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売れるニッチの見つけ方完全ガイド - TAM/SAM/SOM計算から競合分析・参入判断まで

「ニッチを狙え」とよく言われる。でも「どのニッチが売れるニッチなのか」の判断方法は、あまり具体的に語られない。

感覚で「ここだ」と決めて動いた結果、全く需要がなかった。あるいは競合が強すぎて勝ち目がなかった。そういう失敗は珍しくない。

この記事では、TAM/SAM/SOM計算の実例・競合分析のフレームワーク・参入判断の基準を、できるだけ具体的に書く。数式の話だけでなく、「どうやって実際に事業ドメインを決めるか」というプロセスを共有する。

この記事で得られること

  • TAM/SAM/SOMの定義と実際の計算の手順

  • 「売れるニッチ」と「売れないニッチ」の見分け方

  • 競合分析の具体的な手順(ポジショニングマップの作り方)

  • 参入判断に使える4つの基準

  • 実際の事業ドメイン選定の事例(3パターン)


TAM/SAM/SOMとは何か、正確に理解する

投資家へのピッチや事業計画書でよく使われる「TAM/SAM/SOM」は、市場規模を3層で整理するフレームワークだ。

TAM(Total Addressable Market):全体市場規模
自分のサービスが解決できる問題を抱える、全ての人・企業の市場規模。制約を一切取り除いた場合の理論上の最大市場。

SAM(Serviceable Addressable Market):実際にアクセスできる市場
TAMの中で、自分が実際にアプローチできる範囲。言語・地域・販売チャネル・価格帯など、現実的な制約を加味した市場。

SOM(Serviceable Obtainable Market):現実的に獲得できる市場
SAMの中で、3〜5年以内に自分のリソースと競合状況を考慮したときに現実的に取れると思われる市場シェア。

この3つのうち、最も重要なのはSOMだ。投資家も事業計画でも「TAMが大きい」ことではなく「SOMが根拠を持って試算されているか」を見る。


TAM/SAM/SOM計算の実例

事例として「フリーランスエンジニア向けの確定申告・税務サポートサービス(月額制SaaS)」を想定して計算する。

TAMの計算:

フリーランスおよび個人事業主の税務課題全体の市場。

国税庁のデータ(2025年)では個人事業主の確定申告者数は約700万人。このうち会計ソフトやサービスに月1,000〜3,000円程度を支払う可能性がある層を40%と仮定すると:

700万人 × 40% × 年2万円(月約1,667円)=約5,600億円

これがTAM。ただしこの数字は市場全体なので、既存の大手(freee・弥生・マネーフォワード)が大部分を占めている。

SAMの計算:

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