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トップ40

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

トップ40(Top 40)は、音楽産業で、その時点に特定の音楽ジャンルにおいて最も人気の高い40曲の楽曲を指す表現であり、下記のものを指しうる。

  • 当該ジャンルで(レコードやCDや配信曲として)売れゆき(販売数)が上位40の楽曲
  • 当該ジャンルで放送されている頻度が上位40の(ポピュラー音楽の)楽曲

ヒットチャートは、40曲から成っていることが多い。また、「トップ40」はラジオ・フォーマット(英語版)のひとつである「コンテンポラリー・ヒット・ラジオ(英語版)」の異称でもある。

歴史

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プロデューサーのリチャード・ファザレー (Richard Fatherley) によれば、この形式を生み出したのはネブラスカ州オマハのKOWHにいたトッド・ストーツ(英語版)であり、1950年代のことだったという[1]。ストーツは、この形態を、ジュークボックスで繰り返し同じ曲がかけられることから着想した。この形式は、商業的に成功し、ストーツは父ロバートとともに、ストーツ・ブロードキャスティング・カンパニー (the Storz Broadcasting Company) 名義で、他の放送局を次々と取得して、トップ40形式を採用させた。[2][要ページ番号] [注 1]

ラジオ・フォーマットの名称としての「トップ40」は、1960年に登場した[3]。トップ40は、ラジオ局が独自に調査した結果である場合であれ、何らかの出版物によるものであれ、新たにリリースされた楽曲という点だけを共通点とした作成された楽曲のリストである。この形式の導入は、78回転のSP盤から7インチの45回転盤シングルへの移行と同時期のことであり、45回転盤は1949年に最初に導入された後、1954年に78回転盤の売り上げを上回り、1958年には完全に78回転盤を駆逐したのであった。したがって、トップ40は、45回転盤シングルの人気を計り、そのラジオでの放送回数を数えるものとなった。全国ネットワークを成していた一部のラジオ番組は、『American Top 40』のように、特定の音楽・芸能雑誌などにもとづく、最も高位にランクされた40曲のカウントダウンを中心に据えた。出版物で、「Billboard Hot 100」のように、40曲より多くの楽曲がリスト化されることもあったが、ラジオ番組では時間の制約から40曲しか放送できなかったため、「トップ40」という表現が徐々にポピュラー音楽に馴染んだものとなっていった。

1980年代以降には、45回転盤のほか、カセット・シングル(英語版)、(1988年以降)CDシングル、(2000年代以降)音楽配信、(2010年代なかば以降に)ストリーミングなど、多様なフォーマットが登場し、これら新しいフォーマットの一部ないし全部を取り込むような、音楽チャートの作成基準が変更された。

トップ40や、それに準じる形式の番組のディスクジョッキーの中には、様々なペイオラ(英語版)のスキャンダルに巻き込まれる者もいた。en:Mainstream Top 40も参照のこと。

トップ40形式のチャート、番組

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以下のチャートや番組は、トップ40の形式をとっている。

名称注記
American Top 40KIIS-FM (Los Angeles)およびWHTZ (New York City)によるアメリカ合衆国のラジオ放送回数のカウントダウン
エードライ・アオストリア・トップ40オーストラリアの 放送回数と売り上げ
ネーダラントス・トップ40オランダの旗 オランダ 放送回数とストリーミング、ソーシャル・メディア
ウルトラトップ40ベルギーの旗 ベルギー ワロン語圏
Los 40 Principalesスペイン語圏のチャート
Take 40 Australiaオーストラリアの旗 オーストラリア
全英シングルチャート全英の売り上げとストリーミング
BBC Radio 1で日曜日に発表する分がトップ40形式
The Net 40世界中のユーザーが生み出すチャート
J-AC TOP40エフエム京都のJ-POPトップ40カウントダウン番組
OVERSEAS TOP40エフエム京都の洋楽トップ40カウントダウン番組

脚注

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  1. ↑ ちなみに、トッド・ストーツは、1989年ネブラスカ州放送連盟の「殿堂入り」を果たした。
  1. ↑ Fong-Torres, Ben (1998). Dick Fatherly Knows Best (from The Hits Just Keep Coming: The History of Top 40 Radio). Miller Freeman Books. ISBN 0-87930-547-9 2010年9月20日閲覧。
  2. ↑ Fisher, Marc (2007). Something In The Air: Radio, Rock & The Revolution. Random House Books. ISBN 978-0-375-50907-0. オリジナルの2008-06-17時点におけるアーカイブ。 2010年9月20日閲覧。
  3. ↑ "Timeline/Fun Facts," Broadcasting & Cable, Nov. 21, 2011.

関連文献

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  • Pete Battistini, "American Top 40 with Casey Kasem The 1970s", Authorhouse.com, January 31, 2005. ISBN 1-4184-1070-5
  • Susan Douglas, Listening In: Radio and the American Imagination (New York: Times Books, 1999)
  • Durkee, Rob (1999). American Top 40: The Countdown of the Century. New York: Schriner Books. ISBN 0-02-864895-1 
  • Fisher, Mark (2007). Something in the Air: Radio, Rock, and the Revolution That Shaped a Generation. New York: Random House. ISBN 0-375-50907-0 
  • Ben Fong-Torres, The Hits Just Keep On Coming: The History of Top 40 Radio (San Francisco: Backbeat Books, 1998)
  • Elwood F. 'Woody' Goulart, The Mystique and Mass Persuasion: Bill Drake & Gene Chenault’s Rock and Roll Radio Programming (2006)
  • David MacFarland, The Development of the Top 40 Radio Format (New York: Arno Press, 1979)

関連項目

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外部リンク

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