いずれは自分も通る道…にはしたくない
今日の気温も34℃となかなかに厳しい残暑。
朝からしっかり水分を摂っていたのでお昼には手持ちのお茶を飲み切ってしまった。
なのでスーパーで補充することにした。
コンビニで買うよりも半額くらいで手に入るので利用しない手はない。
たまたま通りがかったお店だったがポイント五倍の日でお客さんが大勢いて駐車場もぎゅうぎゅうだった。
600mlの麦茶を一本購入して外に出ようとすると出口付近で妙齢のご婦人方が立ち話をしていた。
ううん、これじゃ通れないなぁと思っているとご婦人たちは私には気が付かずおしゃべりに夢中である。
声のボリュームが大きいので会話は筒抜けだった。
何でもここ最近の暑さだとアスファルトの温度は60℃を超えるらしく、家の前に置いていたサンダルのゴム底が溶けたという本当なの?という事を熱っぽく語っていた。
それから知らない人の話を始めて会話が終わる気配が無いので、すいませんが…と一声かけたらあらぁゴメンナサイねぇと言って道を開けてくれた。
やれやれと思って駐車場に戻って車に乗り込んで再び移動開始。
そんなに地面の温度が高いのならば車のタイヤのバーストが頻繁に起きるのも納得できるなぁとぼんやりと考えながら信号待ちをしていた。
安全のためバックミラーとサイドミラーをチラリとチェックしていると、歩道を走っていた自転車の人がガシャンと自転車を投げ捨てて怒りの感情丸出しでそのまま歩き出した。
70代くらいの男性で汗びっしょりだった。
想定外の出来事に何が起きたのか一瞬理解できなかったが自転車がパンクでもしたのか、それとも不慮のアクシデントでも起きたのかと思ったがこちらも運転中ですぐに信号が変わったので後の事は分からない。
うわぁ、気になると思ったが事件性はないみたいだったので放置された自転車がどうなるんだろうと思った。
それからついさっき帰宅途中に片側一車線の見通しのいい道路を走行していたら、後方からくすんだレモン色の軽自動車が猛追してきてピタリと私の後ろに張り付いた。
おおっ、これは煽られているのかっ?と思ったが何か違和感があることに気が付いた。
それは張り付いてきたと思ったら急に減速して思い切り長い車間距離を取ったり、再び異常な距離まで近づいてきたりと相当不安定な運転をしているという事だった。
バックミラーをよく見ると運転していたのは昭和モダンなレトロな帽子を目深に被ったかなりお年を召した女性だった。
しかも大き目のサングラスをかけておりいかにもマダムという雰囲気だったが運転自体は正直かなり危なっかしかった。
その着かず離れずのカーチェイスに一分くらい付き合ってこちらが左に曲がったらくすんだレモンカラーはピューンと視界から消えていった。
ああ、怖かったとあおり運転とはまた違う恐怖を味わって肝を冷やした。
こちらの方の推定年齢は八十歳は軽く超えているはずである。
最近運転していると高齢者マークを付けた車の割合が非常に増えていることを実感する。
延々と時速ニ十キロくらいで走行する方や左右を全く確認せずに脇道から飛び出してくる場面に遭遇することも日常茶飯事である。
何せ住んでいるのが田舎なので年配の方でも運転しないと生活に大きな支障が出る事は分かるが、ヒヤリとする度に早く自動運転が普及しないかなと思う。
とはいえそう遠くない未来に自分も同じ立場になるわけで、なるべく自分本位にならずに謙虚でみんなから愛されるお爺ちゃんになりたいものだとしみじみ思った。
そんな目指せ好々爺な私の昨日の晩御飯がこちら。
昨日は早朝から副菜の仕込みをしておいた。
長芋の皮を剥いて角切りにしてめんつゆと塩昆布、鰹節を混ぜた漬け汁につけておく。
ナスを斜め切りにして軽く塩をして揉んだらわさび、醤油、酢、みりん、うま味調味料で味付けしてこれをポリラップに入れて良く揉み込んで冷蔵庫に。
これで副菜が二品完成。
帰宅してからメインを作る。
鯛の頭が激安だったので熱湯をかけて霜降りにして洗いながら鱗を良く取る。
それを醤油、酒、みりん、しょうがの輪切りで作った煮汁で強火で煮ていく。
煮魚はサッと強火で炊くのが美味しく出来上がるコツである。
鯛があめ色になったら火を止めて少し冷めたら針しょうがを乗せて鯛のカブト煮の完成。
もう一品欲しかったのでウインナーをボイルした。
糠漬けはズッキーニ。
朝の仕込み済みの野菜二品を足してちょっと贅沢な晩御飯の完成。
妻と一緒にいただきます。
昨日のお酒はレモンサワー。
プシッとプルタブを起こしてグラスに注ぐ。
クッと飲むと無糖なので酸味が疲れた身体に効く気がする。
では長芋のめんつゆ漬けから食べる。
半日漬け込んだので出汁が良く染みており昆布と鰹節の旨味も出ていてなかなかいいおつまみだった。
レモンサワーにも良く合う。
次にウインナーをパキッとかじって肉成分を補給する。
これはもう間違いのない味。
二杯目からのお酒は麦焼酎のロック。
氷をたっぷり入れてツツッと飲むとシンプルに染みる。
ナスのわさび漬けをハクッと口に運ぶとツツーンと辛さが鼻に抜ける。
おおう、これは辛いというと味見した妻が私には辛すぎるわと言って敬遠した。
なのでナスの独り占めでウハウハだった。
次にメインの鯛のカブト煮に箸をつける。
下拵えを丁寧にしたので生臭さは無い。
身がホクホクで噛むと甘じょっぱい煮汁に絡んで上出来だった。
特に頬の辺りの身はかなり引き締まってきてキュキュッとした歯応えでたまらない。
妻はこのカブト煮がかなりお気に入りだったようで夢中で器用に身をほじってはパクリパクと堪能していた。
それでもお楽しみの目玉はどうぞと譲ってくれたので、それではとアムッと頬張るとゼラチン質がプルプルしていてムホホとなる。
二人で夢中で身をせせりながら食べた。
時おりズッキーニの糠漬けを食べると口の中がリセットされていくらでも食べたり飲んだりできそうだった。
それでもまだ火曜日なので焼酎は二杯で止めておいた。
お肉あり、お魚あり、野菜もたっぷりの栄養バランスのいい食事を作ることが出来てとっても満足感を感じながらご馳走様。
後片付けはお皿が多くてちょっと大変だったがササっと完了。
寝る前に椎名誠の新刊を少しだけ読んで、その変わらない筆致に安心しつつ夢の中へ。
今日は何だかお年寄りパワーを三本立てで見せられてお腹いっぱいです。
特に最後の昭和モダンマダムのフラフラ運転がおっかなかったっス。
ぶつけられなくて良かった~。
くわばらくわばら。
