「勝率0%」が、Vボクで「理想のスタイル」を掴むまで。

こんにちは。れーかです。
本日、VR機器を修理に出したことで、しばらくデスクトップ生活を余儀なくされています……
過去の動画を整理しようかな~ってフォルダを開いたら。

まあまあな量の録画がありました。
ミット打ち、スパーリング、解説用動画、ときどきダンス。その他諸々。
振り返ってみるといろんな気づきがありました。
先日行われた公式大会(FBTStandard One Make Match3)が、自身初の大会参戦でした。
今年の2月頃からVボクを始めたので、約5か月練習しての参加となりました。
この初めての大会という「ひとつの節目」を迎えた今、これまでのたくさんの勘違いや失敗、そして現在のプレイスタイルを確立するまでの歩みを、いったんnoteにまとめてみようと思います。
最初の頃のわたしは、本当にへっぽこでした。
でも、「なりたい姿」を強くイメージして全力で突っ走れば、これだけ変わることができるんだ!ということが、今悩んでいる誰かの励みになったらいいな、とも思っています。
わたしの個人的な語りになりますが、お付き合いいただける方はぜひ最後までご覧ください。
https://x.com/0cahachi_vrc/status/2030688567673205084/video/1
フルトラデビュ~🫰🥰 pic.twitter.com/5dQl7ciyTI
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) March 8, 2026
最初の頃はメイウェザーに憧れてものすごく半身でフィリーシェルしようとしてたな~、とか。
半身になりたいがためにフルトラ購入を急いだ記憶があります。

カウンタースタイルを得意とするChuChuと師弟関係になったのはこれがきっかけでした。
スタンダードモードはカウンタースタイルはあまりメリットが無くて、そもそもの人口が少なかったみたいです。
そういった意味でもFBTっていろんなスタイルが輝く余地があって、今後も楽しみです。
今でこそ当初の教えとは違うスタイルになった、別チーム所属になったけど、いまだに、わたしのやりたいことを尊重してくれながら技術・精神面で面倒みてもらってる。ありがとうちゅちゅ。
おはようございます☀
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) March 29, 2026
昨晩は普段遊ばない別チームの方に練習付き合っていただいた後、自主練してました!
まだガード低い気がします
振り抜きたい気持ちを抑えて、いちばん最後のスピード感で手を戻す意識を身に着けたい🥊 pic.twitter.com/HH60kvYXci
3月末辺りにとりさんのアッパーを見るまで、まったくアッパーを取り入れる気がなかったんだな、とか。
一応、自分なりに試行錯誤してはいたんだな、とか。
距離ごとに構え使い分けの練習
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) March 25, 2026
うまくできてるかな~?🥊 pic.twitter.com/JzFu0AYgBu
いろんなことを試しては一丁前に動画にしちゃったりして。
でも……こんな風に発信しつつも、実は当時のわたしが、まともに試合で勝ったことが一度もなかったなんて、一体どれだけの人が知っていたでしょうか。
誰にも勝てなくて、「同じくらいの強さの相手だよ」と紹介してもらった方にすらボコボコに負けて。
ただでさえ無言勢のわたし、単機でプレイしていてわかるわけないにも関わらず、大泣きしていたのに気づいたのも、師匠のちゅちゅでした!
この早い段階で、単なるパンチの打ち合いではなく、「技術の工夫で勝ちを目指そう」と必死にもがいていたこと。
それが、後にFBT環境にスムーズに適応できた最大の理由だったのかもしれません。
今なら、当時の自分をちょっとだけ褒めてあげたいです。
おはようございます☀
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) April 3, 2026
手打ちでワンツースリーする癖をなくすために、一撃が重い攻撃のバリエーションを増やす練習🥊
ボディフックって言いながら頭殴ってるのは、徹夜でミット打ちして頭が回ってなかったからだと思います💤 pic.twitter.com/HfhkmikEWN
