ソファにて
タイヤがコンクリートに削られる音がして
車が通り過ぎる
小鳥が通り過ぎる
音は僕には聞こえない
おチビな女の子が泣いている
「嫌、お家へ帰りたい」
小鳥が鳴いている
中身はわからない
僕の隣で君が静かに眠っている
小鳥もいつかのどこかで眠るのだろう
僕がいる空間
気づけること
わかること
知っていること
それらはごくわずか
気づけないこと
わからないこと
知らないこと
それらを尊く思ってしまう
僕の足下でうまれる何かがあっても
関わりはうまれない
隔たりなのか
余白なのか
空間、世界は確かに内包する
どういうわけか前向きにとらえられる
君の寝息が静かに届いてくる
