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  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

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テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

5つ星のうち4.3 (51)

「テクノロジーの中を流れる力はただのぼんやりした情報に過ぎないのか。その力は自然なのか非自然なのか。テクノロジーはどういう意味で自然と異なるのか。テクノロジーは人間の知性から出てきたものであることは明らかだが、われわれの知性とどう違うのか」(本文より)人類は石器からコンピューターに至るまで、さまざまなテクノロジーを生み出してきた。これらに通底する普遍的な法則、そしてテクノロジーの本質とは、いったい何なのだろうか?現代のテクノロジーが向かう情報化、非物質化への流れを踏まえつつ、生命における生態系と同等なものとして、テクノロジーの活動空間を〈テクニウム〉と定義し、そこでのテクノロジーの振る舞いを、複雑性、多様性、自由、美、感受性、構造性、遍在性などの概念で読み解いていく。雑誌『Wired』の創刊編集長であり、毎月50万人のユニークユーザーを持つサイト Cool Tools も運営する著者が贈る、テクノロジー版〈種の起源〉。

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商品の説明

著者について

ケヴィン・ケリー(Kevin Kelly)
著述家、編集者。1984-90年、雑誌 Whole Earth Review の発行編集を行う。1993年には
雑誌 Wired を共同で設立。以後、1999年まで編集長を務める。現在は、毎月50万人のユニ
ークビジターを持つウェブサイト Cool Tools を運営している。ハッカーズ・カンファレ
ンスの共同創設者であり、先駆的なオンラインサービス WELL の設立にも携わる。著書『ニ
ューエコノミー勝者の条件』(1999、ダイヤモンド社)『「複雑系」を超えて』(1999、
アスキー)他。ホームページ http://kk.org/.

服部桂(はっとり・かつら)
1951年生まれ。1978年、朝日新聞社入社。1987ー89年、MITメディアラボ客員研究員。科学
部記者や雑誌編集者を経て、現在はジャーナリスト学校シニア研究員。著書『メディアの
予言者』(2001、廣済堂出版)『人工現実感の世界』(1991、工業調査会)『人工生命の
世界』(1994、オーム社)。訳書コープランド『チューリング』(2013、NTT出版)他。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B07BPZFW7R
  • 出版社 ‏ : ‎ みすず書房
  • アクセシビリティ ‏ : ‎ 詳細はこちら
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/6/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 6.0 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • タイプセッティングの改善 ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 543ページ
  • Page Flip ‏ : ‎ 有効
  • Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア - 226,545位 (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 (51)

著者について

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服部 桂
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1951年、東京都出身。早稲田大学理工学部で修士取得後、1978年に朝日新聞に入社。80年代の通信自由化の際、米通信系ベンチャー企業に出向。87年から2年間、米MITメディアラボ客員研究員。科学部を経て、出版局で「ASAHIパソコン」副編集長、「DOORS」編集委員、「PASO」編集長。94年に新聞紙面で初のインターネット連載。その後、企画報道部でデジタル面、科学部でbeを担当。11年から同社ジャーナリスト学校シニア研究員。メディア研究誌「Journalism」編集を担当。16年に朝日新聞社を定年退職後フリーに。関西大学客員教授。早稲田大学、女子美術大学、大阪市立大学などで非常勤講師を務める。

著書に「人工現実感の世界」(日刊工業新聞 技術・科学図書文化賞優秀賞)「人工生命の世界」「メディアの予言者」「マクルーハンはメッセージ」「VR原論」など。訳書に「ハッカーは笑う」「人工生命」「デジタル・マクルーハン」「パソコン創世『第3の神話』」「ヴィクトリア朝時代のインターネット」「謎のチェス指し人形ターク」「チューリング 情報時代のパイオニア」「テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?」「<インターネット>の次に来るもの」「ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生」など。また「日米デジタルテレビ戦争」(共訳)「『複雑系』を超えて」(監修)「アナロジア AIの次に来るもの」(監修)などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
51グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    このテクノロジー論は良い。
    2022年2月13日に日本でレビュー済み
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    分厚く文字も小さく一瞬怯んだけど読み進めると面白い。テクノロジーシステムを生物の進化と同じ視点で捉えていて肯首できる。テクノロジーは善か悪かではなくて長所が短所を少しだけ上回っていると捉えるべきであると。全ては社会の集団的自由意思、つまり我々の選択なのであると。生命にまでテクノロジーが関与してくると倫理とかいろんな問題が出てくるけど、そのテクノロジーをどうするかも僕らが決めればいいわけで、わけもなく恐れたりする必要はないのかもですね。

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  • 星5つ中4つ
    技術の発展方向に迷ったら読むべき本
    2016年5月20日に日本でレビュー済み
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    哲学的な記述が多く、難解ではないですが、しっかり読み込まないと流されてしまって、先のレビューにありましたが「テクノロジーの活動空間」を掴み損ねます。読み手である自分自身が何を読み取ろうとしているのか、しっかり自覚と意識して読み進めると、著者K.ケリーが何を言いたいのかが見えてくると思います。田坂広志氏の「使える弁証法」や田坂氏の紹介するイリヤ・プリゴジンの「混沌からの秩序」も併せて読むと、あなたなりの「活動空間」の混沌さから秩序を生み出そうと働くテクニウムの姿が見えてくるかもしれません。私のようなIT系にかかわらず、技術者と自認する方々にはお勧めの1冊です。

