見出し画像

#32 オーストラリア寮生活⑪|全寮制と「寮がある学校」のちがい?盲点を徹底解説

2025年1月から12歳でオーストラリアに単身留学した長男。
長男を中学から海外に行かせることが決まったとき、私は実はイギリスのような全寮制の学校に通わせたいと思っていました。

全寮制なら、生徒全員が同じ環境で暮らし、その中で人間関係や礼儀作法を自然に学べる。親としてはそうした場に魅力を感じていたのです。

でも長男が希望した国はオーストラリア。結果として「全寮制」は選べず、「寮がある学校」を探すことになりました。



寮生は全体の1割だけ|長男が通う学校の実情

画像はイメージです

現在、長男が留学しているクイーンズランド州の私立校も全寮制ではありません

オーストラリアでは「全員が寮に入る学校」はほぼ存在せず、長男の学校も 全校生徒約1,500人のうち寮生は150人ほど=全体の1割程度です。(州によっては寮生の割合が高いところもあるようですが、クイーンズランド州ではだいたい低め)

ただしこの全校生徒というのは小学生も入っていて、そもそも寮にはYear7からしか入れないので、Year7からの生徒数で換算すると14~15%といったところでしょうか。


寮生のタイプいろいろ

一言に「寮生」と言っても、長男の通う学校の寮生はざっくり次のように分かれます。

  • ①遠く離れた海外から来ている子(うちの息子のように)

  • ②パプアニューギニアやニュージーランドなど周辺国から来ている子

  • ③オーストラリア国内の別の州(飛行機で数時間の距離)から来ている子

  • ④学校から車で1時間ほどの地域に住み、通学が大変なので寮に入っている子

  • ⑤学校から車で30分ほどの距離に住んでいながら、あえて寮生活を体験している子

④⑤は意外と多く、週末は親がスポーツの試合を見に来てそのまま子どもを自宅に連れ帰る、という子も少なくありません。

2025年はじめに大型サイクロンが来たとき、寮から「子どもを迎えに来る方は本日中にお願いします」というような案内がありました。②③④の子たちは一斉に帰宅し、寮に残ったのは50人ほど。おそらく①と一部の②③が残ったのだと思います。

のケースは「自分もこの学校の寮生ですばらしい経験をしたから、子どもにも同じ体験をさせたい」という親御さんもいます。

さらにに当てはまる子でも、親戚がオーストラリアに住んでいたり、親が州内に別宅を持っていたりすることが多いです。なので、身内もいない日本から単身で来ている長男は、実はレアなケースなのかもしれません。

そして一見すると全寮制と変わらないように見える長男のボーディングですが、決定的に異なる点がありました。それは通学生の生活スタイルが学校生活の前提になっていること。ここからは、その舞台裏をご紹介していきます。


全寮制との決定的な違い|親の関与を前提とした学校生活

ここから先は

2,290字 / 2画像

¥ 300

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

応援ありがとうございます! いただいたチップは、次の記事の取材や制作の励みにさせていただきます🌱