学校から支給されたChromebookという名の「制限の塊」で遊んでみた。

GIGAスクール構想とかいうやつで、全国の小中学生にタブレットなどの端末が配られている。1台につき4.5万円の補助金のようなものが出ているらしい。
不登校のうちの息子にも用意はされていたので、「一回使ってみるか」と軽い気持ちでChromebookを持ち帰ってみたのだが、これがなかなかの強敵だった。

事前にAIに聞けば「制限ガチガチでゲームなどは何もできない」との事。
学校の先生に聞けば「ゲームはできないけど『寿司打(タイピングゲーム)』ならできます!」と爽やかに返される。
……いや、うちの子、もうDiscordやゲームで他人と交流するためにタイピングはできてるんだよね。今さら寿司を流して練習するフェーズじゃない。息子はタイピングを極めたいわけでもないし。

そもそも、遊びと学びは地続きなはずだ。
せめて教育版マイクラが入っていたら、いろんな不満も全部吹っ飛ぶのになぁ。

そもそもなんだけど、
これに4.5万円出すなら、不登校の家庭にはその現金をそのまま支給してほしい。そうすれば、自宅で使うPCやiPadを買う足しにできるのでそっちの方がよっぽど良いと思う。

不登校の子に対してのメリットといえば「学校でやってることの内容が見られる」というのはあるのかもしれない。
だけど、うちの息子は学校で何やってるかに興味ないし。
フリスクやホームスクール勢、アンスクール勢もこの端末の旨みはあまりないと思う。
試みとしては良いことだとは思うけど。

ただ、この「制限の多さ」にムカついているだけではつまらない。
いっそこの状況を逆手に取って、「このガチガチの檻の中で、何ならできるかゲーム」を親子でやってみることにした。
制限を遊びに変換した途端に、私はすごく楽しい気持ちになった。

先生に「何が制限されてるかも調べつつ、自由に使っていいですか?」と聞いたらOKが出たので、ハック開始である。

検証結果は以下の通り。
(アプリは入れられないので全てブラウザ版でやってみた)

  • Discord・Roblox:ブラウザ版でのアクセスは制限で無理。そりゃそうだよね。わかってた。

  • YouTube:……見れるんかい。ここは開いてるのか。

  • Scratch:これはいけた!他人が作ったゲームも問題なく遊べる。今のところ、この不自由な箱における唯一の良心といえる。多分学校のみんなはscratch使えること気づいてないのかも…。

ただ、結局のところ。 Scratchをやるにしても、YouTubeを見るにしても、家に元からあるPCの方がスペックも操作性も圧倒的に上なのだ。 Chromebookは夫がPCを占領している時の「予備」くらいの出番しかないのが現実だ。

制限を逆手に取って、親子で「これはいける」「これはダメか」と一喜一憂した時間は確かに面白かった。でも、わざわざこの不自由な箱で無理やり遊ぶより、自由なPCで好きなだけRobloxやマイクラに没頭するほうが、今の息子にはよっぽど必要な時間な気がする。

まあ、「予備」が見つかっただけでも、持ち帰った甲斐はあったのかな…。

今回の攻略は、とりあえずここまで。
また気が向いたときに、新しい「抜け穴」を息子と一緒に探してみようと思う。

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