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【ニホンザル】 スノーモンキーという虚像 その2

こんにちは、kiyoです。
下北半島に生息するニホンザルは「北限のサル」と呼ばれ、人間を除く霊長類でもっとも北に生息するサルです。

下北半島 福浦漁港エリアにて

しかし下北半島は津軽海峡から吹き付ける強風の影響もあり、積雪はあまり多くありません。
また、標高も低いこともあり、気温真冬でも気温が極端に下がることはなく、氷点下10℃くらいが最低気温の標準です。

志賀高原に生息するニホンザルは、上高地より更に数百メートル標高が高いエリアを活動域の中心としていて、冬の最低気温は氷点下20℃になります。

さらに志賀高原より北の雑魚川流域は、鳥甲山と苗場山に雪雲が引っ掛かり豪雪をもたらすため、冬の積雪は5mを超えます。

今年の冬は少雪でしたが、雑魚川は、それでもこの積雪。

ニホンザルが生息する環境としては、日本でもっとも過酷な環境と思われます。

この過酷な環境に生きるサルたちにつけられた呼び名が「snowmonkey」です。

スノーモンキーたちのこういった姿を見て、「snowmonkeyはなんて過酷な環境で生きているのだろう」
と多くの人は感じ、たくさんのフォトグラファーたちが、「snowmonkeyを題材にすれば世界のコンテストで賞が狙える」と、冬になると地獄谷野猿公苑に押し寄せてくるわけです。

しかし実際に雪山にサルたちを追いかけてる私に彼らは訴えてくるのです。
「君たちはなにか間違えてないかい? 僕らは全然そんな悲惨な生き方なんてしてないよ」
と。

あまりニホンザルのことを知らないフォトグラファーやテレビ局のディレクターが、誤ったイメージで、或いは意図的に印象操作して伝えている「snowmonkey」の姿。

実際の本来の「snowmonkey」の姿はかなり違います。
過酷な環境に耐え忍んで生きているのでも、或いは、そんな悲惨な環境に負けずにたくましく生きているわけでもありません。

彼らは彼らが生きていける限界値よりはるかに余裕のある状態で、悠々自適に冬を暮らしているのです。

その3に続く。。。

* ヘッダー画像、及び本文中の画像、動画は、注釈が無い限りは私本人の撮影 によるものです。

* 各野生動物ごとの記事をマガジンにまとめてあります。
過去ログもぜひお読みください。





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