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毎日、定時で走る新幹線や通勤電車。そんなごく日常の日本の鉄道シーンは、じつは世界的にとても珍しいものだった!……こうした“ガラパゴス化”ぶりの詳細を、文化と技術の観点から解きほぐし、専門領域の解説と近年の研究成果を交えながら、世界に誇る技とアイデアの数々“ナイス・ガラパゴス”として紹介します。 150年にわたる鉄道の進化ぶりから、日本の風土の特徴が見えるとともに、日本人としての誇りもみなぎる一冊です。
序章:日本は鉄道と、こうして出会った
第1章:日本は鉄道を狭軌で建設してしまった
第2章:日本には、馬車文化が無かった
第3章:定時に運行する日本
第4章:軌間のナイスガラパゴス~改軌から世界のシンカンセンへ
第5章:日本はなぜ電車王国なのか?
第6章:電化が日本で進んだ歩みと実際
第7章:電気車両の進歩を見る
第8章:リニアモーターカーは、未来のナイス・ガラパゴスだ!
第9章:日本の環境が生んだ騒音・振動対策
第10章:時代に流されたナイス・ガラパゴス 電気式ディーゼル車
書名にひかれて購入しました。
海外で「電車は時刻表通りに来ないのが当たり前!」みたいな暮らしを体験して日本に帰ると、
正確で安全で便利な日本の電車って特別なのかなあ?と思うようになりました。
本書は、欧米から遅れて始まった日本の電車文化が、さまざまな理由でナイス・ガラパゴス!な発展をしてきたことがわかりやすく書いてあって、楽しく読めました。
モーターの技術についてのところなど、素人には難しいところもありましたが…
著者の日本の鉄道への情熱と愛が伝わってくる本でした。
日本の列車の安全で快適な技術やシステムの開発に携わってきた方々、そして日々の運行にかかわっている方々へ、感謝です!
日本の鉄道が時間に正確なのは、貧弱な設備の中で最大限の輸送を行うための不可欠から生まれた、ということは多くの人が指摘していることで、著者もそれを支持している。
ただ、それと合わせて「日本には馬車文化がなかった」ことが、現在の「日本人の安全の考え方」と「欧米人の安全の考え方」の違いに現れている、と論評しており、新しい視点でとても面白かった。
どこが違うの?ということについては、いわゆる「ネタばれ」になってしまうので、ぜひご購入の上お確かめください。