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  • 世界史の中の蒙古襲来 (扶桑社新書)

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世界史の中の蒙古襲来 (扶桑社新書)

5つ星のうち4.2 (87)

2019年6月刊行の同名単行本を加筆修正。待望の新書化!
著者による「対馬・福岡」元寇史跡レポートを収録。

<蒙古襲来>──海を渡ってやって来たのは本当にモンゴル人だったのか!?

日本とモンゴルとの関係といえば、誰もが知っている鎌倉時代の「蒙古襲来」すなわち元寇。元という国のモンゴル人が攻めてきたという前提で語られる国難です。二度とも水際で追い返すことができたので「神風が吹いた」「鎌倉武士が強かった」「元軍の矢が尽きた」など、その勝因が盛んに論じられてきました。
他方、大陸側ではどう語られているでしょうか。当のフビライ・ハーンにとっては「辺境のエピソードの一つにしかすぎない」(著者)うえに、いまどきのモンゴル人では、近年まで学校で教えられてもいなかったとか。
では、元はなぜ日本征討に来たのか。
「モンゴル人が主になって攻めてきたものではなかったという視点をもつことが必要」という著者の指摘に、当初の固定観念からまず解き放たれます。
元朝には当然、モンゴル人はいましたが、元の直轄地だった高麗の軍が、日本への嚮導役をさせられたことは、近年の研究により知られています。加えて、日本遠征の総司令官はモンゴル人の可能性が極めて低く、副司令官も高麗人、漢人、南宋人などで構成されていて「そこにモンゴル人はほとんどいなかった」という著者の見解には衝撃を受けるでしょう。
本書では、モンゴル史を専門とする著者が、『元史』や『高麗史』などの一次資料を紐解きながら、壮大な世界史の視点で「蒙古襲来」を再検証。歴史好きを飽きさせない一冊です。

<本書の構成>
第一章 日本人のモンゴル観
第二章 モンゴルとは
第三章 高麗とは
第四章 蒙古襲来前夜
第五章 大陸から見た元寇
第六章 「元寇」後の日本と世界
終章 国境の島と「元寇」
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出版社より

世界史の中の蒙古襲来 (扶桑社新書)
ロシアとは何か ─モンゴル・中国から歴史認識を問い直す─
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2 87
5つ星のうち4.4 155
価格 no data USD 11.04
著者 宮脇 淳子 (著) 宮脇淳子 (著)
内容 蒙古襲来の新たな視点 ロシアの歴史認識を考察
発売日 2021/12/22 2023/10/29
ページ数 312ページ 256ページ
寸法 11 x 1.7 x 17.5 cm 1 x 12.8 x 18.8 cm

商品の説明

著者について

宮脇淳子(みやわき・じゅんこ)
東洋史家。1952(昭和27)年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程満期退学。博士(学術)。専攻は東洋史。故・岡田英弘(東京外国語大学名誉教授)からモンゴル語・満洲語・シナ史を、山口瑞鳳(東京大学名誉教授)からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学、常磐大学、国士館大学、東京大学などの非常勤講師を歴任。著書に『真実の中国史[1840-1949]』(PHP文庫)、『モンゴルの歴史[増補新版]』(刀水書房)、『最後の遊牧帝国』(講談社選書メチエ)、『世界史のなかの満洲帝国と日本』『中国・韓国の正体』(ともにWAC)、『満洲国から見た近現代史の真実』
『皇帝たちの中国史』(ともに徳間書店)、『日本人が知らない満洲国の真実』『朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏』(ともに扶桑社新書)、共著に『米中ソに翻弄されたアジア史』(扶桑社)、『清朝とは何か』(藤原書店)、『中央ユーラシアの世界』(山川出版社)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 扶桑社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/12/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 312ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4594090435
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4594090432
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 1 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.7 x 17.5 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 456,423位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.2 (87)

著者について

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宮脇 淳子
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
87グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    鎌倉幕府の対応
    2022年11月17日に日本でレビュー済み
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    昔から、何故、鎌倉幕府は蒙古からの使者を追い返したり、弘安の役前では使者を切り捨てていたことが、よくわからなかった。

    ところが、この本で、日本からだけの目線を忘れて国際情勢を語られると、この鎌倉幕府の対応に違和感がなくなった。

    いかに、我々は近代の歴史改竄に毒されている存在かが分かった。蒙古襲来だけでは無く、他にも一杯あるのであろう。

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  • 星5つ中4つ
    ちょっと大人気ないと言うか…
    2026年4月6日に日本でレビュー済み
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    本作の前半部分はチンギスハーンを描いた「蒼き狼」や「チンギス記」のオリジナル描写と史実との違いの比較について説明しています。

