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SpotifyのPlaylist Mixで作るサカナクションMix

SpotifyはPremiumユーザー向けに、プレイリストMIX機能のβ版提供を開始。

https://edmmaxx.com/news/53252

今日友人に教わって衝撃を受けたんですが、これ凄まじい機能です。楽しすぎて時間が溶ける。

Spotifyの「Playlist Mix」は、ユーザー自身が自在に操作しプレイリストを構築できる点が特徴で、本新機能は現在Premiumユーザーの一部にβ版として提供中。正式導入が待たれる。

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"Premiumユーザーの一部"が具体的に誰を指すのかよく分からないけれど、現状私のSpotifyアプリではデフォルトのままで使えました。


これまでクロスフェード機能は既にあったんですよね。オーバーラップさせる秒数を指定して、曲の終わりをフェードアウトさせつつ次の曲の頭をフェードインさせて、曲間をスムーズに繋ぐ機能。ただこれまでの機能はあくまで1曲ずつフルで流す前提で、自由度はかなり低かったと言えます。

DJソフト等と組み合わせたら道はあるのかもしれないけれど、少なくともSpotifyアプリ単体でDJライクな楽しみ方をすることは私の知る限り不可能でした。ところが今回のβ版機能で、遊びの幅が物凄く広がったようです。


今回の機能ではまず、曲のどの位置で次の曲に移るか、あるいは次の曲をどこから始めるかまで指定できるようになりました。「Nah-nah-nah-nah-nah ウルトラソウル hey!」が実現できるわけですね。

アウトロとイントロに余韻を持たせる構成の曲は数多くありますし、一度曲が切れてしまうとせっかく揃えたBPMの繋がりも効果が薄れてしまうため、プレイリスト上それらを無視して繋げるようになったのはとても嬉しいアップデートです。

それと選択肢は少ないですが、音量・イコライザ・エフェクトを調整して、次の曲を徐々にフェードインさせたり突然フル音量でカットインさせたり、ハイパスフィルターで薄い音から段々と厚みを増す登場にしたり、2曲を長めにオーバーラップさせていつの間にか入れ替わらせたりと、繋ぎ方で工夫できる方法もいくつか用意されています。

Nah-nah-nah-nah-nah ウルトラソウル hey! の調整中

なおデフォルトでは、Spotify側で勝手におすすめの繋ぎ方をしてくれます。おすすめの設定で悪くないこともあるんですが、大体は自分のスイートスポットにハマるようにカスタマイズしたくなります。

そして、一度調整したプレイリストはミックスごと保存・共有が可能なようです。一度遊んで終わりではなく、頑張って調整した繋ぎを誰かに共有できるのは嬉しい限りですね。

作成したプレイリストは保存や共有が可能で、Premiumユーザー同士の共同編集にも対応している。

https://edmmaxx.com/news/53252

一方で、本職のDJの方が行っているようなリアルタイムでのミックス機能はまだ無く、あくまで事前に設定したミックスのパラメータに基づいてプレイリストを流すという使い方になりそうです。そもそもそんな上級者向けの機能があってもテクニックが無ければ使いこなせる気はしないので、今回はライトにプレイリストを作って流して楽しみたい人向けの機能なのかなと思います。

いずれにせよ、まさにこんな機能を心待ちにしていました。DJライクな音楽の楽しみ方をしたいけれど、DJをやるには用意すべき機材とかソフトウェアとかが多岐にわたるので、初心者にとってはやや敷居が高いと感じていました。それがSpotifyアプリのみで気軽に試せるようになったので、益々DJへの興味が増すかもしれません。


ちなみにtipsとして以下のような文言も載っていました。まあその通りですね。

シームレスなミックスを作る基本として、BPMやキーの近い楽曲を組み合わせることが推奨されており、特にハウスやテクノなどのダンス系ジャンルで効果を発揮しやすい。

https://edmmaxx.com/news/53252

"ハウス、テクノなどのダンス系ジャンル"といえば、今最も熱が高まっているアーティストがいました。サカナクションです。

というわけで、怪獣ツアーのセットリストをベースにミックスプレイリストを作ってみました。

※URLを貼ったところで、現状どれほどの方がこの機能を楽しめるのか分かりませんが…。

"ミックス"が選択されていれば
Playlist Mixが機能しているっぽい…?

セットリストそのままだと、"GO TO THE FUTURE"とか"グッドバイ"とか隣り合う曲とBPMが大きく異なる(ライブでは緩急をつけている)ような配置があったので、プレイリスト上はなるべくシームレスな繋ぎが実現できるように入れ替えています。それと今回はセットリストをベースにしたので、キーについては考慮できていません。若干無理矢理な箇所もあります。

こうして眺めてみると、前半の流れはBPM126~130辺りで統一されているのが分かります。ライブでも、テンションを上げ過ぎず心地良いテンポでダンスナンバーが続いていたのを思い出しますね。

3Bとか1AのラベルはCamelot Wheelかと思われます。キーを合わせたい場合は、このラベルを参照して揃える形になるのかなと。


お決まりのキラーチューンゾーンも、彼らがライブでよく繋げて演奏する理由が分かるくらい綺麗に繋がります。きっとこの機能で遊び続けていると、ライブでなぜその曲順にしているのか?についての理解も進むような気がします。

お気に入りのセクションは以下です。

  • "サンプル"→"ライトダンス"

  • "フクロウ"→"ドキュメント"

  • "アイデンティティ"→"多分、風。"

  • "ルーキー"→"ミュージック"

繋ぎがカッコよすぎて我ながら感動します。我ながらというか、サカナクション様様ですが。イチオシは"フクロウ"からの"ドキュメント"。一見ミックスしにくそうな2曲ですが、感動するほど綺麗な移り変わりを見せます。


使ってみて、2点注意点があります。1点目はBPMやキーが必ずしも正ではない点です。過去にSpotify APIを使って曲の特性を取ったことがありましたが、小節の数え方が半分になっていたり倍になっていたり、キーについても主キーじゃない何かを取っていたりするケースがありました。音感のある方なら自身の感覚で補正可能と思いますが、いずれにしてもSpotify側が機械的に判断している特性と実態が異なる場合があるということは念頭に置く必要がありそうです。

2点目は、曲の終了・開始位置は無制限にどこでも設定できるわけではない点です。おそらく終了位置は曲の後半、開始位置は曲の前半にしか設定できないようです。つまり、ある曲のアウトロだけ持ってくるみたいなことはできず、どの曲も「前半のどこかで始まって後半のどこかで終わる」ように設定する必要があるようです。この辺り、厳密にはもっと細かい制限があるかもしれないので、もう少し使い込んでみます。


高望みすれば、曲のワンフレーズをリピートさせて使いたいとか、ある小節を何度も繰り返してインタールードを作りたいとか、色々やりたいことは他にも出てくるんですが、当面この機能で遊べそうだなと思えるほどには可能性を感じます。もっと楽しむために、キーやBPMの連続性を徹底的に拘ったプレイリストも作ってみたいなと思います。


嬉々として記事も書いてみたけれど、この後プレイリスト作りに沼ってしまいそうな予感...。

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