【読書記録】2025年10月前半
ごきげんよう。ゆきです。
聞いてください、この私が今月前半だけで海外ミステリ3冊読了です。やりました。快挙です。
しかも今、相当な沼にハマりつつあります。あれもこれも、今まで避けてきたはずの海外ミステリを読みたくてたまりません。まさかこんな日が来るとは……感無量でございます。
ではでは、漲る自信に鼻の穴を膨らませながら10月前半の読書記録スタートです!
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前科持ちのミリーが手に入れた、裕福な家庭でのハウスメイドの仕事。だが、この家は何かがおかしい。不可解な言動を繰り返す妻ニーナと、生意気な娘セシリア。夫のアンドリューはなぜ結婚生活を続けていられるのだろうか? ミリーは屋根裏部屋を与えられ、生活を始める。しかし、この部屋には……。そして、家族にまつわる真相が明かされるや、それまでに目にしたものすべてがひっくり返る。恐怖と衝撃のエンタメ小説。
2日で読了。この私が。海外ミステリを。
これまで長編海外ミステリ1冊に3ヶ月かけていた私が!!もうそれだけで本書の読みやすさと面白さは十分伝わるのでは。
翻訳がシンプルで読みやすくて上手すぎる。こんなに読みやすい海外モノ初めて!そして登場人物もメインは5人しかいないので、カタカナ嫌いの私にはもってこい。これは私同様、海外モノに苦手意識がある方にぜひ読んでみてもらいたい。「あ、自分海外ミステリいけるじゃん!」っていう単純ながらも物凄い自信と、早く他の海外作品を読みたくてうずうずする感覚を一緒に体験しましょう。
映画化が決まっているらしい本作。もう絶対面白いじゃん。何言ってもネタバレになりそうだからあらすじ以外のことは迂闊に書けないのだが、いやもう本当に面白かった。細かく章分けされているからキリのいい所で閉じやすいのに、続きが気になりすぎて全然手が止まらなかった。終わり方も最高。しっかりゾッとして、でもホッとする。イヤミスの重たい感じより、最近は安心感が多少ある方が好みかも。
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イギリス、カンブリア州のストーンサークルで次々と焼死体が発見された。マスコミに「イモレーション・マン」と名付けられた犯人は死体を猟奇的に損壊しており、三番目の被害者にはなぜか、不祥事を起こして停職中のNCA(国家犯罪対策庁)の警察官「ワシントン・ポー」の名前と「5」の字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは上司の判断で停職を解かれ、捜査に合流することに。そして新たな死体が発見され……英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作。
お……面白かった……海外ミステリでこんなに面白かったのは本書が初めて(『ハウスメイド』もミステリ枠ではあると思うが、より本格を求めるならこちら)……私がついに海外ミステリを克服し更に沼に落ちた記念すべき作品。
凄惨過ぎる犯行シーンからのスタートで、(ははん、これは洋モノあるあるのグロさが売りのミステリなんだな)と高を括った顔して読み始めたらとんでもない、フーダニット&ホワイダニットがあまりにもドラマチックで息もつかせぬ展開が立て続けにやってくる極上ミステリだった。猟奇的過ぎとも言える犯行にも意味がある。
切なさに胸が苦しくなる展開もあった。でも読了した今、少しほっとしている自分がいる。この終わり方大好き!今まであまり海外モノの人間ドラマに沸いたことがないのだが、本作は本当にメインの登場人物たちの関係性が素敵だった。シリーズになっていてありがたい。しばらく海外ミステリ沼を楽しんで泳げそうである。
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8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。
海外ミステリ小休止。8月の宣言通り、長らく気になっていた東野作品を選書。
『ある閉ざされた雪の山荘で』と並び称されるのも納得。個人的には『仮面山荘』の方が好き。折原氏の本音ダダ漏れな解説もひっくるめて推薦したくなる。先にこっちを読めば良かった。
普段私が同著者ミステリを読む時の心情としては(次はどんなトリックで驚かせてくれるのかな……わくわく)という感じであり、そういった読者の期待に応えているからこそ一流ミステリ作家になりうるのだろうが、今回は私の選書センスが無く期待が裏切られる形になってしまった。これと酷似しているトリックの別ミステリを先に読んでしまったのだ(ネタバレになるからタイトル伏せるけど最近このミス受賞で話題になっているあれです!トリックほぼ一致なんだけど大丈夫なのかしら)。
きっと読む順序や選書が違っていたら、純粋にもっと楽しめたと思う。本書もクライマックス直前までは手が止まらなくなるほどのめり込んで読んでいた。
ドラマ観てたし雰囲気分かるし、次もし東野作品読むならガリレオかなぁ……。
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雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、
刑事、霊能力者、小説家、料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、
ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、
圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
著者初の本格ミステリ長編、大本命!