    ただ、前者を「男性作家だから描き方が女性蔑視的だ」と断じていたり、後者を「人気作家であるがゆえに間違った認識を持ってしまう恐れがある」と書いています。

    チンギス記について問題視している描写はあくまでも前作の「岳飛伝」や「史記」からのストーリーの連続性を表すファンサービスなのですが、どうやらそこを理解していないのは残念。

    テムジンが逃亡先の古本屋でたまたま手に入れた本が1500年前の過去作の主人公について書いた本だった、と言うのはあくまでも作品の世界観の中のギミックですよ、これを史実だと読み間違うアホな読者はいません。

    この作者の特徴なのでしょうが、全体的に反中・反韓的な部分にやたらと尺を使っていたり、フィクションの細部の描写を批判してばかりで、肝心のモンゴルや元に対する歴史的な解説がかなり少ないのは読んでいてガッカリしました。

    「韓国の建国神話は捏造だ!あの民族は昔から嘘ばっかりだ!」とかそれ蒙古襲来がテーマの本で長々とやる意味あります?

    その一方でモンゴルの建国神話のどこの国でも見られる「神話的」な虚構には軽く触れるだけだったり、作者が怒るポイントがよく分からない。

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  • 星5つ中5つ
    蒙古襲来とは
    2022年2月6日に日本でレビュー済み
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    鎌倉幕府が没落していくきっかけを作った蒙古襲来が実際はどのような物であったのかを知るきっかけになった。誤解していた事も明らかになった。蒙古襲来ではなくて元寇であって、朝鮮や宋の軍隊が元という名前で攻めてきたことが良く判った。

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  • 星5つ中5つ
    『ゴースト・オブ・ツシマ』のプレーヤーに知って欲しい実態
    2022年11月11日に日本でレビュー済み
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    ゲーム最初のチュートリアルのような第一章「日本人のモンゴル観」などもめちゃ面白いのだが、日本よりも先に侵略された高麗の状況や、日本の事前対応を経て、本題の第五章「大陸から見た元寇」の感想。

     機を見るに敏な高麗人の中には、逸早くモンゴルに寝返った輩も多かったが、結局は国王もモンゴルに全面的にひざまずき、1270年になると、江華島から元の開京に還都する令を発するのだが、これに反発した江華島の軍隊(三別抄)が反乱を起こし、討伐を受けると江華島⇒珍島⇒耽羅島へと逃げ続けることになる。

     これを討伐した元・高麗軍が、ほぼそのままの陣営で対馬、壱岐、博多に押し寄せるわけだ……。【注2】

     さて、その元・高麗軍の規模は史料によって異なるが、元軍15000人(『元史』日本伝)、高麗軍8000人、船頭や水手、案内等が6700人(1484年完成の『東国通鑑』)あたり。

     一方、司令官たちは、日本征討都元帥が忻都(ヒンドゥ)、征東右副元帥が洪茶丘、征東東副元帥が劉複亨、都督使が金方慶という陣容。

    忻都(ヒンドゥ)…ヒンズーすなわち、インドという意味らしい。モンゴル人なのかは疑問。

    洪茶丘…逸早く寝返った元高麗人で、率いた元軍も元高麗人で構成。

    劉複亨…漢人または女真人。

    金方慶…高麗人。

     元軍に含まれる(早期に高麗を裏切ってモンゴルに降った)元高麗人を除いた兵は、ヒンドゥが直接指揮していたのか、劉複亨が指揮したのか? 高麗人の金方慶は都督使という監察っぽい役職なので、あるいは劉複亨は高麗兵を指揮したのか?

     いずれにしても、特に戦死したわけでもない劉複亨は、文永の役の後は姿が消えて、弘安の役では、金方慶が高麗兵を率いたらしい。

     そしてヒンドゥだが、なんと彼は『元史』の「列伝」にも載っていないという。

     『元史』の「列伝」には、モンゴル人でなくても、高位で信用があれば記されているというのに……。

     ヒンドゥが言及されているのは、『高麗史』の「公主クトルグケルミシュ伝」とのこと。【注3】

     それによれば、1271年3月に屯田経略使という職に就いたらしい。

     著者は、屯田という平時の兵隊に開墾させる組織の長に、はたして騎兵であるモンゴル人が就任するかと疑問を呈している。

     そもそも高麗よりも先にモンゴル帝国に編入された旧満洲の地には、六度の高麗侵入時に連れてこられた高麗人よりも、漢人、契丹人、女真人のほうが多かった筈で、元軍の構成人員は、主に彼らで構成されていたのではないかということである。

     またモンゴル人兵士がモンゴル人でない指揮官の下につくのかも大きな疑問だが、元軍の主要構成が漢人、契丹人、女真人、そして高麗人なのであれば、屯田経略使である(モンゴル人なのかに疑問符のつく)ヒンドゥが総司令官に任命されても不思議はない。というか、かなり納得できる。

     それに、本書には言及がないが、馬の問題がある。

     あらためて言うまでもなく、モンゴル兵の優位性は騎兵であること。

     一方、馬という生物は基本的に臆病なので、船に乗せることも難しいと聞いたことがある。乗せることができたとしても、人間の兵士よりもよほど一頭あたりの占有面積が必要とも。

     三別抄討伐の際に済州島に馬が持ち込まれたというが、日本侵略用に高麗で建造された大小900艘の船に、上記の3万人弱の兵士に加えて、馬を何頭乗せられたのだろうか?

