無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
疾風が渦巻いていた
しっぷうゼーーーッ
連載当時のままの旋風Zが読めて感激です。作品は手塚治虫黄金期のSFの傑作で、絵がダイナミックで優雅、カラーページも濃厚な色合いで美しく、ストーリーも入り組んでいて楽しいです。最後の部分は単行本の方がすっきり終わって好きですが、連載当時の最終回が読めて、やっぱり良かったと思っています。ハリケーンZは旋風Zと違ってSFよりミステリーですね。こちらはなくても良かったかもしれないけれど、出すなら一緒と言うのも良く分かります。
手塚治虫は手持ちのキャラクターを映画スターのように作品に登場させるシステムを使っていましたが、Zでも魅力的なキャラクターがいっぱい出てきます。ちょっと高いけれど、復刻シリーズの中では出来の良い方だと思います。
旋風Zは、善玉の科学者が悪玉の科学者に殺され、生き延びた遺児が、変身する養育ロボットに育てられ、また、謎の正義の味方に助けられ、復讐を果たすという物語ですが、最後にどんでん返しがあります。ハリケーンZは、初単行本化ということで、ストーリーは、読んでのお楽しみという事で....
養育ロボットは、後の愛のコスモゾーンのオルグ、また、マグマ大使のさきがけとも考えられます。また、下田警部も大活躍します。
手塚作品には、この様に、同じようなキャラクターが、種々の作品によく登場します。私見ですが、これは、手塚が、作品を映画のように考え、また、大量の連載を抱えていたためこの様なシステムを考えたのだと思います。
本誌と別冊を分け、出版時のままの復刻は、ジェネオンの鉄腕アトムが最初だとおもいますが、これを見たとき、この手があったのかと思いました。内容も素晴らしいと思います。 しかし、国書刊行会のこのシリーズは、アトムに比較すると、作品的にややマイナーだし、また、ボリュームも少ない、しかし、値段はかなり高価です。
また、手塚作品は、単行本化するとき、連載時にかなり手を加えるという事は、よく知られています。版元は、単にオリジナルの作品を提示するだけという方針のようですが、これだけのお金取るのですから、この部分は、連載時と相違している位のことは、記すべきだと思います。また、せめて表紙と目次は、別冊として付け加えるべきだとおもいます。