ミステリの寄せ鍋。
これ1冊読んでおけば古今東西のミステリが網羅出来る。故に、ミステリを読み漁っているタイプの人間にとっては「この展開見たことある」「そのネタ知ってる」「待ってまだそれ読んでないからネタバレしないで」のオンパレードだし、ミステリ初心者にしてみれば「この名探偵ずっと何言ってんの?」状態だろうし、適度にオススメ出来る対象者が見つからない。「ミステリは普段読まないし今後も読むつもりないけど、何か1冊くらい読んでおきたい」みたいな人にスッと差し出すのが理想。
「この展開見たことある」は確かに思うところだが、そんなのどうでも良くなるくらい面白かったので大大大満足。560ページが一瞬だった。ただ、名探偵が語るミステリ蘊蓄が正直ミステリファンでも冗長に感じたので、ミステリ不慣れな読者だったらより一層思考停止からの離脱ポイントになってしまいそう。どうか負けないで読了して欲しい。ちゃんと意味があるから。
プロローグが物語後半で再度語られてからの新展開、みたいな構成の物語が好きすぎるので、560ページあるけど全然飽きずに物語にズブズブに入り込んだ。途中、編集ミスなのか台詞がおかしい箇所が2箇所くらい見つかったのだが、それは今後版を重ねたら直っていくものなのだろうか。それなら改めて新版買ってもいいな、と思うくらいにはより完璧な状態で再読したさがある。最高だった。
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かつて刑事ポーによって一人の男が刑務所送りにされた――カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートン。 彼は娘のエリザベスを殺した罪に問われたのだ。だが六年後のいま、その娘が生きて姿を現した! キートンは無実なのか? あらゆる証拠が冤罪を示し、窮地に立たされたポーを助けるべく、分析官のブラッドショーが立ち上がる。強烈な展開が読者を驚倒させる、英国ミステリ・シリーズの第二作。
『ストーンサークルの殺人』が面白すぎて、読了後すぐに本屋に駆け込んで続編を買った。いつもなら躊躇してしまう海外文庫の価格に対しても、何とも思わなかった。絶対ハズれないという確信があったから。
そしてその確信は現実となる。めちゃくちゃ面白かった……あの1作目に引けを取らない2作目って作れるんだ……。事件の胸糞加減からくる全体の重厚感や切なすぎる動機の人間味は前作の方があるかもしれないが、迫るタイムリミットにドキドキする感覚や種明かしされるまで全然予測出来ない真実に今作の方が胸高鳴りっぱなし。「どちらが面白い」ではない、どちらも面白いのだ。
そしてまた読了直後の現在、続編が気になりすぎて毎日書店に通っている。ただ国内ミステリの積読や気になる本も増えてきて、購入は一旦自重中(偉い……!)。でも近々絶対読む。
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日英いい感じに織り交ぜて5冊。最高の10月前半でした。
これまでずっとnoteに読書記録をしたためてきましたが、この度ようやく読書記録用Twitter(X)を開設しました。読了だけでなく、日常の読書関連ポストもちょこちょこ挟んでいます。よろしければフォローぜひ。
後半は大好きなあのシリーズから読書記録スタートになりそう……!夜長に読書を楽しむ季節、あと数ヶ月続いてほしいなと思っている今日この頃です。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。ゆきでした。
See you next note.
