【Clay攻略】「自由すぎて使えない」を突破する2つの思考法(Clay Uni 1章まとめ)
1. はじめに:Clayは「楽器」である
Clayを初めて触った時、多くの人がこう感じます。 「何でもできそうだけど、何からすればいいかわからない……」
公式はこの状態を「白紙のキャンバス問題(Blank Canvas Problem)」と呼んでいます。自由すぎるがゆえに、ガイドがないとただ音を鳴らしているだけで、音楽(=成果の出るワークフロー)にならないのです。
(このエバンジェリストの方の話方は非常にわかりやすく、めちゃくちゃ勉強になる、、)

今回は、harutaの学びのアウトプット第2弾として、Clayを使いこなすための2つの地図「FETE」と「Jigsaw」についてまとめます。
2. プロセスの地図:FETEフレームワーク

Clayでの作業は、どんなに複雑に見えても必ず以下の4ステップに集約されます。
① Find(見つける): ターゲットとなる企業や個人のリストを特定・インポートする。
② Enrich(豊かにする): 外部ソースやAIを使い、メールアドレス、SNS、企業情報などのデータを肉付けする。
③ Transform(変換する): ここがClayの真骨頂。 生のデータをAIや関数で加工し、パーソナライズされたメール文面や、独自のリードスコアリングを作成する。
④ Export(書き出す): 完成したデータをCRM(HubSpot/Salesforce)やメール配信ツールへ送る。
「今、自分はどのフェーズの作業をしているのか?」を意識するだけで、迷いがなくなります。
3. 品質の地図:Jigsaw(ジグソー)フレームワーク

「FETE」が手順なら、「Jigsaw」は精度の高め方です。パズルを隅(コーナー)から埋めるように、データも優先順位をつけて整理します。
Corner Pieces(角のピース):必須の識別子
企業なら「ドメイン」「LinkedIn URL」。
個人なら「LinkedIn URL」「フルネーム」。
ここがズレると、後のデータ補完がすべて狂います。
Edges(外枠):基本データ
従業員数、職種、業界など。ターゲットが正しいかを確認する枠組みです。
Middle(中身):専門的なデータ
Clayが提供する150以上のプロバイダーやAIによるWebスレイピング。ここで独自の価値を生みます。
4.【haruta's Eye】
視聴する中で気になった、外部データソース・アプリ連携開発頻度・具体的な運用方法についてまとめてみた。
【Enrichの主な外部データソース】
Clayは「150以上のデータプロバイダー」と連携しており、それらを自由に組み合わせて(Waterfall機能など)活用できるのが最大の特徴。
主なソースは以下のカテゴリに分類されるとのこと。

