若い政宗を、どこから読みますか|小十郎・義姫・相馬・伊具郡
伊達政宗を知りたい。
それでも、政宗から読み始めなくてよいと思います。
若い政宗は、自分を褒める人より、自分を思いどおりにさせない人や土地の側から見たとき、深くなるからです。
今日は、四つの入口だけを置きます。
長い説明はしません。
一つだけ、選んでください。
小十郎
政宗の火を消さず、燃える先と退き口を考える人。
名参謀ではなく、主君の決断に現実の重さを返す人から読みたいなら、小十郎です。
義姫
息子の才気を誇りながら、その強さが家を焼くことまで恐れた母。
悪女か慈母かではなく、母、最上の娘、伊達の正室という三つの立場の間で揺れる人から読みたいなら、義姫です。
相馬
若い政宗に倒されるためにいた敵ではありません。
退けば家の面目も、守ってきた境も削られる側から、伊達の正義を見直したいなら、相馬です。
伊具郡
政宗が生まれる前から、伊達と相馬の争いを覚えていた土地。
英雄の才気より、城、道、川、村、古い怨みが人を動かす歴史から読みたいなら、伊具郡です。
四つとも、政宗を簡単な英雄にはしてくれません。
止める。
恐れる。
測る。
足を取る。
その間に立たされたとき、まだ完成していない政宗の輪郭が見えてきます。
あなたは、一つだけ選ぶなら、どこから読みますか。
小十郎。
義姫。
相馬。
伊具郡。
理由はなくて大丈夫です。
名前か地名を一つだけ、コメントに置いてください。
* * *
ほかの入口も見たい方へ
父・輝宗、成実、愛姫、初陣、人取橋から読む入口も、固定記事にまとめています。
「初めて来た方へ|独眼竜になる前の伊達政宗を読む入口」
次回は、
「若い政宗に『待て』と言えたのは、誰だったのか」
を考えます。
独眼竜になる前の政宗を、父、母、家臣、妻、敵、土地から追っています。
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