あの国はやっぱ駄目だ
だから稼ぐためにはヒトが欲しがるようなモノを作らないとダメだ。
それはわかった。
でも人生、もっというと幸福には金だけではダメだ。
金は大事だが金では買えないモノがあることも確かだ。
たとえば
これからはお花見の季節だ。最近は日本のこのお花見文化が世界で大盛況だ。
確かに名所と呼ばれる各地に行くのに交通費やら何やらかけて行く。
けれど
直接桜にお金を払っているわけではない(桜を管理しているものには払っているのかもしれないが)。
秋や冬にお花見をしたいと思っても、いくらお金を積んでも秋や冬に桜は咲かない。
桜が枯れてしまったら尚更。
この季節でしか味わえないのである。
何を求めて出かけるのか。
風景。もっと端的にいえば癒やし。
あるいは感動。
海を観に行く、山を観に行く、動物と触れ合う。
全て癒し。
癒してくれるものは何か。
景色。
自然。
破壊してしまったら戻るのに相当の時間がかかる。いくらお金を積んだって。
食糧だって与えてくれる真のものは自然だ。
あの国はそれがない。
稼げればいいと自然を破壊しまくっている国。
自然は確かにお金は与えてくれない。でもお金よりももっと大事な、根本的なモノ・コトを与えてくれているのにあの国はそれがまるで理解っていない。
ショートストーリーにこんな話があった。
【ある農夫婦が畑仕事をしていると金の種を見つけた。
それは換金してみると純金で夫婦1年分の収入に匹敵する金に変わった。
換金するのに持ち出した時、種がこぼれ落ちたのか、家に帰ってみると畑の数カ所から金の芽が発芽していた。
夫婦はつぶやいた「これでもう汗水垂らして働くことはない」
翌日、金の芽は畑いっぱいに広がっていた。
金の繁殖力は凄まじく、1週間で国は金の草でいっぱいになり、農作物は駆逐された。
「金の芽を摘み取って農作物を植えるように」
国はそう命令を出し、人々はせっせと金を摘んで農作物を植えたが金の繁殖力のが勝った。
金は大暴落し、餓死者が出るようになった。
やがて全ての生命が息絶えた。
金は細かい粒子となって建物やら何やらを全て崩壊させていった
長い年月が流れた
別の星の人はその星を「太陽」と呼ぶようになった】
あの国は駄目だ。
