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目黒川のそばで考えた、住まいのかたち。ブランズタワー大崎、街と人、自然をつなぐ構想記


ブランズタワー大崎の企画と販売を担当する、吉田敏博(左)と湯尻將人(右)

変貌を続ける東京でいま、注目を集める大崎・五反田エリア。山手線の内側、JR大崎駅と五反田駅の中間に位置する約1.6ヘクタールの街区で、10年超の歳月をかけた再開発事業が進んでいます。
 
その再開発の中で、住宅棟として誕生するのが「ブランズタワー大崎」です。大崎駅を最寄りとするタワーマンションとしては、約11年ぶりの計画となります。
 
このプロジェクトを、企画と販売という異なる立場から牽引してきたのが、企画担当の吉田敏博と販売担当の湯尻將人。二人の言葉を通し、ブランズタワー大崎が思い描く「暮らし」と「つながり」の形を紐解いていきます。

目黒川と桜の風景を、暮らしの一部に

「ブランズタワー大崎」目黒川対岸からのイメージ

JR大崎駅と五反田駅の間を、ゆったりと流れる目黒川。その両岸に連なる桜並木は、かつての治水工事をきっかけに、地域の方々が植えたことに始まるといわれています。 

春は桜が咲き誇り、冬には桜色のイルミネーションが灯る。季節ごとに表情を変えるこの風景は、長くこの街の日常に寄り添ってきました。

山手線の内側という好立地にありながら、日本ならではの四季の移ろいを存分に堪能できる目黒川沿いに建つ、ブランズタワー大崎。都心では希少なこの環境を前に、このプロジェクトが向き合ってきたのは、自然を「眺める対象」として切り取るのではなく、「暮らしの前提」としてどう日常の中に溶け込ませていくかという問いでした。

街に身を置いて、見えてきたもの

住宅事業ユニット 再開発事業本部 再開発事業第二部 事業企画グループ 吉田敏博

プロジェクトの構想初期から企画を担ってきた吉田敏博は、この街に何度も足を運んできました。資料や図面の上だけで考えるのではなく、実際に街の中に身を置き、時間を過ごすことを重ねてきました。

公園でパソコンを広げ、リモートワークをしている最中、ふと視線を上げると、この地に住まう人々の暮らしが目に飛び込んできます。

朝、ウォーキングやランニングをする人。

犬の散歩を楽しむ人。

学校帰りに走って帰る子どもたち。

広場で昼食をとるオフィスワーカー。

「目黒川の自然を、特別なものとしてではなく、当たり前のように日常に取り込んで暮らしている。その光景を目にして、再開発がこの場所に何をもたらすべきか、そして何を残すべきかを考えるようになりました」

利便性や新しさを重ねるだけでは、この街らしさは引き継げない。この地に息づいてきた自然や、人と人との距離感まで含めて、新たに住む人にも、すでに暮らしている人にも、「この街で生きる価値」として届けたい。 

吉田のそんな思いは、次第に輪郭を帯びていきました。

都市の住まいと自然との共存

ブランズタワー大崎のコンセプトとして掲げられたのが「The Biophilia(バイオフィリア)」——人は自然とのつながりを本能的に求める、という思想です。 

自然を装飾として取り込むのではなく、人と自然が、無理のない距離感で関わり合う状態を、住まいの中にどう落とし込めるか。その視点が、計画の全体の軸となっていきました。

象徴的な取り組みのひとつが、タワー2階に設けられるグランピングテラスです。目黒川と桜並木を見下ろすテラス空間は、建物をぐるりと半周するように設けられています。

バーベキュー設備を備え、必要に応じて出張シェフを呼ぶこともできる。特別なイベントのための場所ではなく、日常の延長線で自然と向き合える場所として構想されました。

グランピングテラス イメージ

発想のきっかけには、目黒川沿いのコーヒーショップで桜が舞い散る様子を眺めた、ある日の体験がありました。

「この風景が、日常の中にあったら。そんな時間を、暮らしの一部として受け取れたらいいと思ったんです」

川の流れと季節の移ろい。そんな自然が暮らしのすぐそばにある。その感覚を、住まいの中で、日常として受け取れる場所をつくりたい。そうした思いから、グランピングテラスの構想は生まれました。 

目黒川から湧き上がる「ファウンテン」をイメージした外観

Fountain(湧き上がる水の柱)をモチーフにしたタワーの外観デザイン

街区全体のデザインもまた、目黒川からのインスピレーションを起点としています。

タワーの外観デザインのモチーフとなったのは、目黒川から湧き上がる水柱——「Fountain(ファウンテン)」。そこから落ちた水滴が波紋となって広がっていくイメージは、タワーの足元から公園や遊歩道へと連なる街区全体のデザインにも反映されています。