4月に入ったあたりで「じゃあとりさんの代名詞と言えばアッパーのように、得意なパンチを確立しよう」と思い立ち、いろんなことを試していたようです。
踏み込みフックとか、オーバーハンドとか、とにかく派手な一発をしようとしていましたね。
ノーガード⇒プルカウンター
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) April 4, 2026
⇒スクエアスタンスになって接近戦
という使い分けをじぶんの戦い方に取り入れる練習をしてます
自分の好きなのはカウンタースタイルのつもりだったけど、ファイター適正があるのかも👊 pic.twitter.com/cthw2W1uYz
FBTワンメイクマッチ#2が開催された時期で、わたしは出張期間で家にいない日だったのもあり、まったく内容を知らなかったのですが、
練習インスタンスでFBTに触れたところ、強いパンチが出るや出るや。
「もしやこのモードの方が、自分に合っているのでは?」と直感的に感じ取り、そこからFBTで遊ぶようになりました。
それまでのわたしは、スタンダードモードで勝った経験が片手で数えられる程度。
しかも相手もチームメンバーで、手加減してくれていた内容だったと思います。
本気で勝ったことが一度もなかったわたしにとって、FBTのコツを掴んで連戦連勝できるようになり、初めて「勝つ楽しさ」にどっぷり浸ることができたのは本当に嬉しい体験でした。
勝負事ですし、勝ち負けそれぞれでしか得ることのできない感情や経験があります。
ようやく、両方の経験を得ることができました。
マイクタイソンに憧れたウォンナ pic.twitter.com/v2DtUDJg80
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) April 5, 2026
それからすぐ、当たりのいいフックやアッパーを軸に戦う有名ボクサーを調べていて、行き着いたのが「マイク・タイソン」でした。
はじめの一歩の主人公『幕之内一歩』のモデルにもなった超有名選手です。
当時は家庭の事情で大きなステップを踏むことができなかったので、今思えばここでタイソンのスタイルを真似しようとしたのは浅はかすぎたな、と反省しています。
彼のスタイルの真髄はパワーではなく、あの圧倒的なフットワークからなるスピードですから。
4月15日辺りに引っ越しを控え、思い切りステップができる環境になるのを見越して、本格的にタイソンのフットワークについて調べ始めました。
録画を見ると、シフトステップもこの辺りから取り入れています。
https://x.com/0cahachi_vrc/status/2044249353502572605/video/1
←スタンダード← →FBT→
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) April 15, 2026
「ピーカブーって顎に手置いて頭ブンブンするやつ!」って誤った知識で試してた頃から、しっかり勉強と練習して様になってきたかな~って思う🥊
明日から新居で動けるからもっと上手になれるようにがんばります👊 #vrcboxing pic.twitter.com/voXonV0lEC
ガードをピーカブーにしたのは5月に入ってからでした。
この頃の私は大きな勘違いをしていたとともに、途中でその理由に気づきはしたのですが、「近距離でピーカブーガードをしても側面にフック飛んでくるよね?」と思い、ガード自体は基本的な構えにしていました。
実はこれ、タイソンの試合を深く勉強したことで謎が解けました。
タイソンは「超近接のインファイター」というよりは、圧倒的な脚力で一瞬で間合いを詰めてKOを奪う「ミドルレンジファイター」という見方が正しいのです。
力強く鋭いジャブや、ガゼルパンチを繰り出して懐に飛び込み、死角を取るシフティングからの同じ手によるボディ、アッパーのコンビネーション
特に若い頃のタイソンの試合は、鮮やか過ぎるKO劇がたくさん観られるのでオススメです!
これはタイソンの試合をしっかり見れば分かるのですが、中距離では顎を守るピーカブーガードをしているものの、お互いの手が届く位置からはこめかみ辺りに手を置くハイガードに切り替え、むしろ顔の正面はあけて直線的なパンチはヘッドムーブで避けているんですよね。
ピーカブーと言って真っ先に思いつくあの独特の構えは、実は試合の中ではそこまで多くは使われていません。


