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ある男 (文春文庫 ひ 19-3)
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「マチネの終わりに」の平野啓一郎による、傑作長編。
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。
ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。
愛にとって過去とは何か? 幼少期に深い傷を負っても、人は愛にたどりつけるのか?
「ある男」を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
第70回読売文学賞受賞作。キノベス!2019第2位。
映画『ある男』(2022年公開)は、第46回日本アカデミー賞で最多の8部門受賞!
最優秀作品賞
最優秀監督賞(石川慶)
最優秀主演男優賞(妻夫木聡)
最優秀助演男優賞(窪田正孝)
最優秀助演女優賞(安藤サクラ)
最優秀脚本賞・録音賞・編集賞など。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2021/9/1
- 寸法10.6 x 1.5 x 15.2 cm
- ISBN-104167917475
- ISBN-13978-4167917470
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋
- 発売日 : 2021/9/1
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 384ページ
- ISBN-10 : 4167917475
- ISBN-13 : 978-4167917470
- 商品の重量 : 1 g
- 寸法 : 10.6 x 1.5 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 32,096位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。
以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。
美術、音楽にも造詣が深く、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当(2009年~2016年)するなど、幅広いジャンルで批評を執筆。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催した。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
また、各ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。
2019年に映画化された『マチネの終わりに』は、現在、累計58万部超のロングセラーとなっている。
2021年5月26日、長編小説『本心』(文藝春秋社)刊行。
photo: @ogata_photo
–
[受賞歴]
『日蝕』(1999年 芥川龍之介賞)
『決壊』(2009年 芸術選奨文部大臣新人賞受賞)
『ドーン』(2009年 Bunkamuraドゥマゴ文学賞)
『マチネの終わりに』(2017年 渡辺淳一文学賞)
『ある男』(2019年 読売文学賞)
–
[審査員・選考委員履歴]
三島由紀夫賞(2008年~2019年)
写真の町東川賞(2008年~2017年)
木村伊兵衛賞(2018年~)
芥川龍之介賞(2020年~)
カスタマーレビュー
お客様のご意見
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日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
これは面白い。
2026年6月29日に日本でレビュー済み映画も全く知らず、前知識無しに読みました。
めちゃくちゃ面白かったです。
主人公である在日3世の弁護士、城戸も魅力的ですし、戸籍を変えて生き直したかった男の理由も納得できる。
加害者家族の苦しみや差別をクローズアップし物語に重厚感がある。
ミステリー好きの人にも刺さると思うが、文章が味わい深く、読書という行為自体も楽しめる。
非常にお勧めできる作品ですね。
映画には基本興味無い人間ですが、この作品は映像でも見たいと思えました。
作者の他の作品も是非読みたいですね。
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人生と幸せを考える時間
2026年8月11日に日本でレビュー済み出生について意識したことがないわけでないが、歳を重ねるにつれ自分の幸せなんてことを想起し考える機会が増えた。
自らの置かれた人生を想いつつ、登場する人物の人生にも想いを馳せる。
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後半の引力がすごい!ページをめくる手が止まらなくなりました!!
2026年5月22日に日本でレビュー済み『マチネの終わりに』で平野啓一郎さんにハマり、続けて手に取った一冊です。同じ作家とは思えないほど読み心地が違い、平野さんの引き出しの多さに驚かされました。「亡くなった夫が、まったくの別人だった」そんな衝撃的な謎から始まる物語で、推理小説的な牽引力がありながら、様々なテーマで考えさせられる作品でした。
▼あらすじ(ネタバレなし)
夫を事故で亡くした里枝は、四十九日の法要に来た夫の兄から「これは弟ではない」と告げられます。共に暮らし、子どもまでもうけた「夫」は一体誰だったのか。里枝に依頼された弁護士・城戸が、亡き「ある男」の正体を追っていく物語です。
中盤までは謎を追うミステリとして淡々と進みますが、後半に入った瞬間、物語の引力が一気に強まります。
謎を追う面白さと、人間の内面を深く描く文学性、その両方を一冊で味わいたい方にぴったりです。
序盤はテンポがややゆっくりに感じられるかもしれませんが、中盤では一気に物語が進み没入感があります。そこから先は本当にページをめくる手が止まりません。
「ある男」の正体を調べる単一の謎解きにとどまらない視点の豊かさが魅力の一冊でした。
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面白いミステリー
2026年6月18日に日本でレビュー済みミステリーとして面白い小説だと思いました。強いて言えば、ミステリー・出立ち・アイデンティティ・仕事・家族といったテーマのどれかに絞って掘り下げて欲しかったです。
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ヒューマンドラマ
2026年6月21日に日本でレビュー済み前半に登場する人物の、後半になるにつれて心情の揺れ動きや物語後の展開を読者に想像させる描写に、読後感も良い。
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ミステリーとして面白い
2026年1月6日に日本でレビュー済みある男とは誰なのか、ミステリーとして普通に面白くて引き込まれましたが、ミステリー以外で主人公が自分とある男とを重ね合わせて考えこむところは自分には少し難しい表現がありました。読解力のある人にはより面白い話なのかなと思いました。
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生まれ変わりたい人生
2026年7月17日に日本でレビュー済み子供は、産まれる親、場所を選べない、犯罪者の家庭、愛情の無い家庭、貧困に苦しんでいる家庭、戦争で命が危険なところに住んでいる家庭。生まれた時から違いがあり過ぎるけど、生まれた子供は比べる基準もなくそれを当たり前と思い込めるのでしょうが、差がありすぎると感じます。
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発想の意外性に射抜かれた
2026年5月25日に日本でレビュー済み人間って皆、それぞれの環境の中、必死で生きている。なのにうまくいかなかったり、己の力だけではどうにも出来ない事象に苦しめられたりする。そんな登場人物達がもがきながらも日々を生き抜いて行く力強さと温かさを感じた。悠人君には楽しい未来が待っていますようにと願わずにはいられない。
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