モデルルームを訪れた顧客からは、早くも期待の声が上がっています。

「周辺の建物の中でも、自然と目に留まる存在感がある。高さがあるのに、威圧感ではなく、どこか開放感を感じるんです」

また、植栽には品川区に自生する樹種を中心に採用。雨水を地中に浸透させるレインガーデンや、剪定枝を微生物の力で循環させるバイオネストなど、自然の循環を支える仕組みも取り入れています。

自然をただ享受するのではなく、未来へとつないでいくための設計です。

つながりを育てる「GREEN COMMONS」

ブランズタワー横浜北仲コミュニティ菜園完成予想CG
※掲載のコミュニティ菜園完成予想CGは現地より北西方向を撮影した写真(2025年3月撮影)に計画段階の図面を基に描き起こした建物完成予想図を合成し、CG加工したもので、実際とは異なります。 また、変更となる場合がございます。タイル・石貼等の大きさは実際とは異なります。周辺環境は将来にわたり保証されるものではございません。 ※掲載のコミュニティ菜園完成予想CGはブランズタワー横浜北仲の共用部を描き起こしたもので、本ページでご紹介するブランズタワー大崎とは仕様等が異なります。

この再開発では、住宅・オフィス・公園を機能ごとに明確に分けるのではなく、緩やかに重ね合わせる設計を採っています。
 
昼間も夜も、人の気配が途切れない。
そんな日常が、この街に独特の落ち着きと安心感をもたらしています。
 
その象徴が、地域コミュニティの拠点として設けられるコミュニティ菜園「GREEN COMMONS(グリーンコモンズ)」です 。区画貸しは行わず、誰にでも開かれた場として構想されました。 

「GREEN COMMONSは、単に野菜を育て、収穫することだけを目的としていません。
一緒に土に触れてコミュニケーションを取ることで、地域への愛着を育てていける場所になってくれればと考えています」

住宅事業ユニット 再開発事業本部 販売部 住宅販売グループ 課長補佐 湯尻將人

「GREEN COMMONSやThe Biophiliaというコンセプトについて、私たちの想定以上に高い関心を寄せていただいており、その想いが伝わっていることを感じています」 

そう振り返るのが、販売を担当する湯尻將人です。
 
ブランズタワー大崎には、都市生活の快適さを高める先進的な設備や、日々を支える充実したソフトサービスが揃っています。当初は、そうしたラグジュアリー性にこそ関心が集まると考えていたのです。

しかし実際には
「日常の中で、自然とどう向き合えるか」
といった点に、想像以上に強い関心が寄せられました。

特に印象的だったのは、富裕層を含む幅広い層に、The Biophiliaという思想そのものが受け止められていたことでした。住まいに対する意識について、想定していた以上の変化の兆しを感じた、と湯尻は話します。

「設計の意図が、街に届いている」という実感

GREEN COMMONSのテスト菜園

工事現場に設けたGREEN COMMONSのテスト菜園では、完成前から地域の人々との自然な接点が生まれています。 

「何を育てているの?」
「これは何?」

積極的に現地に出向き、自らも水やりなどを行う吉田は、近隣の人や散歩中の保育園児からよく声をかけられます。

設計の意図が、完成前から街の中で自然に受け取られている。

その実感は、プロジェクトを進める上での確かな支えになっています。

BRANZが描く「これからの住まい」

東京タワー等の夜景が望める「スカイラウンジ」

販売開始後、販売担当を通じて聞こえてくる来場者の声や反応は、吉田にとって特別な意味を持っていました。

販売活動の報告メールを初めて目にしたとき、吉田は胸に込み上げてくるものを感じたといいます。長い時間をかけて議論し、迷い、積み重ねてきた構想が、初めて「お客さまの評価」として返ってきた瞬間でした。

再開発という性質上、行政や地域との合意形成、社内での調整など、簡単には進まない局面も多くありました。共用部やソフトサービスの設計についても、「ここまでやる必要があるのか」と、何度も問い直してきました。

それでも議論を止めず、積み重ねてきた理由はただひとつ。
この街に根づき、時間をかけて使われ続ける住まいをつくりたい——その思いに、最後まで向き合いたかったからです。

販売を担当する湯尻將人にとっても、この物件は特別な経験になりました。

来場予約が取れないほどの反響があり、その調整に追われる日々が続きました。

ブランズタワー大崎、そしてこの再開発事業そのものに対する期待の大きさは、そうした反応の随所に表れています。

10年後の風景を見据えて

6年間、この場所に足を運び続けてきた吉田にとって、そんな大崎の風景は特別な意味を持ちます。

遊具のある広場で遊ぶ子どもたちや、それを眺める親御さんたち

菜園活動を楽しむ人々や、キッチンカーで食事をする人たち。

完成後、そして10年先を見据えたとき、吉田の中には、そんな風景が自然と浮かんでくるといいます。

目黒川が長い時間をかけて街に寄り添ってきたように、ブランズタワー大崎もまた、完成をゴールとせず、住み続けられることで価値が育つ住まいでありたい。

街とともに時間を重ね、価値を更新していく。その実践のひとつとして、ブランズタワー大崎は、さらに歩みを進めていきます。 

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