SNSを2時間以上見る人「全身に炎症反応」が起きている?
2023年8月、査読付きの科学誌に興味深い研究結果が掲載されました。
この研究では、体内で起こる炎症反応とソーシャルメディア利用の関係を調査しています。
指標として用いられたのは、炎症が起きたときに肝臓で作られるC反応性タンパク質(CRP)。
その結果、
CRPの値が高い人ほど、SNSの利用頻度が高い
という「正の相関」が確認されました。
つまり、
体内に慢性的な炎症がある人ほど、SNSを頻繁にチェックする傾向がある、ということです。
すべてのSNS利用が悪いわけではない
さらに研究では、
「どんな使い方をしているか」にも注目しています。
炎症反応と関連していたのは、
・メッセージのやりとり
・コメント、DMなどの社会的交流
といった
「人とのつながり」を目的とした利用でした。
一方で、
・面白い動画を見る
・ゲームを共同プレイする
・暇つぶし的な閲覧
こうした使い方は、炎症反応とは無関係であることも分かっています。
なぜ炎症がSNS利用を増やすのか?
炎症は、ケガや感染症から体を守るための防御反応です。
研究者は、この炎症が起きている状態そのものが、
「体がダメージを受けている」
というサインとなり、
「誰かと一緒にいたい」「つながりたい」
という社会的欲求を高めるのではないか、
と考えています。
その欲求を満たす、
最も手軽な手段が
ソーシャルメディアなのです。
SNSが炎症を生むのではなく炎症がSNSを求めさせる可能性
この研究が示しているのは、「SNS=悪」ではありません。
体の状態が、行動を変えている可能性がある
という視点です。
SNSを無意識に何度も開いてしまうとき、
それは心の問題だけでなく、体からのサインなのかもしれません。
少し立ち止まって、
睡眠、食事、ストレス、体調を見直すことが
本当の解決につながるのかもしれません。
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