良ゆう は、人間の孤独や居場所のなさを書くのが非常に上手い作家です。世界滅亡という大きな設定も、実は「人間を照らすための装置」として使っています。
読んでいて「読みやすいのに難しい」と感じるのは、文章が難解だからではなく、
登場人物の気持ちが単純ではない
善人・悪人で割り切れない
自分自身のことを考えさせられる
からだと思います。
読み返しながら、「この人は何を恐れているんだろう」「何から自由になりたいんだろう」と考えると、最初の流し読みでは見えなかったものが結構見えてくる作品です。


表紙や帯を見ると『滅びの前のシャングリラ』は終末小説のようですが、実際には「世界が終わる話」そのものよりも、「人がどう生きるか」「自分とは何か」を掘り下げる小説なんですよね。
だから文章はかなり読みやすいのに、読後や読書中に引っかかるものが多い。
帯にある
世界が終わる。ようやく僕らは自分らしく生きている。
という言葉も、一見すると分かりやすいのですが、考え始めると難しい。
「なぜ世界が終わる直前になって初めて自分らしくなれるのか」
「普段の人生では何に縛られているのか」
「自由になることは幸福なのか」
という問いが潜んでいます。
滅びの前のシャングリラは、ストーリーを追うだけなら流し読みでも進められますが、本当の面白さは人物たちの心の変化にあるので、最初にざっと読んでからもう一度読み返すのはむしろ良い読み方かもしれません。
特に作者の 凪良ゆう は、人間の孤独や居場所のなさを書くのが非常に上手い作家です。世界滅亡という大きな設定も、実は「人間を照らすための装置」として使っています。
読んでいて「読みやすいのに難しい」と感じるのは、文章が難解だからではなく、
登場人物の気持ちが単純ではない
善人・悪人で割り切れない
自分自身のことを考えさせられる
からだと思います。
読み返しながら、「この人は何を恐れているんだろう」「何から自由になりたいんだろう」と考えると、最初の流し読みでは見えなかったものが結構見えてくる作品です。
3人のユーザーが役に立ったと感じていますフィードバックを送信中...フィードバックを送信中...参考になったフィードバックをお寄せいただきありがとうございます。申し訳ありませんが、投票の記録に失敗しました。 もう一度お試しくださいありがとうございます。数日中に調査いたします。申し訳ありません。このレビューを報告できませんでした。 もう一度お試しください - 星5つ中5つ
ディザスターものと家族愛は相性がいい
2024年10月28日に日本でレビュー済みなぎらゆうさんのディザスターものはこうなるのか!と面白く読んだと同時に
やはりこういう災害ものって、家族愛とものすごく相性がいいなあと感じました。
ハリウッド映画の災害ものは100%といってもいいほど家族の再構築、人間関係の再構築と結びついています。最後は破滅してしまう2012という映画でさえそうです。
これは、極限にまで達した時の人間がいかに弱く、団体で生きる生物なのだということを表しているとも思えます。それは本能でみんな感じているからこそ、
ディザスターと家族愛の相性がぴったりで、難なくするりと読めてしまうんですよね。
この小説は家族愛を再構築する息子、彼女、ヤクザな父さん、破天荒な母さんという
関西ノリ(広島ですが)爆発の、やや乱暴な人たちによる愛の物語。
通常の常識的な世界では爪弾きにされてしまうような人たちが、地獄のような世界では生き生きと輝きだしその力を発揮するのは
やはり災害時が野生の状態に近いからなんでしょうね。そして荒くれ者たちは、体が大きくて力が強い。
狩りをし、食糧を得て、子に食わせる。という基本的な、そして体力勝負な面で優っている。
今まで犬のように暮らしてきた惨めな40歳の暴力男は、家族を守るために戦う頼もしいヒーローにも見えてくるから不思議です。
まさに、なぎらゆうマジックにかかって最後まで読んでしまうわけです。
なぎらさんの小説はBL以外全部読んできましたが、この本が個人的には一番好みだったかも。
もちろん、愛の極限を問うたり、常識的で現代文明的な世界からはずれてしまうような弱者の立場にたったり、アブノーマルだったりといったことは他の作品にも見られますが
この小説は今までで最もドラマチックで、大規模で、破壊的で、暴力的で、不器用だった。
登場人物はみんな弱くてずるくてバカでダメなところがあるけど
みんな純粋で、愛に飢えている人たちです。
そしてこれまでの小説よりも、世界観はありえないフィクションでSFなのに、キャラの心情は今まででもっとも身近に感じられたのが面白いところでした。
そしてこういった破壊行動に走る地獄のディザスターものはだいたいハリウッド映画だったので舞台はアメリカだったけど
それを日本でおこることとして読むのが面白くもあり怖くもありました。
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