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ゼロからインド渡航準備⑦そんなの関係ねぇ国語便覧

私の両親が中2の長女に「国語便覧」をプレゼントしてくれました。
国語便覧というのは国語の資料集で、寝殿造りやら各時代の装束、文豪の人生などを詳しく解説した教科書の副読本です。
中学、高校時代に使った人も多いと思います。
海外転勤のため、しばらく国語教育から離れてしまう長女には必携の本です。


この最新版の国語便覧はけっこう面白く、私も長女も興味津々で見ていました。
長女があまりに熱心に読んでいるので感心して、面白いかと聞いてみました。
「うん、面白い。今誰が一番イケメンか探してる」
少々使い方が違う気もしますが、まあいいです。
ちなみに、彼女によれば国語便覧一のイケメンは「夏目漱石」だそうです。

「わあ、私、将来こんな家に住みたい」
長女が思わず感嘆の声を上げたのは、寝殿造りの写真でした。
「じゃあ将来は平安貴族だねぇ」
この時代は特に写真が多く解説が丁寧なので、古典のイメージをしやすいのではないかと思います。

やいやい言っているうちに、彼女は三島由紀夫を発見しました。
「あ!この人知ってる!テレビに出てた」
「え、そう?特集でもやってたのかな」
私が首を傾げていると、まさかの一言が。
「そんなの関係ねえ!の人でしょ」
私はあまりの言葉に、愕然としました。
「それは小島よしお!これは三島由紀夫!!」
長女はきゃははと笑っていました。
「ええー。そっくりなのに」
「少しも似てないよ。三島由紀夫はそんなに陽気なおじさんじゃなかったと思うよ」

でも、もしも私が泉に図書カードを落としてしまったとして、
突然現れた泉の女神に、
「お前が読みたいのは三島由紀夫の本か?それとも小島よしおの本か?」
と聞かれたら、私なら
「小島よしおの方でお願いします」
と答えてしまう気がします。

「国語便覧にお笑い芸人は載りません!」
と言いながらぱらぱらとページをめくっていた私は、やがて前言撤回しました。
「ごめん、国語便覧に、お笑い芸人載ってました」

興味を持たれた方は、最新版国語便覧をチェックしてみてくださいね。

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