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初めての伊勢神宮のお勉強にはもってこい❣️
平成24年3月に初めて「神宮」(伊勢神宮は俗称で正式には神宮)をお参りした。事前学習のつもりで本書を読んでみた。とてもためになった。
以下の4章から構成されている。第1章 伊勢神宮とはこんなところ---歴史と祭り---、第2章 伊勢神宮に集う神々---神様の集合体---、第3章 伊勢神宮のお参りのしかた---参宮の歴史と現在---、第4章 式年遷宮のすべて---常若を求めて---。かなりの情報量だが、構成・解説がわかりやすい。
私のようなビギナーは、以下のように、基本中の基本、正式な参拝方法をイラストから学習できる。たとえば、神前のお辞儀の仕方は3種ある。'@腰を90度に折る「拝」(はい)約3秒、'A腰を45度に折る「深揖」(しんゆう)約2秒、'B腰を15度に浅く折る小揖(しょうゆう)約1秒。揖は時と場合に合わせて使い分ける。鳥居の中央を避け左右どちらからで小揖する(外宮なら左側、内宮なら右側)それ以後参道は端を歩く。手水舎(てみずしゃ)で心身を清めるにもこのように手順がある。右手で水を汲み、左手を清める。左手で柄杓を持ち替えて右手を清める。柄杓を右手に持ち替え、左手のひらに水をため、口をすすぐ。柄杓を立てて、残った水で柄杓の柄を洗い流す。柄杓置きに柄杓をふせて戻し、ハンカチなどで手と口を拭く。神前では「二拝二拍手一拝」だが、この時の拝を深揖で行うのが正式。礼拝後、神前から3歩下がって一損して離れる。鳥居を出たら社殿に向き直って一損する。
神宮への参拝客は上記の描写のような正式な所作をエレガントに行う人が多く、さすが天照大御神を祀る日本最高の聖地だと思った。
平成25年は第62回式年遷宮だ。式年とは決められた年限のことで神宮は20年。遷宮とは神様の住まいの宮を移すこと。つまり20年に一度神の新しい宮を造営し、調度や神宝も新調して神様に引っ越していただくことをさす。準備自体は8年前からすでにはじまっている。
パルテノン神殿のように石造りにするとか、同時代の法隆寺のようにがっしりとした木造神殿にもできただろうに、この国の始まり形を残すためなのか、神宮の社殿は、あえて礎石を置かない掘立柱式の唯一神明造で茅葺きの弥生時代の穀倉ふうの華奢な建物だ。よく考えてみると、常若(とこわか)という理想を維持するために、式年遷宮という新陳代謝をくりかえすことで、ちょうど我々の身体のように神宮も「動的平衡」を保っているのかもしれない。
本書は、初心者の頼りになる入門書です。
可もなく不可もなく値段相応