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  • わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術

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わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術

5つ星のうち4.1 (74)

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「ウェルビーイング(Wellbeing)」とは、身体的にも、精神的にも、そして社会的にも「よい状態」のこと。心身ともに満たされた状態であることを指す言葉です。情報技術が私たちの暮らしを便利にする一方で、利用者の心の状態への負の影響も指摘されている現在、ウェルビーイングに対する注目が高まっています。
本書は、ウェルビーイングとは何なのか、そしてそれをどのようにつくりあうことができるのかについて解説した書籍です。わかりあえなさのヴェールに包まれた他者同士が、根源的な関係性を築き上げ、共に生きていくための思想、実践、技術を照らし出します。
ユーザーに愛されるプロダクトやサービスの設計を目指すデザイナー、エンジニア、ビジネスパーソン、また、組織環境を良くしたい人事・総務担当者などにおすすめの一冊です。
「わたし」のウェルビーイングから、「わたしたちの」ウェルビーイングへ。「個でありながら共」という日本的なウェルビーイングのあり方を探求します。

論考
伊藤亜紗/生貝直人/石川善樹/岡田美智男/小澤いぶき/神居文彰/木村大治/小林 茂/田中浩也/出口康夫/水野 祐/安田 登/山口揚平/吉田成朗/ラファエル・カルヴォ

【目次】
はじめに

Introduction|「わたしのウェルビーイング」から始めよう
1300人の大学生が考えた「わたしのウェルビーイング」
「ウェルビーイング」を考えるために

Part 1 What is Wellbeing|?ウェルビーイングとは何か
1.0 Overview|ウェルビーイングの見取り図
1.1 Individual Wellbeing|「わたし」のウェルビーイング
1.2 Collective Wellbeing|「わたしたち」のウェルビーイング
1.3 Social Wellbeing|コミュニティと公共のウェルビーイング
1.4 Internet Wellbeing|インターネットのウェルビーイング

Part 2 Wellbeing in Practice|ウェルビーイングに向けたさまざまな実践
2.0 Intoroduction|テクノロジーから「自律」するために ラファエル・カルヴォ

2.1 Technology|情報技術とウェルビーイング
2.1.1 感情へのアプローチが行動を変える 吉田成朗
2.1.2 〈弱いロボット〉の可能性 岡田美智男
2.1.3 「生きるための欲求」を引き出すデジタルファブリケーション 田中浩也
2.1.4 IoTとFabと福祉 小林 茂

2.2 Connection|つながりとウェルビーイング
2.2.1 予防から予備へ|「パーソンセンタード」な冒険のために 伊藤亜紗
2.2.2 「沈黙」と「すり合わせ」の可能性 木村大治
2.2.3 孤立を防ぎ、つながりを育む 小澤いぶき

2.3 Society|社会制度とウェルビーイング
2.3.1 お金から食卓へ:貨幣とつながりの現在地 山口揚平
2.3.2 ウェルビーイングと法のデザイン 水野 祐
2.3.3 本人による自己の個人データの活用 生貝直人

2.4 Japan|日本とウェルビーイング
2.4.1 「日本的ウェルビーイング」を理解するために 石川善樹
2.4.2 「もたない」ことの可能性:和と能から「日本的」を考える 安田 登
2.4.3 祈りとつながり、文化財と場所 神居文彰
2.4.4 「われわれとしての自己」とウェルビーイング 出口康夫

Part 3 Wellbeing Workshop|ウェルビーイングのためのワークショップ
3.1 なぜ「ワークショップ」なのか
3.2 ウェルビーイングワークショップの流れと各ワーク
3.3 「頭」と「心」と「手」を結ぶ

座談会
「わたしたち」のウェルビーイングに向けたプロジェクト
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出版社より

ウェルビーイング wellbeing

Introduction

本書では導入として、人々がウェルビーイングをどのように捉えているのかについて、国内の約1300人の大学生に、「あなたのウェルビーイングは何ですか?」と問いかけ、自分のウェルビーイングを決定する要因を3つ挙げてもらったレポート結果を見ていくことからはじめます。

そして、現在のウェルビーイングを取り巻く状況がどのようなものなのか、ウェルビーイングを考えるための基礎的な概要を記します。

本書の構成

ウェルビーイング コミュニティ インターネット

Part 1 ウェルビーイングとは 何か?

