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カナカナと郷愁誘うヒグラシよ

昨日の夕方に庭に出てみると近くの森からヒグラシのカナカナカナ…という声が聴こえてきた。

気が付けば立秋も過ぎ、ヒグラシの声を聴くと暑い暑いと言っていた真夏からほんの少しだけ季節が過ぎていく気配を感じる。

私の地元ではセミと言えばミンミンゼミの勢いが凄くて、公園や森などの近くではミーンミンミンミーンと蝉時雨を堪能する事が出来る。

しかし今年はあくまで私の体感だがセミ自体の数が少ない年なのか、あまり蝉時雨に遭遇しなかった。

自宅の庭にもセミの幼虫が沢山眠っており、毎年夏が来ると庭木に脱皮したセミの抜け殻をいくつも見かける事が定番である。

それが今年は不思議なくらい抜け殻の数が少ない。

セミの羽化のタイミングには周期というものがあり、鳴き声がやかましいアブラゼミやミンミンゼミは大体3年から5年くらいの周期で羽化するらしい。

しかし雨があまり降らない空梅雨だったり、日中の気温が35℃を越えてくるような猛暑だと地中から出て来られなくそうである。

確かに今年の梅雨はそれほど雨が降らなかったし、気温も猛暑日を連発していた。

そういう条件がいろいろ重なって今年の夏は蝉の声が控えめなのかもしれない。

子どもの頃は早朝のラジオ体操が終わってから、公園の木に止まっているセミを捕まえまくったものである。

セミを捕まえるのは意外と簡単で、まずセミに気づかれないように足音や気配を消して忍者のようにそおっと近づく。

それからセミの死角である側面か背後に虫取り網を近づけて、ギリギリの距離になったら一気に網をかぶせる。

コツさえ掴めば小さな子でも出来るので虫取り初心者にお勧めである。

達人クラスになると虫取り網なんか使わずに無造作に手でパッと掴む早業を得意げに見せてくれた。

捕まえたセミにはランクがあり、アブラゼミやミンミンゼミは初心者クラスで一番人気だったのはクマゼミだった。

あの薄緑色のボディがとにかく格好良くて運よく捕獲した子はその日のヒーローだった。

獲った後のセミは虫かごに無造作に突っ込んでいたが、ミンミン、シャワシャワと大変賑やかなので飼おうというもの好きはいなかった。

誰が何匹捕まえたかを確認したら逃がしていた。

そんな他愛も無い遊びを夏休み中飽きもせずに続けていたのが懐かしい。

そういえばある時に沖縄出身のお笑い芸人さんが沖縄の子どもはセミを油で揚げて食べるという話を聞いて衝撃を受けたことがある。

何でも海老に近い味がするそうで美味しいと言っていた。

初めてその話を耳にしたのが中学生の頃だったのでウッソだぁと思っていたが、紆余曲折を得てそれなりの食体験をしてきたので今では昆虫食には全く偏見がなくそれも有りなんだろうなと思う。

海外ではセミは成虫よりも幼虫の方が人気があるそうで、素揚げが一番らしい。

そんなに美味しいのなら本場で食べてみたいものだと思っている。

何ゼミが一番人気なのかが気になる所である。

そんなセミ尽くしの話の後にしれっと昨日の晩御飯の話を。

メインは豚トロの冷しゃぶ。

豚トロに片栗粉をまぶして熱湯でしっかりと茹でる。

その間にキャベツを千切りにして玉ねぎをスライスして水にさらして絞って辛みを抜く。

お皿にキャベツと玉ねぎを盛りつけたら、その上に茹でた豚トロをドーンと乗せてラップをして冷蔵庫にイン。

副菜は絹ごし豆腐に揚げ玉とネギを乗せたたぬき奴。

もう一品はキュウリを薄切りにして塩昆布と柚子胡椒を合わせてビニール袋に入れて良く揉み込む。

後は定番の納豆をつけて、冷しゃぶの粗熱が取れたら晩御飯の出来上がり。

妻と一緒にいただきます。

まずは豚トロの冷しゃぶから。

味付けはゴマダレにした。

豚トロと一緒に野菜をグワッと掴んで思いきり頬張る。

片栗粉のおかげで豚トロはツルリとした食感で脂も落ちていてサクサクした歯ごたえでお肉の旨味もちゃんとする。

キャベツと玉ねぎもゴマダレと相性が良くて食べ応え満点である。

妻は冷しゃぶが好きなのでこの変化球も美味しい美味しいとパクリパクと食べてくれた。

お次はたぬき奴、醤油を回しかけてハムリ。

揚げ玉のサクサク食感と冷たい豆腐の組み合わせはなかなかアリだと思う。

合間にキュウリと塩昆布のピリ辛漬けを食べる。

私にはちょうどいい辛さだったが、辛い物が苦手な妻はう~んちょっと辛すぎるかもと言ってあまり箸を伸ばさなかったので、あぁこれは食べないパターンだと思って私が一手に引き受ける事にした。

昨日もアイドルの配信コント番組を二人で観ながらの晩御飯。

丁度いい長さの番組で食事のペースと合っていた。

ご馳走様をして後片付けをしてもらったのでありがたやと妻を拝んで就寝。

セミ、皆さんの街でも鳴いていますか?

なぁんだか今年は少ない気がするんですよね。

ま、獲って食べてやろうとまでは思いませんがそれなりにセミは好きな昆虫です。

あ、今も外からヒグラシの声が…。

盛夏から晩夏へのファンファーレにも聴こえてきます。

夏も折り返しかな。

ちょっぴりセンチメンタルになっちゃいますね。


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