コオニユリ
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コオニユリ | |||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Lilium leichtliniiThunb. | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Maximowicz's lily |
形態
[編集]草丈は70 - 150cmほどとなるユリ。葉は互生する単葉で、披針形から線状披針形となっている。花は漏斗状で、花被弁は強く反り返り、長さ6 - 8cm、赤橙色で内面に黒褐色の斑点がある[1]。
見た目はオニユリとよく似ているが、オニユリよりも小型の傾向にある。また、オニユリとは違い葉の根元にむかごを付けない[2]。
生態
[編集]球根は永年性。分球を行うほか、木子繁殖、種子繁殖も行う。オニユリと異なりむかご繁殖は行わない。
分布
[編集]中国東北部や朝鮮半島、ウスリーといった東アジア北部を中心に生息しており、日本では北海道から南西諸島(南限は奄美大島)にかけて分布する[1][6]。
分類
[編集]黄花種は変種ないし品種扱いすることがある。
人間との関わり
[編集]食用
[編集]ユリの中でも食味が良く球根を食用にできる。市場に出回っている「百合根」は殆どがコオニユリ系のものだとされている。
種の保全状況評価
[編集]都道府県が作成するレッドリストでは2026年現在、東京都で絶滅危惧Ⅰ類、埼玉県と千葉県で絶滅危惧Ⅱ類、茨城県、長野県、石川県で準絶滅危惧種の指定を受けている。また、鹿児島県では県独自のランクで指定されており、分布上重要とのことでの指定である。変種キバナノコオニユリは大分県で絶滅危惧Ⅰ類の指定である[7]。
名前
[編集]植物は厳密に標準和名は定められていないが、「コオニユリ」が事実上の標準和名に相当する代表的な名前とされ、『日本植物総覧』(1925) [8]、『新日本植物誌』(1983)[9]、『環境庁植物目録』(1988)[10]、『日本維管束植物目録』(2012)[11]ほか、この名前で掲載する図鑑や目録が多い。オニユリに似ているが小さいという形態及び分類を加味した命名である。
方言名として「アカユリ」などがある[12]。
脚注
[編集]- 1 2 エバーグリーン, EVERGREEN-. “コオニユリ - 植物図鑑 - エバーグリーン”. love-evergreen.com. 2023年7月18日閲覧。
- ↑ 金子三保子 (2021年7月20日). “よく似た花、オニユリ(鬼百合)とコオニユリ(小鬼百合)の見分け方”. LOVEGREEN(ラブグリーン). 2023年7月20日閲覧。
- ↑ 山中二男, 森下和男 (1956) 四国地方の石灰岩地帶の植物相 4. 植物分類、地理, 16巻, 4号, pp.120-125. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00001077747
- ↑ 守屋忠之 (1958) 武藏双子山の石灰岩地植物. 植物分類、地理, 17巻, 6号, pp.182-183. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00002992694
- ↑ 清水建美 (1960) 熊本県南部における石灰岩地帯の植物 2. 植物分類、地理, 18巻, 5-6号, pp.161-168. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00001077857
- ↑ 鈴木英治ほか 2022 鹿児島県の維管束植物分布図集-全県版- 122頁.鹿児島大学総合研究博物館
- ↑ ホーム > 種名検索 日本のレッドデータ検索システム. 2026年8月1日閲覧.
- ↑ 牧野富太郎, 根本莞爾 編 (1925) 『日本植物総覧』. 日本植物総覧刊行会, 東京.doi:10.11501/1017952(国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧可能)
- ↑ 大井次三郎 著、北川政夫 改訂 (1983) 『新日本植物誌 顕花篇』. 至文堂, 東京. doi:10.11501/12614079(国立国会図書館デジタルコレクション図書館送信サービスで閲覧可能)
- ↑ 環境庁自然保護局 編 (1988) 『植物目録1987―自然環境保全基礎調査―』. 大蔵省印刷局, 東京. ISBN 4-17-218787-0 doi:10.11501/13656269(国立国会図書館デジタルコレクション国立国会図書館内限定公開)
- ↑ 邑田仁 監修, 米倉浩司 著 (2012) 『日本維管束植物目録』. 北隆館, 東京. ISBN 978-4-8326-0970-9
- ↑ 日本植物友の会 編, 本田正次, 佐藤達夫, 松田修 監修(1972)『日本植物方言集(草本類篇)』, 八坂書房, 東京. doi:10.11501/12601610(国立国会図書館デジタルコレクション国立国会図書館内限定公開)