組織には「ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ」が必要

組織が大きくなればなるほど、知らず知らずのうちに「常識」が増えていきます。

「昔からこうだから」
「普通はこうする」
「それは難しい」
「前にもやったけどダメだった」

もちろん、経験には価値があります。積み重ねてきた歴史も大切です。

でも、組織が変わる時というのは、案外、その常識を疑うところから始まるものです。

そこで時々必要になるのが、

「ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ」。

ヨソモノは、その組織の常識に染まっていないから、「なんでこうなんですか?」と素朴な疑問を投げかける。

ワカモノは、経験が少ないからこそ、過去に縛られず「こうした方が良くないですか?」と言える。

そして、バカモノ。

これはもちろん悪い意味ではありません。

「そんなこと無理だよ」と言われても、「いや、やってみないと分からないでしょ」と動いてしまう人。損得や前例よりも、面白そう、絶対に必要だという想いで突っ走れる人です。

振り返れば、私自身もバスケ界では完全なる「ヨソモノ」からスタートしました。

だからこそ、「なぜ?」と思うことがたくさんあったし、「もっとこうしたらいいのに」と思うこともたくさんありました。

そして、ある意味「バカモノ」だったから、無理だと言われることにも挑戦できたのかもしれません笑

ただ、大切なのは、この3つの人たちがいること以上に、その意見を受け入れられる組織であることだと思います。

せっかくヨソモノが疑問を投げかけても、「事情を知らないから」で終わらせる。

ワカモノが提案しても、「経験がないから」で片付ける。

バカモノが挑戦しようとしても、「現実を知らない」で止めてしまう。

これでは何も変わりません。

経験を積み、組織の中で立場が上がれば上がるほど、「自分たちの常識こそ正しい」という感覚に陥りやすくなります。

だからこそ、リーダーは時々、意識して外の声、若い声、ちょっと突拍子もない声に耳を傾ける必要がある。

もちろん、全部採用する必要なんてありません。

でも、一度ちゃんと聞く。

「そんなの無理」と言う前に、「それ、どういうこと?」と聞いてみる。

組織を変えるヒントは、会議室のど真ん中ではなく、案外、端っこから飛んでくるものです。

ヨソモノ、ワカモノ、バカモノ。

組織が硬直しそうな時ほど、この3つの力を大切にしたい。

そして、自分自身も何歳になっても、どんな立場になっても、少しくらい「バカモノ」であり続けたいと思います。

挑戦する組織に、前例なんていらない。

必要なのは、前例をつくる人です。

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島田慎二 お読みいただきありがとうございます。記事を良いと感じていただけたら、ツイッターなどで記事を紹介していただけると嬉しいです!