     誰か調査して算出くださいw

     そして元軍が歩兵中心だとすれば、それこそ、その元軍にモンゴル兵はほとんどいなかったと考えるほうが妥当ではないだろうか。

     少々長すぎるので、弘安の役はパスするが、これら二度の大敗北にも拘わらず、司令官たちはひとりも戦死しておらず、面白いことに、ひとりも責任を取らされて死罪を賜るどころか、洪茶丘や金方慶は出世している。

     洪茶丘に至っては、二度の元寇後の1284年~1286年あたりの樺太遠征で、骨嵬(クイ=アイヌ族)を排除することに功があったことから、遼陽行省の右丞相にまで出世している……。

     【注2】フビライの支配する国を元(大元)と宣言したのは1271年なので、それ以前を元と呼ぶのは間違い。

     【注3】フビライの娘で、忠烈王に嫁いだ。イジルブハ(忠宣王)の母親。

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  • 星5つ中5つ
    描かれた蒙古襲来の真実!
    2022年1月24日に日本でレビュー済み
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    ①モンゴル・高麗から見た蒙古襲来の真実は、一番知りたかったことである。ーモンゴル人は来なかった。来たのは服属していた高麗・南宋の人々。服属民を利用して征服を進めたのが真相だ。

    ②モンゴルは南宋を支援した日本を服属せしめようとした。文永の役は激戦を展開したが、「弓矢を使い果たした」のだ。台風が撤退の要因ではない。

    ③遊牧騎馬民族であるモンゴル人は海戦が苦手であった。ベトナム・ジャワ遠征も失敗した。

    ④蒙古軍の司令長官ヒンドゥとは何人だったのか?本当にモンゴル人はどれだけいたのか、ということだ。

    ⑤日本遠征より内紛への対処が大問題であったというのも面白い。日本が警備を怠らず、御家人の窮乏化は鎌倉幕府滅亡の契機となったのとは対照的だ。

    ⑥高麗の日和見的な態度、モンゴルに寝返る高位高官たちが領土を明け渡す失態。これが高麗がモンゴルに服属した遠因である。地政学的に見た朝鮮半島の位置が朝鮮の悲劇をもたらした。

    他にも面白さ満載だ。

    お勧めの一冊だ。

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  • 星5つ中5つ
    「右翼サービス」にまみれたお手軽本と思ったら大間違いですよ
    2021年12月27日に日本でレビュー済み
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    いきなり小説や映画や漫画で描かれたチンギス・ハンがいかに事実誤認であるかの話から始まる。

    学者の視線で抜かりなく見ぬき、平易な表現で当時のモンゴルの現実が語られていく。

    そこから朝鮮半島の実情、元寇と話は進む。

    元寇の襲来者の多くが朝鮮人・漢人であったことは漫画やアニメの「アンゴルモア」でも

    描写されていることだし目から鱗というわけではないが論証の手つきは見事だ。

    そして元寇の世界史における客観的な位置づけの話。

    帰省のたびに電車で古戦場付近を通る私のような者にとってはちょっと厳しいくだりだが

    史実なればやむを得ない。非常に有意義な読書体験だった。

    一つ文句があるとすればモンゴル帝国成立前夜を舞台に

    文字をテーマに描かれた漫画「シュトヘル」への言及がないことで、

    新書版刊行にあたってそこに触れないのは良くないと思った。

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  • 星5つ中2つ
    偏向してないか?
    2023年4月25日に日本でレビュー済み
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    記述は正確なのかも知れませんが、反韓、反中の傾向が強すぎる印象がありました。時に感情的。

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  • 星5つ中1つ
    タイトルに惹かれ購入して失敗、、、
    2023年9月1日に日本でレビュー済み
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    歴史書として期待して読んでみたが、、、引用は作者の好きな小説ばかり出てくる。たまに小説以外の本を引用すると、、興味がある方は読んでくださいといわんばかりの「本のタイトル 作者名」で終了、、、結局言いたいことが分からない。最後に他作品の見解を否定する時はかなり強く否定するが、自分の意見を言う時は「と思う」「と思う」が多い。

    歴史が好きでこういう本を好んで買って読んでます!「あー、それ知ってる」「あ、その話そんな裏があるんだ」共感や驚きを求めて買ってます。作者が好きな小説や現在の中国、朝鮮半島への批判はどうでもいいです。

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