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悟っているとよく勘違いされているけど、実際はちゃうでって話

世界が優しくない日に、
自分の心だけが置いていかれるような夜がある。

心が少しだけ沈むときって、
なぜか周りの音が全部遠くなる。

占い師として人の心を読み続けているのに、
いちばん近くにいる自分の心だけ、
手の中からすり抜けてしまうような感覚になる。

でも、私は知っている。
未来の私が、またここから連れ出してくれることを。

だから今夜は、
私が私へ返す言葉を書いておく。

占い師という仕事をしていると、
毎日のように「人の心の揺れ」に触れる。

不安、迷い、怒り、期待、焦り、孤独。
カードや星の配置は、一人ひとりの“内側の天気図”みたいなものだけど、
本当に読み解くべきものは
その人自身が気づけていない本心。

誰かに言葉を届けていると、ときどき
「悟ってるみたいで上から目線に聞こえる」と言われることがある。

でも、それは事実じゃない。

私は悟ってなんかいない。
修行僧でも、高尚な精神世界の住人でもない。
ただ、何度も転んで、痛い目を見て、
それでも「前を向く」ほうを選んできただけ。

私のポジティブさは才能じゃなくて、
生き延びるための経験からの技術に近い。

そして
人は、自分の心がどこに立っているかで
他人の言葉の高さを勝手に決める。

強がってるときは、優しさが刺さる。
疲れているときは、励ましが重く感じる。
不安なときは、何を言われても攻撃に聞こえる。

それは相手のせいではなく、
その人の内側の風向きだ。

だから私は、誰のせいにもしていない。
ただひとつだけ言えるのは…

私はあなたより上にいるわけじゃないし、
あなたが分かっていないことを分かっているわけでもない。

私はただ、
こう生きたいと思う方向へ自分を運転しているだけだ。

ポジティブは、私の宗教じゃない。
私の武器。

最近、私は思った。
人の心は読めても、
自分の心を読むのは、いちばん難しい。

星を見ても、カードをめくっても、
そこに出てくるメッセージは
「あなたはどうしたい?」
「本当はもう気づいてるよね?」
と、静かに問い返してくる。

そんなとき、私はひとつの原則に戻る。

人を救おうとするとき、いちばん大切なのは

「その人自身の力を信じること」だということ。

占い師は未来を決める人じゃない。
その人が、自分の手で未来の扉を開ける瞬間を、
そっと照らすだけの存在。

…じゃあ、私自身はどうだろう?

他の誰かに寄りかかりたくなる夜もある。
世界が急に冷たく感じる日もある。
悲しさが胸を飲み込もうとする瞬間もある。

でも、私は知っている。

人間は、ちゃんと立ち上がるようにできている。

心は、しなやかささえ忘れなければ、必ず戻ってくる。

占い師として無数の人を見てきたからこそ、
これは慰めではなく事実として言える。

そして、いちばん確かにしておかなきゃいけないことがある。

自分を本当に救えるのは、自分だけだ。

自立とか根性論とは違う。
「自分が最初の味方である」という意味だ。

どんなに優しい言葉をかけてもらっても、
どんなに理解されても、
最後に一歩を踏み出すのは自分だし、
転んだ自分に手を伸ばしてあげられるのも、
やっぱり自分しかいない。

これは多くの相談者を見てきて、
どんなカードよりも、どんな星の配置よりも、
確信を持って言える真実

だから私は今日、
占い師としてではなく、
ひとりの人として、
そして未来の私から今の私へ向けて、
静かに言葉を置いておきたい。

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君(=私)は手遅れなんかじゃない。

立ち止まってもいいし、泣いてもいい。

でも、また歩き出す方を選べる。

その力だけは、誰にも奪えない。

母としての私も、
踊る身体を持つ私も、
学び続ける私も、
占い師として人の心に触れる私も。

全部抱えながら、それでも前に進んできた。

その積み重ねそのものが、
未来の私にとってのヒーローになる。

未来は、いつだって自分の手の中にある。

その鍵を握っているのは、他の誰でもなくあなた自身。

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