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成果目標・行動目標・行動計画――「3点セット」を使いこなす

「今年の目標、順調に進んでいますか?」――7月は1年の折り返しです。あらためて自分に問いかけて、ドキッとした方もいらっしゃるかもしれません。目標を掲げただけで満足していないか、僕自身も再チェックします。

僕の今年の目標は、「noteを毎日書き続ける」ことです。出張が重なったときには、何日か投稿できませんでしたが、まずまずの実行です。あとは、原稿の作成をどれだけスムーズに行うか。もちろん、質を落とさずにです。

「成果目標」は、数値・期限・出来栄えで決める

僕が取引先にいつもお伝えしているのが、成果と成長を生み出すための3点セット――「成果目標」「行動目標」「行動計画」です。「なんだか漢字四文字が並んでいてめんどうくさそう」、まあ、そう言わずに読んでみてください。

「成果目標」は、できるだけ数値化し、期限を決め、出来栄えを明確にすることが大事です。あいまいなままでは、達成したかどうかも判断できません。ただし、高すぎれば心が折れ、低すぎれば実力が伸びない。

目標設定で迷ったときは、一人で抱え込まず周囲に相談するのもひとつの方法です。とはいえ、成果目標を立てただけでは、何も動き出しません。そこから先を決めるのが「行動目標」であり「行動計画」です。

見落とされがちな「行動目標」の重要性

案外、行動目標は軽んじられる傾向にあります。成果目標を立てたら、行動目標をすっ飛ばして、いきなり行動計画に行ってしまうことがよくあります。行動計画は具体的なので、取り掛かりやすいという面もあるからです。

しかし行動目標には、成果目標と行動計画の橋渡しという大事な役割があります。成果目標を達成するために、どういう道筋を選ぶかを決める役割です。成果目標が決まったら、どうするかなとひと息ついて考えることです。

たとえば、山登りを思い浮かべてください。北尾根ルートもあれば、南尾根ルートもあり、正面から登る方法もあります。多くの人は、これまでのやり慣れた道筋を選びがちです。

しかし本来は、そのときの自分の技量や経験、体調などによって選ぶべきものです。どのルートを選ぶかによって、必要な装備も、歩くペースも、休憩の取り方も――つまり行動計画そのものが、まったく変わってきます。

行動計画は、体が覚えるまでの仕組みづくり

道筋が決まっても、人は弱いもの。易きに流されがちです。そこで欠かせないのが「行動計画」、つまり「いつ・どこで・どのように」実行するかを決める習慣づくりです。習慣化は目標を達成するための必須行動です。

行動計画を立てると「やった、やらなかった」の自己チェックができます。大事なのは、チェックそのものより「なぜやらなかったのか」を振り返ることです。自分を責める必要はありません。

朝起きたら顔を洗わない人は、ほぼいないと思います。それは習慣になっているからです。場所と時間とやり方さえ決めてしまえば、行動計画も同じように体が覚えてくれます。自然と続けられるようになるのが習慣化です。

小さな会社にとっての「3点セット」

ここまでは、個人の目標と計画について述べてきましたが、小さな会社のブランディングをお手伝いするなかで感じるのは、この3点セットは、ミッション経営の実践そのものだということです。

たとえば、ある小さな店が「お客さまとの対話を大切にする」というカルチャーを掲げていたとします。考えとしては立派でも、それだけでは何も変わりません。まさに、絵に描いた餅の状態です。

どんな道筋で対話を深めるか――「接客時に、お客さまの暮らし方を3つ質問する」という行動目標を選び、「朝礼で前日の質問内容を共有する」という行動計画にまで具体化してはじめて、カルチャーは息づき始めます。

会社の存在理由(Policy)やらしさ(Culture)をどれだけ立派に言葉にしても、行動目標という道筋の選択と、行動計画という具体的な入り口がなければ、ミッションは会社の体に染み込んでいかないのです。

今日からできる小さな一歩を

さて、個人の話題に戻りましょう。難しく考える必要はありません。まずは今日、成果目標に向けた道筋をひとつ選び、行動目標として手帳やスマホのメモに書き出してみましょう。

そこに「いつ・どこで・どのように」を一行添えれば、それはもう立派な行動計画です。仮にイレギュラーなことが起きても、これらが決まっていれば、リカバリーできます。あとはやるか、やらないかの違いだけです。

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