【好き嫌い】
【好き嫌い】
三題噺:猫可愛い/疑問/頭を使いたくない
「なんで、手をつけないの?」
「え……?」
「なんで一度手に取っておきながら途中でやめたの?」
「いや……好みに合わ……」
「そっちのは、手にも取らなかったじゃん」
「う、うん……」
「他にもいろいろあるのに。好き嫌いしないで!」
「えっと……」
「あたしが作ったの、そんなに気に入らなかったの?途中でやめちゃうくらいダメだった?……ヒドい……ヒドいよ……」
「ごめん……で、でもぼくにはちょっと重い感じのやつばっかりだから、つい……」
「つい、なに?」
「…………ちょっと、遠慮しとこうかなぁ……って……」
「……重いの?あたしが作ったやつ……」
「うん。もうこの際だから言うよ、君の書く小説は詰め込みすぎ!ボクたちライト層には重すぎるよ!二重、三重に張られた伏線とか要らないの!サラリと読めて、あー猫かわいい❤でいいの!あー良かったねでいいの!せいぜい、どんでん返しくらいがちょうどいいの!!」
「寝たか。……たまには重めのやつだって読むさ。……ちゃんと面白いならね。」