あの独特なピーカブーの構えは、実は試合の中でずっと使われているわけではない。
この事実に気づき、当時あえてピーカブーを深追いして固執しなかったのは、結果として大正解でした。
5月中旬は、ナンバリングシステム(ミットに8か所の急所を番号で割り当て、そこ目掛けてミット打ちする練習)を取り入れ、低い姿勢、視界不明瞭でもしっかりクリティカルが感覚で打てる練習を取り入れました。
ここでは割愛しますが、このシステムの本来の目的を調べると本当に面白いので、興味がある方はぜひ調べてみてください。
ちょっとだけ練習風景
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) May 14, 2026
音源自作してウィリーバッグ練習をしました🥊 https://t.co/zAvvMYcp5y pic.twitter.com/U7kALL2eer
ワールドで流せる音声を自作して取り組んでました。
いぬくんとちゅちゅが練習付き合ってくれました。
ただ、この頃のFBT環境は、ぶん回しフックが距離問わずにクリティカルが出易かったのもあり、一部のユーザー間では「パワーパンチャーはぶん回しに頼っているだけ」という見方をされることもありました。
過去のわたし自身が「タイソン=パワーパンチャー」だと思い込んで取り込み、ハードパンチャーと自称していたのでブーメランかもしれませんが、わたしはこのように見られることが本当に嫌でした。
フットワーク、ディフェンス、死角を取って一方的に打ち込むまでの過程、努力のすべてが、「ただぶん回してるだけ」の一言で片づけられている感じがしたからです。
そこでもう一度、タイソンのスタイルについて勉強し直しました。
タイソン自身が度々インタビューで「自分はカウンターパンチャーだ」と語っていたこと。
そしてカス・ダマトが教え込んだのは「打たせずに打つ」ボクシングの極意だったこと。
左右どちらの手からでも最短距離でKOパンチを放てる「攻守一体のフットワーク」の重要性を、わたしはここでようやく、本当の意味で理解しました。
それからは威力を追い求めるのをやめ、ひたすら「美しくキレのある動き」を意識して練習しました。
キレのあるヘッドムーブやダッキングをするために、身体のどの部位の筋肉が動き、どう力が伝達していくのか。
見えない身体の内部を頭の中でイメージし、納得がいくまで反復練習をしました。
そうすると、パンチを打つ、ディフェンスする、ステップする、それらの動きは足からではなく、何よりも先に「骨盤の動き(※腰ではなく骨盤)」から始まることを学びました。
足を動かすにも、結局骨盤・股関節周りから動かさないと動きませんからね。
「それってムキムキじゃないとできないだろ!」と思われるかもしれませんが、筋トレらしい筋トレはそこまでしていませんでした。
雪山に一か月ほど出張していた頃は単機環境だったので、そこでじっくり筋トレや食生活に時間を費やしました。
カロリーなんて抑えたことしかなかったので、増やすのは本当にきつかったですが、早い段階で体の基礎作りができたのは結果的に良かったのだと思います。
あと周りにお店なくて食事はどっちみち質素なものしかなかったから、せっかくなら……みたいな感じでした!!!
タイソンのスタイルはかなり足腰への負担が大きいので、無理な方向に捻りを加えたり、過負荷になるとあっという間に故障しちゃいます。
タイソン本人が後年車椅子生活を送る時期があったり、現代のリアルボクシングであまり主流ではない理由も、この故障リスクの高さが要因のひとつと言われています。
少しでも身体の負荷を抑えないとな、と考えながら、今でも力の伝導を意識して取り組むように心がけています。
そんな風に、パンチ力やスタイルでぶいぶい言わせていた頃、あるコミュニティの間で「ガン待ちガードしてカウンターだけ狙うスタイルが最強過ぎる」という問題提起がされていました。
ちょうどそこに居たわたしは、「いや、フェイントでカウンターにカウンターすればいいし、そもそも上から破壊すればよくね?」みたいに考えていたのですが、「じゃあ実際にやってみようぜ、リングあがれや!」という流れになり、ずっと強打を出し続けることになりました。
結果的にはそれでガン待ちガードに打ち勝ち、「最強戦術ではない」という証明にはなったのですが…
そんなわたしの姿に興味を持ってくれたのか、韓国最強格の選手に続けてスパーを申し込まれたんですね。
そのスパーには敗れてしまい、文字通り、リアルに床に崩れ落ち、30分くらい立ち上がれなくなりました。
さらに翌日も腰回りに違和感が残り、歩くと股関節に激痛が。
結局、そこから丸1ヶ月の間、まともにステップを踏むことができなくなりました。
Vボクの中だけでなく、現実ですら歩行困難な状態が続くという、最悪の怪我でした。
https://x.com/0cahachi_vrc/status/2044781320027718114/photo/1
DAYBREAKの総大将とスパーして、リアルに30分起き上がれなくなりました
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) April 16, 2026
これが頂上世界か……💦💦
次は勝つぞ~~~あと30000いってた pic.twitter.com/s72SKGf8nW
https://x.com/0cahachi_vrc/status/2046907769392128245/video/1
最近は上手な相手に思うように勝ち切れないことが増えてきました
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) April 22, 2026
とにかく視界の外に抜ける動きで差をつけていかないといけないな~なので、左右どの位置からでも強く打ちこめるフットワークをひたすら練習! pic.twitter.com/Co9x3xZR7z
見返すとめちゃくちゃ痛そう。思うように勝ち切れないなら休めよ
休まずフットワーク練習してるの本当に良くないので、真似しないでください。
怪我の回復ずっと遅れちゃうので……
怪我が良くなってきたから、本来の速度でステップできるようになってきた! pic.twitter.com/gqc9b2ykyF
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) May 8, 2026
約1ヶ月もの間、まともにステップが踏めない日々が続きました。
しかし不思議なことに、傷ついた股関節が完全に回復したとき、思うように身体が動くようになって。
動けない期間も、頭の中でひたすら「正しい力の伝導」や「骨盤の動かし方」をイメージトレーニングして実際に動いてみて、わからなくなったら調べて、と繰り返したからでしょうか。
怪我の功名と言うべきか、復帰後のフットワークは、怪我をする前よりも遥かに軽く、充実したものになっていました。
Peekaboo style in #vrcboxing🥊
— 0ca / れーか / 레이카 (@0cahachi_vrc) June 22, 2026
もっと速くキレある動きを表現できるようにこれからも練習し続けます✨ pic.twitter.com/YrnqZwlPKR
憧れから始まり、技術の誤解、周囲の評価への葛藤、そして大怪我。
遠回りばかりの道のりでしたが、諦めずに頑張ってきたわたし自身だけでなく、たくさんの方の支えがありました。
ひとりではここまで上達させることができなかったスタイルだからこそ、誇りに思っていますし、今後も磨き上げていきたいです。
なぜなら、憧れのタイソンに比べたら、まだまだわたしは速くならないといけないから。
いま、挫折しそうになっている方へ。
今の『できない』は、未来の『できる』への過程に過ぎません。
わたしのこの不器用な歩みが、一歩踏み出そうとしている誰かの背中を、少しでも押すことができれば幸いです。
Vボクは、誰もが自分なりの『理想』を追求し、泥臭く熱くなれる最高の場所、フィジカルe-sportsです。
これからも、この大好きなコミュニティの発展に、少しでも尽力できればなと思っています。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
れーか / 0ca


出典・権利表記
・『はじめの一歩』©森川ジョージ/講談社
