【ニホンザル】 桜とニホンザル
こんにちは、kiyoです。
信越山岳地帯の山の桜もその季節は終わろうとしています。
日本人は桜がとても好きです。
しかしニホンザルは桜はたいして好きではありません。
こんなことを書くと、サルが桜の花を食べるシャッターチャンネルを何時間も待ち構えているカメラマンさんたちに悪いのですが、残念ながらこれは事実です。
まぁちょっと考えればわかることで、サルが桜の花が好きならば、桜の季節には桜の木にサルの群れが殺到して、観光客が桜見物する前に桜の花は食べ尽くされているはずです。
猿ヤナギのように。
しかし実際にはサルの生息エリアでも桜の花はちゃんと残っているし、桜の花を食べるニホンザルの写真を撮ろうと思うと、何時間もそのチャンスが来るまで待つか、よほど運よくその場面に遭遇しなければサルが桜の花を食べる写真は撮れないわけです。
桜の木に10頭ものサルが群がって桜の花を食べている写真などまったく無いのは当たり前のことで、ほとんどのサルたちは桜の花など見向きもせずに、その木の下を通り過ぎていくのです。
毒があるわけではないので、桜の花を食べるサルもいることはいます。
わずかですが食べるサルもいるので、カメラマンさんはそのチャンスを待っのでしょう。
日本人は桜が好きなので、桜の花を食べる野生動物の写真を撮りたい気持ちはわかります。
しかし、SNSに投稿された写真につけられたタイトルやキャプションに、「春の風物詩」みたいな、「サルも桜が大好き」みたいなことが書いてあると、これは完全な間違いです。
そういう写真がコンテストで金賞に輝いてたりすることもあります。
審査する人は一流の写真家の方でしょうが、ニホンザルの野生生態については何も知らないでしょうから仕方ないことかもしれませんが、有名な写真コンテストなどなら、出来れば野生ニホンザルの生態を正しく伝える写真を選んで欲しいものです。
この動画でも、確かにサルが桜の花を食べてはいますが、まだ何が美味しくて栄養があるのかわからない子ザルや、群れの隅っこで余り物を探して食べてるようなメスザルくらいが桜の花を食べるわけです。
この季節のサルたちの主食はあくまで春芽、山菜、猿ヤナギなどです。
桜は花が散ったあとの実はサルも好んで食べます。
しかしこれはクマの大好物でもあるので、クマの行動の十分な知識と警戒が必要です。
桜の実に限らず、これからの季節のサルの好物は、そのままクマの好物でもあります。
サルとクマの植物の食性は完全に一致し、同じ場所にサルがいればクマもいますので、本当に十分注意しましょう。
* ヘッダー画像、及び本文中の画像、動画は、注釈が無い限りは私本人の撮影 によるものです。
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