#54 オーストラリア留学と学び⑯|スポーツ男子の真骨頂!Year7のHealth & Physical Education(保健体育)
スポーツ大好き長男が輝ける科目がPE。とはいっても、日本の中学高校でもそうであるように、ただ「スポーツができる子=成績がよい」科目ではありません。
チームワーク、分析力、リーダーシップなどを通して、社会に出るための協調性や人間的な成長も期待される科目です。
一方で、「自分は運動ができる」と思って前向きに取り組む姿勢はパフォーマンスにも表れるので、自信を持って挑んでほしい科目でもあります。将来はスポーツ関連の仕事をイメージしているようなので、特定の競技に限らずPEという科目全体を通して道筋を見いだしてほしい、というのが親の希望です。
オーストラリアはラグビーやスイミングが盛んなイメージ。では実際、学校の体育ではYear7はどんなことを学んでいるのでしょうか。
Term 1:チームスポーツとスポーツの価値
チームスポーツ(ゲーム)を通じて、リスペクト・共感・多様性の尊重などを認識します。
たとえばポジション決めでは、「足が速い/背が高い」といった特性だけでなく、「本人のやりたい気持ち」や「勝利を優先するか楽しさを優先するか」といったことも話し合い、実践。
毎回の授業後にリフレクション(振り返り)レポートを提出することで、全体の評価につながります。ちなみにTerm1の評価は90%ほど。「スポーツの価値や人間関係への影響が理解できていた」「具体的な事例をもっと挙げるとさらに良い」との講評でした。
Term 2:Gymnastics(体操)

体の動きをどうコントロール・操作するかを学びます。5〜7個の技能で構成された動きを、初回と最終日にビデオ撮影し比較。
初回に行った改善案をもとに、パフォーマンスを上げていき、最終目標を明確化していく仕組みです。評価は実技+分析レポートで、85%くらいの出来。「初回の改善点を最終回に反映できていた」「各動きに対する観察をより具体的に(詰めが甘い)」という、本人の弱点を突いたフィードバックでした。
Term 3:新しいスポーツの運営
少人数グループでクラス全員が参加する新しいスポーツを設計。ルールを明確にし説明する力、役割分担・準備、スムーズな進行、全員が公平に参加できているか、参加者のモチベーションを保つリーダーシップなどが評価されます。
準備を忙しくやっていて、ちょうど私が訪れた時に「笛」が必要だと言って、ちょっとお値段高めの笛を買わされました…
評価は95%と、かなり高い点数をもらえました。「リーダーシップがとれていた」「予定どおりでない進行に気づき、適切に修正する力をさらに磨いて」との指摘。
Term 4:Aquatic Safety(ライフセービング)

Term4の10月~12月は、オーストラリアは夏。なので、学校のプールで学習します。4泳法ではなく、200m連続のサバイバルストローク(省エネ泳ぎ)や立ち泳ぎの実践、溺れている人がいる場合の状況分析→救助計画→救助の実演が中心です。
評価は、実技+レポート(Term2と同様の形式)予定になっています。
クラブ外でも“ちょい試合”のチャンスが多い

スポーツが盛んな学校なので、所属しているクラブ外でも「○月○日に他校と試合。出場したい人は毎週○曜日ランチタイムに集合、練習するよ」という案内が時々あります。
エントリーすると数回の練習を経て、試合当日は授業を早退して遠征という流れ。PE担当教員が取りまとめており、PE好きの長男は積極的に参加しています。
その中でもオーストラリアン・フットボールという、サッカーとラグビーを混ぜたような競技にもチャレンジするなど、スポーツの幅を広げています。またこういったイベントは学年横断で行われるため、学内に知り合いが増える良い機会にも。やはり自分が得意な分野から、活動幅や友人関係を構築していくのが一番ですね。
これから先、大学で学ぶ分野や職業を考えるにあたって、鍵となってきそうな「PE(保健体育)」。得意を活かして、積極的にチャレンジしていってもらいたいと思います。
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