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✴️上昇し続ける金の価値│海水からも採れるはずなのになぜ高い? No.118

金価格は、近年じわじわと、そして有事のたびに一気に跳ね上がっている。

ドルや株式市場が揺らぐとき、最も頼りにされるのが「金」だ。


🔷無限にある? 海水の金の正体

「海水にも金が含まれている」と聞いたことはあるだろうか。

事実、海水1トンには約0.01mgの金が含まれている。

25mプールいっぱいの海水から得られるのは、わずか0.005gほど、という計算になる。

一方で、スマホの基板1枚には0.02〜0.04gの金が使われている。

18台集めれば0.5gに届く。

つまり、理論的に無限に存在しても、現実には採算が合わず、資源としては「存在しない」のと同じだ。


🔷有事のたびに上がる理由

それでも金の価値が揺らがないのは、人類が何千年も「交換できる資産」として認め続けてきたからだ。

🔹インフレに強い:通貨価値が下がっても、金は価値を維持しやすい

🔹信用リスクがない:国や企業の破綻と無関係

🔹グローバルで流通:どの国でも売買できる

株や債券が暴落する局面で資金が金に流れ込むのは、投資家の行動パターンとして半ば自明だ。


🔷「歴史が保証する」価値

金は確かに現物として所有できる。
しかし、現代の投資家が注目しているのは「物理的に手元に置くこと」ではなく、「国や企業に依存しない独立した資産である」という点だ。

株式は企業、債券は国の信用に支えられている。

だが金は、誰かの約束や数字のデータではなく、それ自体に価値が宿る。

電子マネーや暗号資産が一瞬で消える可能性があるのに対し、金は歴史的に数千年の間、人類の共通資産であり続けた。


🔷まとめ

結局、金が買われ続けるのは「有限である」ことと「信じられてきた歴史」が理由だ。

海水から取れるなら無限にあるはずの金も、採れないからこそ価値がある。

有事に備えるなら、ポートフォリオの一部に金を組み込むのは理にかなっているだろう。

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