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「失敗して学ぶ」組織へ舵を切った理由 — Error & Learn、試す文化への転換 —

セブン‐イレブンは、いま苦戦している

1月7日の日経MJの一面に、セブン‐イレブンの記事が掲載されていた。内容は、2025年に社長に就任した阿久津知洋さんを取材したもので、同社がいま直面している苦戦と、その立て直しに向けた改革についてだ。

記事によれば、コンビニは、国内事業の減益が続き、食品販売の市場成長率でもドラッグストアに押され気味だ。なかでも、かつての成長の象徴だったセブン‐イレブンが、いまは踊り場にいることが、数字からも読み取れる。

成功体験が、組織を縛っていた

その背景として語られていたのが、組織の問題だった。成功体験が強くなりすぎた結果、上意下達が進み、現場が考えなくなり、変化への対応が遅れたという。その陰には、カリスマ経営者・鈴木敏文さんの存在が感じられる。

「成長しているときは、強いリーダーシップが機能していて、スピードがものすごく速かった。それが目詰まりを起こし、時代の変化の合わせた改革が難しくなった」と阿久津社長は語っている。

「自分たちが正しいと思ったものを押し出してしまった」、「現場の声が届きにくくなっていた」、トップ自らがそう振り返っている点が印象的だった。そこには、正解が下りてくることに慣れてしまった組織の姿が透けて見える。

「失敗を前提にする」という大きな転換

いまセブン‐イレブンが進めているのが、「失敗を前提に、試し、学び、変えていく組織への改革」だという。完璧な正解を出すのではなく、まずやってみる。うまくいかなければ、理由を考え、次に活かす。その繰り返しだ。

記事全体からは、「もう一度、考える会社に戻ろうとしている」、そんな強い意思が伝わってきた。容易なことではないのはわかるが、セブン‐イレブンの改革に注目しているは、僕だけではないと思う。

これは大企業だけの話ではない

ここまで読んで、僕が感じたのは、「これはセブン‐イレブンだけの話ではないな」ということだ。むしろ、トップの影響力の強い、多くの中小企業が、同じ課題を抱えているのではないだろうか。

規模が小さいからこそ、経営者が正解を出し続け、現場は「言われたことをやる」側に回ってしまう。気づけば、考える人が減り、組織が徐々に硬直していく。これまで、僕は多くの現場で、こうした状態を見てきた。

全員経営とは、「考える責任」を取り戻すこと

こうした状態を乗り越えるために、いま、僕が推進しているのが「全員経営」だ。全員経営とは、単に参加意識を高めることではない。次のことが実践できる「当事者」と「チーム」を育てることだ。

・自ら計画を立て
・自らチェックし
・自ら改善し
・目標の達成に責任を持つ

セブン‐イレブンの改革も、本質的には、経営を現場に取り戻す試みだと感じている。これは、むしろ、小さな会社こそ、真っ先に取り組むべきテーマだ。では、僕たちは、この状況にどう向き合えばいいのだろうか。

考える時間を、取り戻すために

僕が運営しているメンバーシップコミュニティ「Mission Café」は、答えを教える場所ではありません。経営や組織について、問いを持ち寄り、言葉にし、対話する場です。

もし、「全員経営に興味がある」「組織をもう一度、考える集団にしたい」「誰かと一緒に、経営を言葉にしたい」、そう感じたなら、Mission Caféで、いっしょに考えてみませんか。

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