見出し画像

捌拾肆 鬼が通るぞ、鬼夜

2026年1月7日、福岡県久留米市にて「鬼夜」開幕
本年最初の九州は福岡である

鬼夜という祭は準備諸々含めると年末から始まっている
本番は7日で、メインは21時頃である
ということで仕事おわりすぐ新幹線に乗り込み博多まで向かった
到着後は車を借り、高速を使って久留米市まで

会場である大善寺玉垂宮近辺は車でいっぱいだった
用意された駐車場も全て満車で、泣く泣く遠くへ停めた
時刻は21時を周り盛り上がっているタイミングである、なのでダッシュで神社へ

これが鬼夜

神社に向かう時から鐘の怪しい音が聞こえていた
そして暗闇を照らす炎が目の前に現れた
松明を斜めに構え、その先端からは火の雨が降る
人が棒で先端を支えており、オバケのような見た目

裸の男達は掛け声に合わせて大松明を移動させたり高さを変えたりしていた
掛け声はコーノツ、シヨーイである
移動させるときは一般人も後方を掴むことができた
もちろんやるよな

大松明揃い踏み

大松明は全部で6本あり、各町で分けられている
待ち時間中、目の前で燃え盛る様をずっと見ていたがかなり熱い
皆水を飲んだり身体にかけたりして少しでも冷していた
中には火傷による水ぶくれの人もおり危険性が伺える

動き出す

しばらく待機していた大松明だったが、再び移動を始めた
第一松明から順に時計周りに進んでいく
火の粉が落ちた道は大地が火傷したように見えた
長が必死に声を掛けながら確実に進んでいく
意外とスピードは早く、撮影に集中しすぎるとやられる

第一松明

実は第一松明だけは通る道が他と異なる
神社内を時計回りにぐるっと回るのは同様で、その後参拝道を通り外へ出る
川沿いの道を少々進んだところまで行くのだ

祝いましょう

短くなり長さが平行となった松明の下をくぐる
そして、その上を歩いて全員で締める
これにて終了する
第一松明は鬼が通る道を作る先陣で、他は外まででない
それは時間の都合とか色々理由はあるらしい

燃ゆる

第一松明は終了したが神社内はまだ明るい
続く第二松明以降も見届ける
他の松明が終了する場所は同じで、締め方も第一と同様だ
丸い松明の上を歩くためバランスを崩すこともある
疲労した上に火傷の危険性が大いにある
だからこそ、見てる周りは全員で讃えるのだ

この時運営の翁に色々話を伺った
・大松明は長さ13mで重さ1t、第一松明が一番短い
・昔はもっと長く、神社内を2周回っていた
・かつては女人禁制の祭だった
などなど、地元でしか知り得ない情報ばかりだ
語り手は70代らしく、幼い時から関わってきたらしい
語り口に楽しさや嬉しさのようなものを感じた

時代とともに内容も少しずつ変わってきたらしい
現在は助っ人も集めて行なっているようで、やはり少子化が影響していた
保存会の方も高齢だし、やはり私がどんどん発信していく必要がある

静まり

第六松明が終了すると、鐘や太鼓の音も消えた
人々も少なくなり再び静けさを取り戻していた
運営の方に礼と挨拶を済ませ散策した
賽銭箱の回収を行なっており、祭の終了を感じた

神社を出た後は車で博多まで戻りラーメンを食べた
宿をとっておらず車で寒い思いをしながら寝た
朝ごはんを食べ、また大阪に戻る
午後からは仕事だ

いいなと思ったら応援しよう!