ウェルビーイングとは、どのようなものなのであろうか? それを捉える視点や環境によっても異なるのであろうか? 本パートでは、ウェルビーイングを「わたし」「わたしたち」「コミュニティと公共」「インターネット」という4つの視点から読み解いていく。「わたし」の節では、これまでのウェルビーイング研究に基づいたウェルビーイングの特徴について概説する。「わたしたち」では、本書で特徴的なトピックをとりあげている。「コミュニティと公共」では、社会の中でどのようにウェルビーイングを捉え、つくりあうことができるのか論じる。「インターネット」では、現代社会の一部となっている情報通信技術とウェルビーイングの関係、その「わたしたち」という概念への適用可能性について述べる。

ウェルビーイング 情報技術 社会制度 つながり 日本的

Part 2 ウェルビーイングに 向けたさまざまな実践

本パートでは、『Positive Computing』の著者のひとり、ラファエル・カルヴォ氏のイントロダクションからはじまり、「〇〇とウェルビーイング」と題し、関連分野の専門家からの実践的な論考を掲載している。テーマは、「情報技術」「つながり」「社会制度」「日本」と多岐に及ぶ。情報技術は、現代社会には欠かせないものであるし、つながりは、まさに「わたしたち」という考え方をどう捉えるのか、その核心である。社会制度は、「わたしたち」と社会に関する規範が論じられている。日本というテーマをとりあげたのは、「わたしたち」という考え方が、日本や東アジアの集産主義的な考え方に基づいており、その背景をより深く知るためである。

ウェルビーイング ワークショップ チムビルディング 信頼関係づくり 地域 製品開発 アイデア

Part 3 ウェルビーイングのための ワークショップ

本パートでは、ウェルビーイングに基づいた新しい暮らし方やサービスを発想するためのワークショップを紹介する。チームビルディングや信頼関係づくりから始まり、サービス・製品開発のための新しいアイデアを共に出すところまで、地域のリビングラボや企業のサービス開発の場で行ってきた内容を詳細に述べてある。ぜひ、読者の方々にも実際にワークショップを実施いただけたらと思う。

ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術
行政とデザイン 公共セクターに変化をもたらすデザイン思考の使い方
わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術
日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2 62
5つ星のうち3.9 23
5つ星のうち4.1 28
価格 USD 19.47 USD 22.25 no data USD 16.68
発売日 2017年1月24日 2019年7月23日 2020年3月16日 2020年9月23日
判型 A5判 B5判変型 A5判 A5判変型
ページ数 408ページ 208ページ 304ページ 228ページ
定価 本体 ¥ 2,800+税 本体 ¥ 3,200+税 本体 ¥ 2,400+税 本体 ¥ 2,400+税

商品の説明

著者について

渡邊淳司
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員。人間の知覚特性を利用したインタフェース技術を開発、展示公開するなかで、人間の感覚と環境との関係性を理論と応用の両面から研究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(2014年、化学同人、毎日出版文化賞受賞)、『ウェルビーイングの設計論』(監訳、2017年、BNN)、『情報環世界』(共著、2019年、NTT出版)。

ドミニク・チェン
早稲田大学文化構想学部・表象メディア論系 准教授。公益財団法人Well-Being for Planet Earth 理事、NPO法人soar 理事、NPO法人コモンスフィア 理事。ウェルビーイング、発酵、生命性をキーワードに、メディアテクノロジーと人間の関係性を研究している。主著に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(2020年、新潮社)、『ウェルビーイングの設計論』(監訳、2017年、BNN)。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/3/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4802511612
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4802511612
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 480 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 21 x 14.8 x 2.5 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 324,743位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.1 (74)

著者について

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カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
74グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    脳がハックされる社会とは異なる未来を創りたい
    2020年3月18日に日本でレビュー済み
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    ”情報通信技術の革新は、あなたを幸せにしてくれただろうか。” 第1章はここから始まる。僕らは、気がつくとスマホを触っている。2020年3月の時点では、パンデミックだけでなくインフォデミック(情報感染)が目に見える形で社会に広がっている。

    僕らをとりまく社会や経済は「理性的な個人」を前提に発展してきた。でも『ホモ・デウス』でユヌスが嘆くように、僕らの脳はハックされている。それはさらに強力になっていて、”孤人”が複合体としての”個”になる(攻殻機動隊)世界が、着実に近づいている。そんな中で、テクノロジーを使いつつ違う選択肢があるよ、と教えてくれるのが本書だ。

    幸福を感じるのはなぜだろう?