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  • 星5つ中5つ
    テクノロジーは生命的になる
    2022年11月11日に日本でレビュー済み
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    2014年に日本語版の初版が発売されていますので、それからだいぶたちますがやっと読む機会があり、読了しました(2022年に読了)。読み終わった直後の感想ですが、もり沢山の料理を堪能したような気分です。本書でケリー氏が主張したいことを一言でいうなら、テクノロジーにも生命的な進化の流れがあること、それを「テクニウム」と表現し、具体的なキーワードとして、複雑性、多様性、専門性、偏在性、自由度、相互性、美しさ、感受性、構造性、進化性などが高まることが述べられています。このあたりのキーワードは、ケリー氏の次の本である「インターネットの次に来るもの」に引き継がれているのだと思います。

    テクノロジーは生命的であり、かつこのトレンドは今後より明確になっていく、という主張はかなり突飛とも言えますが、私は個人的には共感できました。厳密な意味での生命があるかどうか、という意味ではなく、「生命的」なふるまいをするであろうこと、それはAIの登場で明らかだということです。本書を読んで思い出したのが新スタートレックに登場するデータというアンドロイドです。このデータは少佐という階級なのですが、あるエピソードで、データが人なのかモノなのかについてピカード艦長と司令部の間で大きな議論に発展します(タイトルは覚えていませんがすごく感銘を受けたのを記憶しています)。その意味ではケリー氏の問いかけは数百年後も結論の出ていない論点なのかもしれません。

    また本書を読んで思い出したのが岩井克人氏による法人論です。こちらは全くテクノロジーとは関係ありませんが、岩井氏は日本人が「法人」をヒトとしてみていること、対する欧米人は法人を「モノ」とみていることを指摘しています。もし日本人が「法人」をヒトとして見ているのなら、テクノロジー(あるいはテクニウム)を生き物とみることもあながちずれていないのではないか。近代社会はすべてのものをイチかゼロで弁別したがりますが、それこそ量子コンピュータが日常生活に浸透してくるころには、「A or B」ではなく「A and B」という世界観こそが正しくなるでしょう。そしてそうなればなるほどケリー氏のテクニウム観は説得力を増しているのではないかと思いました。

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  • 星5つ中3つ
    一種の極論 ?!
    2015年3月12日に日本でレビュー済み
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    著者はテクノロジーの進化を生物の進化にちかいものだとみている. 生物の進化と同様にテクノロジーの進化は人間が制御できるものではないということだ. 納得できる点もあるが,テクノロジーの進化はたとえば研究予算に依存しているから,制御できる部分もあるとおもう.

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  • 星5つ中5つ
    テクノロジーはまるで生き物のように
    2020年3月29日に日本でレビュー済み
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    人類は様々な技術を駆使し発展を遂げてきた。その歴史の中で、状況に応じまるで生物のように進化を続けているテクノロジーの変遷から垣間見たその畝りをテクニウムと定義し、過去から現在の流れを俯瞰する事で良き未来を見据える。重厚な展開に深い感銘を受けた。良書。

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  • 星5つ中4つ
    技術の歴史書に近いです。
    2016年11月7日に日本でレビュー済み
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    ケヴィン・ケリー本人がおっしゃっている通り、内容はとっちらかっています。

    更にあまり未来のことは書かれていません。

    簡単に言うとこのまま技術・AIが発展するだろう、程度です。レイ・カーツワイルのポスト・ヒューマンに比べると非常にマイルドです。

    後半にアーミッシュのことが多く書かれていますが、興味ない人にとっては面白くないと思います。

    技術の過去が多く書かれているので、歴史に興味ある人は手にとって見ると良いかもしれません。

    未来のことを知りたければ、「インターネットの次に来るもの」の方が良いと思います。

    あと、価格も高いです…ただし金額相当の内容はあったと思います。

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  • 星5つ中5つ
    技術の本質とは?を探る哲学書
    2017年2月24日に日本でレビュー済み
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    まだ読みかけなんですが、かゆいところまで手が届く語り口が秀逸です。

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  • 星5つ中5つ
    テクノロジーで進化するので、制限することは必要ない。
    2024年9月25日に日本でレビュー済み
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    テクノロジーは、人間が作り出したものではあるが、生物のように、独自の進化の道筋を持って発展していくシステムと捉えることができ、本書では「テクニウム」と呼んでいる。

    人間はテクノロジーを生み出し、そのテクノロジーは人間に新たな文化や習慣を作り出す相互関係があり、人間もテクノロジーに甘えて退化するのでなく、テクノロジーの影響を受けて進化している。

    生成AIによって人間は考えなくなると言われるが、そんなことは無くて、考えるために使っていたリソースを今度はまた別のことに使えるようになるので、また進化できる。

    テクノロジーは作って使って、どんどん僕達は進化しよう。

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