【連携アプリが増える頻度】
連携先の追加頻度については、公式に「週に何件」といった固定の数字は公表されていないが、これまでのアップデート履歴や動向から以下のことが言えるとのこと。
月単位での新機能・統合の追加: Clayは非常に開発スピードが速く、数週間〜1ヶ月に一度のペースで新しいネイティブ統合やデータソース、またはAIモデルのアップデート(最新のGPTやClaudeへの対応など)が行われています。
エコシステムの拡大: 最近では単なるデータ提供だけでなく、Gong, Webflow, Instantly, Smartlead といった、CRMやセールスオートメーション、CMSツールとの「書き出し(Export)」側の連携も急速に強化されています。
ユーザーリクエストへの対応: コミュニティ(Slackやフォーラム)での要望が強く、APIが公開されているツールであれば、優先的にネイティブ統合される傾向にあります。
また、実際の運用イメージは以下。
1. 「シグナル」を捉えたタイミング特化型アウトバウンド
単なる「リストへの送付」ではなく、「今、連絡すべき理由」を自動で特定する運用。
活用ソース: LinkedIn(求人情報)、Crunchbase(資金調達)、BuiltWith(技術スタック)
運用イメージ:
Find: 自社のターゲット業界の企業リストをインポート。
Enrich: 「最近、営業職(SDR/AE)の求人を出したか?」「過去3ヶ月以内に資金調達をしたか?」「競合製品を導入しているか?」を複数のソースで確認。
Transform: 全ての条件に合致した企業に対し、「SDRの増員、おめでとうございます。組織拡大のタイミングで、弊社のツールがどう貢献できるか……」という文脈をAIで生成。
メリット: 相手が「なぜ今、自分に連絡が来たのか」を納得できるため、返信率が劇的に向上します。
2. Claygentによる「超・特定条件」でのリード選別
従来のデータベースには載っていない「Webサイトを深く読み込まないとわからない情報」をAIに調査させる運用。
活用ソース: Claygent(Clay独自のAIエージェント)、各社公式サイトの料金ページ・事例ページ
運用イメージ:
Find: ターゲット企業のドメインリスト。
Enrich: Claygentに「この会社の料金ページに『エンタープライズプランはお問い合わせ』という表記があるか?」「導入事例に金融業界のロゴがあるか?」をWeb巡回して調査させる。
Transform: 「エンタープライズプランあり = 大手攻略の意欲あり」と判断し、独自のリードスコアを付与。
メリット: 人が1件ずつWebサイトを見て回る「目視チェック」の時間をゼロにし、本当に確度の高い企業だけにリソースを集中できます。
3. インバウンドリードの自動補完とCRM同期
資料請求などで入ってきた情報が少ないリードを、営業が即アタックできる状態に仕上げる運用です。
活用ソース: Apollo, Clearbit, Dropcontact(これらをWaterfall連携で使用)
運用イメージ:
Find: HubSpotやSalesforceに入ってきた「氏名とメアドだけ」のリードを同期。
Enrich: Waterfall機能(※1つ目のソースで見つからなければ2つ目を探す仕組み)を使い、個人のLinkedIn URL、正確な職位、会社の従業員数、本社所在地を特定。
Transform: リードの属性に合わせて、「スタートアップ向け」か「大企業向け」かの資料を自動でメール送付。
メリット: IS(インサイドセールス)が調査に費やす時間を削減し、リード獲得から架電までのリードタイムを最短化します。
結論、外部データソース連携は非常に多く、また開発スピードも非常に早い。ただ、アメリカ市場では最大効果的に活用できるが、日本市場で活用するには、まだまだ情報が拡充されていないものもあるので、使い方が非常に重要そう。
諸々踏まえ、以下のような使い方であれば、日本市場でもすぐに活用できそうだと考えている。
1. 「データがない」を解決するClaygent(AIエージェント)
従来のツールは「DBにあるデータ」しか引き出せないが、Claygentは日本語のWebサイトを直接読みにいける
強み: 日本企業の公式サイト、採用ページ、IR資料、ニュースリリースなどを日本語で検索し、内容を要約してデータ化できます。
活用例: 「この会社の最新の決算資料から、DXに関する投資計画があるか探して」と日本語で指示すれば、自動でリサーチして「あり・なし」やその内容を抽出してくれます。
2. 「国内DB」×「Clay」のハイブリッド運用
日本特有の企業データベース(SalesNow、forcusなど)から書き出したCSVを、Clayにインポートして使う手法が最も効率的
Find(日本国内ツール): 精度の高い国内法人番号や基本情報を国内DBで取得。
Enrich & Transform(Clay): そのリストをClayに読み込ませ、LinkedInでの個人特定や、AIによる最新ニュースのリサーチ、パーソナライズ文面の作成を行う。
メリット: 国内DBの「正確な企業属性」と、Clayの「高度なAIリサーチ・変換」のいいとこ取りが可能
入り口の構築に関しては一定負荷は発生しそうだが、個社独自の仕組みを構築できれば、非常に大きなインパクトをもたらしそう。
次回は「Clayを使いこなした先に待っている3つの成功シナリオ」などについて、まとめて投稿します!!
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