    西洋では、幸福は個人の能力を駆使して得られると考える。アジアや北欧では、それだけではなく、「運」と結びついていると考える。その背景には、個人と世界が切り離されているか、連続的につながっているのか、という世界観の違いがある。

    こうした着眼点から、若手の研究者を中心としたチームが、2016年から3年間取り組んだプロジェクトは「わたしたちのウェルビーイング(WB)」という、個人主義的な西洋のWBに対して、身体的な共感や共創的な場を重要視するアプローチを生み出した。

    WBをどうやって測定するのか、その結果からどのように介入するのか、という技術についての切り口もとても魅力的だ。誰かに監視されて、”よい市民”を押しつけられるような社会にしないためには、こうした知恵がとても大切だ。

    また、コミュニティについても、興味深い切り込みをしている。コミュニティには、居場所としてのWBと課題解決によってもたらされるWBがある。ともすると、相反する力や価値観が働くのだけれど、リビングラボとして、存在を軸にしながら社会をデザインできる可能性を示している。

    第2章は、多様な専門家がWBを論じていて、刺激に満ちている。僕には、2つの論考が刺さった。ひとつは、ラファエル・カルヴォが日本に感じる「非生命的なものと関係性を結べる」可能性。もうひとつは、伊藤亜紗さんが、認知症当事者とのやりとりから発見した、個人に帰属されるものとしての能力から、ネットワークの中で実現される能力への可能性。ここで提示される「予防から予備へ」という考え方は、人間の自律性や思ってもみなかった能力を引き出すという点で、認知症だけでなく、社会全体にも示唆があるように思う。

    読み進めていて、刺激的なんだけれど、いまいちよく分からないこともある。

    第3章は、ワークショップ・実践のススメだ。やってみると、とても楽しそうだ。例えば「身体的な共感や共創的な場」について、あ、これじゃないかな、という体験が得られると思う。そうした中から、身の回りの課題、分断や孤立、そして環境などについて、新しいアプローチが生まれてくる。そうした実践がうねりとなって、未来を創っていくと思う。

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  • 星5つ中4つ
    ウェルビーイングを理解するのに一度は手にする本
    2022年10月10日に日本でレビュー済み
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    最近、よく聞くウェルビーイングですが、なかなかつかみどころのない、かなり広い概念です。そんな概念をさまざまなジャンルの研究者や実務家がそれぞれの視点で紹介しており、ウェルビーイングを複数の視点から俯瞰的に理解するのにお勧めの本です。

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  • 星5つ中3つ
    アート(技法)にとどめるのか、実用に敷衍していくのか
    2020年9月20日に日本でレビュー済み
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    情報通信技術は、人々の幸福、そしてそれを支えるコミュニケーションに、様々な可能性をもたらす。

    しかし、筆者たちの試論・議論等からは、

    それをアート(技法)としての世界に展開するのか、

    そこから先、より(グローバルシームレスに)多くの人が活用できるものへと昇華させんとするのかが、判然としない。

    「技術社会論的なコトバや体験」を語り伝える以上の価値が、こうした試みにはあるのではないか。

    数年前からこうした試みを断続的に見聞きしてきている。

    アイキャッチを主眼とする時期や段階は、すでに過ぎた、と感じる。

    そろそろ、次の展開方向性を明確にすべきなのではないか。

    (いまのままでは四半世紀前の「ポスト・モダン」的な思考・試行と、同じ轍を踏むのではないか、といったことも頭をよぎる)

    そんなことを感じた、一冊。

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  • 星5つ中5つ
    ウェルビーイングを模索する日本的アプローチ
    2020年4月14日に日本でレビュー済み
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    ウェルビーイングという言葉はすっかり社会に定着したけれど、未だその答えは見つからない。なぜならそれは、人によって大きく異なるものだから。そして、同じ人の中でも常に変化し続けるものだから。これまで通りに科学的なアプローチを取ろうとすると、現状を測定して、あるべき姿を描いて、そことのギャップを埋める方法を考えるわけだけれど、今回ばかりは、なかなか方向性が定まらない。本書の著者ドミニク・チェン氏は、西洋に伝統的な「私」にばかり着目する現在の手法が、特に日本において行き詰まっている点を指摘する。

    源氏物語の頃から主語を曖昧にしてきた日本人は、集産主義を捨てることができない。いや、捨てようともしていない。外出自粛要請だけで、ロックダウンされた西洋都市と同じ状況を作り出せる日本人は、「和を以て貴しと為す」。本書によれば、これは聖徳太子が論語の中から、わざわざ、秩序よりも和を重んじた表れだという。日本人にとっての主語は、常に「私たち」なのだ。

    私たちのウェルビーイングを模索する本書は、お金や法律、祈りといった様々な仕組み・文化をそれぞれの専門家と共に振り返る。そして結論を、ワークショップという形で読者に委ねる。答えがひとつではないのだから、ボトムアップでの検討が求められるのは当然だ。それは一人ひとりが他人の話を聞いて、深く考えること。そのインプットを与えてくれるのが本書なのだ。

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  • 星5つ中4つ
    ウェルビーイングのトレンド
    2022年6月1日に日本でレビュー済み
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    先行研究レビューもしっかりしている。

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  • 星5つ中4つ
    分かりやすく体系的に理解できる
    2022年2月13日に日本でレビュー済み
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    Wellbeing初心者にも分かりやすく書き下されています。

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