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リベラリズムはなぜ失敗したのか
購入オプションとあわせ買い
アメリカで話題になった本。
朝日新聞(2019年9月19日)でも著者がインタビューされた。
宇野重規(東京大学社会科学研究所教授)解説。
多くの民主主義国家で不平等が拡大し、強権政治が台頭し、リベラリズムが機能不全となっている。注目の政治学者が政治、経済、教育、テクノロジーといった様々な分野で見られる問題を検証し、失敗の原因と是正をさぐる。
本書は現代政治哲学で言えば、コミュニタリアン(共同体主義)やリパブリカニズム(共和主義)に近い発想の持ち主と言えるかもしれない。しかしながら、大切なのはそのようなラベルではなく、そこから何を学ぶかである。かつてアメリカの大統領だったバラク・オバマはこの書を高く評価したという。日本においても、この本をどのように読んでいくべきか。大いに知的刺激を受ける一冊であろう。
(解説より)
【目次】
発刊のことば
はしがき
序 リベラリズムの終焉
第1章 持続不可能なリベラリズム
第2章 個人主義と国家主義の結合
第3章 アンチカルチャーとしてのリベラリズム
第4章 技術と自由の喪失
第5章 リベラリズム VS リベラルアーツ
第6章 新たな貴族制
第7章 市民性(シティズンシップ)の没落
結論 リベラリズム後の自由
原注
参考文献
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2019/11/21
- 寸法13.5 x 2.7 x 19.6 cm
- ISBN-104562057106
- ISBN-13978-4562057108
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商品の説明
著者について
米国ノートルダム大学政治科学部教授。過去にプリンストン大学やジョージタウン大学でも教鞭を取る。著書に『The Odyssey of Political Theory』、『Democratic Faith』、『Conserving America?』などがある。
登録情報
- 出版社 : 原書房
- 発売日 : 2019/11/21
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 264ページ
- ISBN-10 : 4562057106
- ISBN-13 : 978-4562057108
- 商品の重量 : 460 g
- 寸法 : 13.5 x 2.7 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 9,183位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
哲学好きには勧める
2026年5月3日に日本でレビュー済み加藤喜之によって何度も言及されていたので購入。
内容はやや冗漫でレトリックが多く、読み応えが少ない。
しかし、個人的には気付きが沢山得られた。
近代以前の"欲望に隷属した状態から、学問によって解放され自由を習得する"という発想は考えたことがなかった。
多くの人にとって巻末の解説を読むだけで充分である。
"著者によれば、リベラリズムの論理は、個人を伝統的な社会や組織の束縛から解放することを目指すものであった。"
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アメリカよりヨーロッパが危ない
2026年6月27日に日本でレビュー済みリベラリズムの病理の原因が保守・革新双方のリベラリズムそのものにある。アメリカの話として書かれているが、EUがむしろ典型的だと思った。対策・処方箋が書かれてている本ではないが、読んで考えるベースになると思う。哲学書の一種かもしれない。
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世界市場との接触
2025年9月6日に日本でレビュー済み世界市場との接触で初めて破壊された伝統社会が産業革命時のイギリス。農奴自活用の土地が次々に買収され工場が建てられ、農奴が工場労働者に作り替えられる。流民が大都市に流れ込む。本書の前半に出て来る思想家たちはその頃の人、マルクスもその一人、暴徒にイングランド銀行が焼き討ちされたりした。イメージはチャプリン『モダン・タイムス』後半は現代のネット社会の話。誰でも世界市場と接触できる時代。アメリカの地方都市もシャッター街みたいになっているらしい。その理由を欧米での自由民主主義体制(リベラリズム)の成立史から議論していてぼくには面白いけど。
余談ながら、まもなく欧米流の「君主押し込め」が見られます。本書はそのシグナルの一つ。名前の出し入れで合図を送る。オーケストラと同じ、各自がテーマを変奏。解読書はD・B・デーヴィス『奴隷制三部作』ターゲットはヴァンスさん、面白いですよ、名優揃いだから
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オバマ大統領が本書を称賛した理由
2019年12月28日に日本でレビュー済み本書はバラク・オバマ元大統領がレコメンドしたことで有名になった。オバマは2018年6月16日のfacebookで、「不平等が拡大し、変化が加速し、かつて数世紀のあいだリベラル・デモクラシーの秩序と思ってきたことが幻影であったという思いが増大する時にあって、本書は考えさせられる内容になっている。著者の結論の大部分に賛同はしないが、西洋人の多くが感じている意味と共同体の喪失、リベラル・デモクラシーが自身の差し迫った危機を無視していることについての、なるほどと思わせる洞察を提供している。」と評価する。(表紙の帯に7月16日とあるが、6月の間違い。)
私もオバマの評価に同意する。それにしても「著者の結論の大部分に賛同はしない(I don’t agree with most of the author’s conclusions)」としながら、なぜ2018年12月28日facebookの「a reminder of the books(Obama’s 2018 list of favorite reads)」に加えたのだろう。恐らく本書の最後が「今日の人間の自由を最大限に証明するのは、リベラリズム後の自由を想像し築き上げるわたしたちの能力なのだ。」となっていることに共鳴したのだろう。つまり短縮すれば、オバマの標語「Yes We Can.」になるのだ。
結論の章にある、「リベラルの最後は目に見えている。p.220」、「このまがい物の自由は大量消費や性の解放でごまかされている。p.228」、「リベラリズムがもたらす冷淡で官僚的で機械化された世界(p.232)」、「リベラリズムとそれに続くイデオロギーは出現したのである。p.238」などにオバマは賛同できなかったのだろう。そうであったとしても、「なるほどと思わせる洞察を提供している」のである。
著者は未来を予想し、それに合わせてポジティブに行動せよとはいわない。それより過去の偉人たちに耳を傾けよと提案する。『アメリカのデモクラシー』のアレクシス・トクヴィル、『フランス革命の省察』のエドマンド・バーク、『学問の進歩』のフランシス・ベーコン、『統治二論』のジョン・ロックなどである。特にアリストテレスの「人間は社会的、政治的な動物である」という思想をリベラリズムに対峙させようとする(p.225)。リベラルを進歩に置き、本書を保守に置いて議論を進める、保守派改革論の書と理解した。
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じっくり熟読したい本
2025年9月18日に日本でレビュー済みじっくり熟読したい本。先ずは一回サラーっと読んでから
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訳がやや硬い感じ
2025年7月25日に日本でレビュー済み訳がこなれておらず、やや読みにくいと思います。
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一段深く考えるきっかけ
2022年8月13日に日本でレビュー済み本書の指摘で最も鋭いと感じたのは「リベラリズムは、個人の欲望の際限ない達成を賛美している。だから失敗しているんだ」ということ。
主にアメリカにおける政治について論じているが、もちろん日本をはじめとした世界各地でも通用する問題提起だと感じる。個人的には共和党的考え方よりも民主党的考え方の方が比較的「良い」「正しい」ように感じていたが、ではなぜそれがうまく行かないのか興味があった。本書の指摘によれば、リベラリズムを推進する当事者も、反対する人でさえも「人々がそれほど頭が良くないから」「リベラリズムはまだ不完全だから」だと思っているが、実はリベラリズムは誕生時からその根本的な目標を一貫して堅持しており、それが成功を収めているからこそ自己循環的に失敗へと向かっていく、と説く。
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リベラリズムはなぜ失敗したのか
2024年9月7日に日本でレビュー済み勉強になりました。
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