ご存じですか?台風コロッケ
この数日六月としてはかなり珍しく台風が通過した。
私の住んでいる瀬戸内は進路から外れていたが前線の影響で雨はかなり降った。
風はそれほどでもなかった。
昨日は特に関東地方では豪雨と暴風で停電などの影響が出た地域もあったそうなので大変だったと思う。
台風が来た時に食べるものと言えばコロッケというのが定番になったのはいつ頃の事だろうか。
ちょっと調べてみたらこの風習は2001年に某インターネット掲示板に投稿された記事が元ネタになっているらしい。
その投稿を見た他のネットユーザーが面白がってそれって台風コロッケだねと言い出してあっという間にインターネットの世界に広まった。
この情報を知ったスーパーやデパートは商機とばかりに台風で天気が大きく崩れる前にお惣菜で台風コロッケ販売中と大々的に売り出したことでこの言葉が独り歩きを始めた。
私も若い頃は台風が近づいてくるとお惣菜屋さんに駆け込んでコロッケを買い求めたものである。
台風コロッケは私が愛してやまない、よしながふみ先生のマンガ「きのう何食べた?」でも取り上げられておりケンジがシロさんに台風と言ったらコロッケでしょうと力説する場面がある。
この話はコミックス二十二巻に載っているので気になられた方は是非一読をお勧めする。
しかし最近ではこの風習は徐々に下火になっており、特に若い世代の人にはその名前すら知らない人もかなり増えてきているらしい。
元々が四半世紀前に誕生したブームで歴史自体が古い訳でもなく昔からの伝承というわけでもないので興味のない人には何それ?となるそうだ。
それでも台風でのコロッケ特需を狙いたいお店などは令和コロッケと名前を変えてみたりとあれこれ宣伝をしているようだが効果のほどははっきりしない。
今回の台風で何はともあれとコロッケを買いに行ったり自宅で揚げたりした人が果たしてどのくらいいた事か。
一時代のあだ花としてこの文化が忘れられていくのはちょっぴり寂しい。
もっとも台風の被害が深刻な時にはこんなのん気な話題はとてもじゃないが出せませんが。
台風コロッケ、名前だけでも覚えて帰ってくださいませ。
