図書館を巡って三千里
普段車で移動する時はスマートフォンをBluetoothスピーカーに繋いで、サブスクからダウンロードした音楽をかけている。
これはこれでかなり便利なのだが、自分が好きなバンドなどがサブスクを解禁していない事が結構ある。
そこでAmazonで高評価だったCDプレーヤーを買い求めて、どうしても聴きたかった念願のブルーハーツの曲を家ではガンガンにかけている。
一枚だけだといかにも寂しいので何か面白そうなアルバムを求めて中古CDを取り扱っているお店を何軒か尋ねたが、最近はCD文化はすっかり下火であり、おっこれはいいかもと思って手に取ってみるとお値段が定価越えしているプレミア版だったりして思うように集まらなかった。
インターネットの通販だとそれなりにお求めやすい物もあるが、試聴してみないと音飛びや再生できないかもという懸念があってホイホイと手を出しにくかった。
そこでそうだ図書館ならばあるかもしれないと閃いて、今日は近所の図書館をハシゴした。
私の住んでいる町は平成の市町村合併で五つの町が一つの市に統合されたので各地域に図書館がある。
家から車で五分の所にある図書館では最新アルバムは置いていないが、私好みの70年代のロックバンドやもっと昔のジャズやシャンソンなどの久しく聴いていない曲が結構あって豊作だった。
一度に借りられるのが五枚までなので厳選して選ぶのも楽しい。
先月は暇さえあればその図書館でCDを借りまくってパソコンに取り込んでからCD-Rに焼く懐かしい作業に没頭した。
あっという間に二十枚くらいのCDが集まってホクホクだったので、他の図書館はどんなものが置いてあるのか気になったのでCD探しの旅に出発。
一駅先に大きな図書館があるので、ここなら沢山CDがあるはずとワクワクしながら足を運んだのだが、どこにも視聴覚資料コーナーは無かった。
あれぇ、これだけ規模の多い図書館なのに置いていないのかな?と思って司書さんに尋ねてみるとCDは置いていなくてDVDなら少しだけありますよという回答でガビーンとなった。
まあ、無いものは仕方が無いと気持ちを切り替えて、そこから車ですぐの古くからある図書館に足を運んだが置いてあるのは古典落語のCDばかりで興味が無いわけではないがいささか渋すぎると思ってスルー。
それから車で三十分ほど走って四軒目の図書館に。
はたしてそこにはCDは置いてあったが、児童向けの歌だったり昔話の朗読だったりと私の好みではない物しかなかった。
残りの図書館は二軒、どちらに行くにもかなりの距離があり移動に一時間くらいかかるので、さすがにそこまでの気力がなくて今日はここまでで打ち止め。
四軒巡って一番品ぞろえが良いのは家から至近距離にある図書館という皮肉な結果にちょっぴり疲れてしまった。
それでも今日も五枚ほど借りてきたので、返却期間までにパソコンに音源を取り込んでCDに焼いておきたい。
図書館のCDの良さは今では入手困難なものが借りられることである。
CD‐Rを買う必要はあるが十枚組で千円もしないので安いものである。
まだまだ気になるCDが結構あるのでご近所図書館を活用しようと思う。
今どきハリーべラフォンテのバナナボートやマチルダを聴いている人は少ない事だろう。
オールディーズは昔から好きなので聴きたいアルバムを見つけると気持ちが上がる。
しばらくはこのCD収集が趣味になりそうである。
なんだかんだであちこちに出かけて楽しい一日だった。
そんなドライブ三昧だった私の昨日の晩御飯がこちら。
昨日は妻が友達とジャズのライブに出かけたのでお一人様ご飯。
何を食べようかと少し考えて、やっぱりお肉でしょうという結論に落ち着いた。
普段の買い物予算ではちょっと手が出ない少しだけいいお肉を二百グラム購入。
他のおかずは厚揚げとミョウガ、ナスと通常運転。
妻が夕方に出かけてから頃合いを見て台所に立つ。
お肉は余分な脂を切り落として筋切りもして包丁の背で叩いて柔らかくする。
少し寝かせている間に副菜作り。
厚揚げはトースターでこんがりするまで焼く。
焼けたら刻んだミョウガをたっぷり乗せてポン酢をかけて出来上がり。
ナスは輪切りにして塩を振ってちょっと待ってから良く揉む。
それを水洗いをしてギュウッと絞る。
味付けは顆粒の昆布だしと醤油とたっぷりのわさび。
味が馴染むまでしばらく冷蔵庫で冷やす。
ではメインのお肉を焼いていく。
筋切りの時に出た脂身をフライパンでじっくり炒って脂を引き出す。
底に軽く塩コショウをしたお肉を投入。
ジュワーッと景気のいい音が鳴り響く。
一分くらい焼いたらひっくり返してお酒でフランベをする。
ボウと火が上がるのですかさずフタをして蒸し焼きに。
頃合いを見て取り出してアルミホイルに包んで休ませる。
この間に洗い物を全て片付ける。
お肉の端っこを切ってみるとミディアムレアになっていて好みの焼き加減。
フライパンに再び火を点けてバターと醤油を入れてバター醤油ソースを作って焼いたお肉に回しかけたら本日の晩御飯完成。
一人でも頂きますをして食べ始める。
まずはナスのわさび漬けから。
ツツーンとわさびの刺激が鼻を抜ける。
しんなりとしたナスの身とハリのある皮との食感の違いが面白い。
次に厚揚げのミョウガ乗せに箸を伸ばす。
カリッとした香ばしい厚揚げにミョウガのショリッとしたほんのり苦みのある味が良く合っている。
厚揚げの脂っこさを中和してくれているのでモリモリと食べられる。
ではメインのステーキをフォークとナイフで頂く。
下処理を丁寧にしたのでスッとナイフが通る。
ソースを絡めてハムリと頬張ると柔らかくて口の中に肉汁が溢れてきてたまらない。
予算を度外視して買っただけのことはある良いお肉だった。
一人でのご飯は会話をする相手もいないのであっという間に終わる。
ふぅ、ご馳走様でした…と思って片付けようとしたがまだ入るなと胃袋が食べ物を求めていた。
そこで普段はめったに食べないカップ麺に手が伸びる。
お湯を沸かして二分半待って仕上げの小袋スープをいれてズズズゥとすする。
久しく食べていなかったカップ麺のジャンクな味が身体に染みる。
くはぁと思わず声が漏れる。
後は一気呵成にズルルとすすってスープまで飲み切ってしまった。
いやいや、体には良くないぞという背徳感に全身がゾワゾワした。
お腹もようやくいっぱいになったので本当にご馳走様。
後片付けをチャッとやって妻が帰ってくる前に就寝。
たまの一人ご飯は羽目を外してしまいがちだが、何を食べたのかというのはもちろん妻にはナイショです。
それにしても最近の図書館はCDやDVDをあんまり置いていないんですね。
図書館行脚で半日以上ドライブをして結構疲れたが収穫もあったので良しとしよう。
返却期間までにパソコンに取り込んでCDダビング作戦を完遂するぞー。
手間がかかる趣味は障害が多ければ多いほど楽しいですよね。
今から越路吹雪さんのシャンソンを取り込む作業に勤しみます。
ろくで~なっし~♪
