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【千冬の恋綴り】キスの温度|超短編

いつも彼のキスは
温度が低めなので
された瞬間

私は少しだけいつも
彼の温度よりも
高めの温度でかえしてしまう

すると彼ももう少しだけ
温度を上げてくる

そんな風にいつも私が少しリードする形で
テンションを上げないと
彼は少し別の所をみているような。。

そのくらい
彼の温度はいつも低かったのだ

でも私にはこの人しかいない

付き合って3年目

こんなに冷めたキスをする彼ではなかった
熱い気持ちをずっと持ち続けてくれると思っていた

たぶん別の何かがある気がしていた

いつしか
誰かの温度まで感じるようになっていた

もうだめかもしれない。。
私なんて魅力ないのかもしれない。。

そんなとき
職場でいつも良くしてくれていた
素敵な上司

私も密かに想いはあった

ただ彼を裏切ったりなど
微塵もなかったので

密かに想いをよせる。
くらいにしておいた

でも

ある日帰宅後その上司から
電話がくる

上司「業務時間外にすみません。ちょっと今日の資料持って帰ってもらったと思うんだけど、修正点がまだいくつかあって」

私「はい。わかりました。」

上司「こことここと。。。」

私「あ!ここかな?ちょっと心配かも。。」

上司「もし千冬さんが嫌でなければ少しだけ近くでご飯でも食べながら資料見てみたいんだけど。どうかな?」

私「あ!大丈夫です。では伺いますね!」

突然の誘いだった。

ご飯を食べながら初めてこんなに2人で話をする
やはり素敵でとても楽しい時だった。

帰り際
腕に触れた瞬間
逃げ場をなくされるように包まれた

私「、、、え?」

上司「だめだった?」

私「いえ、、、」

それから上司との関係が始まった

(なんでこんなことするんだろう。。)

この上司
長く付き合っている彼女がいるらしいことは
風の噂で知っていた

だから私も何も聞けないまま
関係が始まってしまった

いつもキスの温度が
絶妙に高くて
低めに慣れてしまっていた
私の身体は芯から熱を感じていた

色んな意味で
なくしたくない関係になっていった

3ヶ月を過ぎた頃
なにかやっぱりこのあいまいな関係が
被害者意識になっていた。
なくしたくないからこそなのか、、。

女の悪い部分だ

自分だって彼を裏切っているし
あいまいな関係のほうが都合がいいはずだけど

なぜかハッキリしたがってしまう

独占欲なのか。。
彼(上司)のすべてが欲しくなった

聞くべきか?迷ったけど
やっぱり聞かずにはいられずに、、、。

ベッドの中なら逃げ場ないかな。。

私「私のことどう思ってる?」

上司「言っちゃいけない気がする。。」

私「、、、。そっか。。」

この関係でそれを聞くのは
やはりダメだったか。。
その時はそう思った

時が少しだけ経ったある日

上司「(彼女と)別れてきた」

私「え!?」

上司「前に言ってたよね?私のことどう思ってる?って」

私「うん。でも言えないって。都合のいい関係なのかな?って」

上司「それは違うんだよね。きちんとしないと好きだなんて言えないと思ったから」

私「、、、ありがとう」「私もきちんとするね」

彼の誠実な答えだった

あいまいな関係から始まったけど
彼は私に誠実だった

私の不誠実さと
独占欲がとても子供っぽくうつって
恥ずかしくなった

付き合っていた彼とはきちんとお別れして
この上司と晴れてきちんと付き合うことになった

この恋が安定になるのは
まだ先になるのかもしれない

彼のキスは、あの頃よりも少しだけ温かかった。
それでも私は、まだその温度を確かめている。

本日は少しバタバタとしてしまっています。。
コメントなどお返事が遅れる可能性があります。
申し訳ありません🥹


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