僕達は惑星
窓を開けると朝日が体中に染み込み、その熱は心にまで届く。
昼下がりに窓を開けると、爽やかで暖かな風が頬を撫でる。
夕暮れ時、窓を開けると空を燃やしてしまうほど赤い太陽が、「もうすぐ今日が終わるね」と急かしてくる。
夜、窓を開けると肌寒い空気が眠気を運んでくる。
眠る前、窓を閉めて太陽も月も見えないけれど、眩い光を放つ我が子がいる。
窓を開けずとも家の中には僕達の太陽がある。
側にいるだけで起こる心の光合成。
今まで自分中心、地球中心だと思っていた生活は、太陽中心になっている。
僕達は太陽の周りを回る惑星たち。
家の中だけど、ひとつの太陽系がある。
窓を開けると2つの太陽にはさみうちにされる。
なんと心地よい暖かさ。
