死ぬまでに話したい100人 16人目 アスリートのキャリア形成を支える「1.5キャリア」
ご本人から「珍しい仕事枠」で、というリクエストがあり実現しました。「1.5キャリア」は、アスリートが競技を続けながらビジネス経験を積み、引退後の不安に真正面から向き合う新しい支援モデルです。競技と社会をつなげ、個人の可能性だけでなく、スポーツ界全体の未来や持続性にも広く貢献する力を持っています。希望や挑戦を感じる取り組みです。
-- アスリートのキャリア支援について、「1.5キャリア」とは一体どのような取り組みなのでしょうか?
「1.5キャリア」とは、現役アスリートが競技生活を続けながら、ビジネススキルを学び、将来のキャリアの土台を築くためのプログラムです。競技と並行して、営業やマーケティングといった実務経験を積むことで、引退後の不安を減らし、自分らしいキャリアを築けるように支援しています。
-- 具体的には、どのような内容が行われているのですか?
主に現役のプロアスリートを対象とし、営業代行やプロジェクトへの参加が中心のプログラムです。定期的な個別指導や座学を通じて、ビジネスの基礎から実践的なスキルまで体系的に学べます。主な業務は無形商材(たとえば人事労務管理システムなど)の中小企業向けアポイント取得で、報酬は固定給制を採用。アスリートからは金銭的な負担はなく、2週に1回の営業座学とマンツーマンで3ヶ月間学べます。また完全リモートワークにより、練習やチーム移籍によるキャリアの中断リスクも最小限に抑えられます。
-- アスリートが直面している課題とは何でしょうか?
トップリーグ以外の選手は、競技収入だけで生活が難しいケースが多く、練習の合間に肉体労働を掛け持ちする人も少なくありません。また、移籍が多い競技者の場合、継続的なビジネス経験を積むことが難しく、将来のキャリア形成に不安を抱えることが多いです。
-- 「1.5キャリア」は、その課題をどう解決しようとしているのですか?
教育に力を入れ、アスリートが「やりたくないこと」ではなく、「自分で選べる」キャリアを築けるように支援します。ビジネス経験と知識を組み合わせることで、競技引退後の不安を解消し、スムーズなキャリア移行を実現します。
-- 実際に、ビジネス現場で活躍しているアスリートのエピソードはありますか?
ある選手は、案件の進捗が芳しくなかった時に、自らユニフォームを着て営業先を訪問。そのアプローチが功を奏し、大幅に成果を上げたという事例があります。アスリートとしての強みや発想力が、ビジネスの現場でも活きるのです。
-- 今後の展望や、この取り組みに興味を持つ人へのメッセージはありますか?
今後は、広報活動の強化や、他のスポーツ分野への展開も視野に入れています。また、正社員として働きたいアスリート向けの人材紹介事業も検討しています。この取り組みは、アスリートの可能性を広げ、スポーツ界全体の持続可能性にも貢献するものです。人との大きな決断に携わりたい、その人の未来と深く向き合いたいという思いを持つ人にとって、非常にやりがいのある仕事です。
-- アスリートのキャリア形成について、最後に一言お願いします。
「1.5キャリア」は、アスリートが抱える課題に真摯に向き合い、競技生活と引退後のキャリアをシームレスに繋ぐ新しい挑戦です。多くのアスリートにとって、希望の光となることを願っています。
