見出し画像

悲しみは乗り越えるもの?


#心に残る言葉2025

八田零さんの企画、あなたの心に残る言葉、に参加します。



私の心に残る言葉。過去にnoteに書きましたが、改めてまた書いてみます。

人が経験する悲しみの中で、より強く長く後を引くのは、肉親や愛する人との死別だと思う。
会いたくても、もう二度と会えないなんて、ある種残酷だ。私は両親の死後、それを実感した。
悲しみ、寂しさは何年経っても消えない。

以前、こんなニュースを見た。
配偶者を亡くした男性と女性を取材した番組だ。
妻を亡くした20代の男性は、3年経った今も悲しみは消えないと語っていた。妻は、初めての子供を出産した10日後に病死した。
周りに、辛い気持ちを話せる人はいない。
子育てや仕事で忙しくしていることで、何とか悲しみの感情をやり過ごしていた。
妻の洋服などは処分する気なれず、全て残している。
食事をする時は、仏壇の前で妻を想いながら食べている、と言っていた。

もう1人、20代の女性は、夫を突然死で亡くした。
ある日、忘年会から帰宅した夫が、翌朝息を引き取っていた。
悲しみと喪失感に打ちのめされながらも、幼子2人を1人で育て上げてきた。
辛い気持ちを誰かに話したくても、同じような経験をした人が周りにいないから話しづらい。
重い話しだなぁ、と思われるのが嫌で話せないらしい。
調査によると、50歳までに配偶者を亡くす割合は
0.5%以下らしい。
2人とも、まだ20代の前半という若い時に配偶者を亡くし、本当に辛くて寂しかっただろう。

上記の2人は配偶者を亡くした者同士が、辛い悲しい気持ちを皆で分かち合えるサークルに参加した。
喪失感や悲しみを皆と語り合えて、幾分気持ちが軽くなったという。

そして皆と会話して、悲しみは乗り越えるものではなく、悲しみと共に生きていかなければならないということに気づいた、と言っている。

私も両親との死別の悲しみや寂しさは、数年経ってもなくならない。時と共に悲しみは減っていくのではないかと思ってたが、仏壇の前に座るとやっぱり悲しくて、悲しみが癒えるのはまだまだだ、と実感している。

ニュース番組を見終わって、大いに納得した。
今までは、時間の経過と共に悲しみが薄くなればいい、そして乗り越えていけたらいいと思ってた。でも無理だった。
そうか、悲しみを除外しようとせず、悲しみと共に生きていげばいいんだと思ったら、悲しみの量は変わらないけど、心の重苦しさは少し消えたような気もする。

自分が肉体を脱ぎ捨てるその時まで、私は悲しみと共に生きていく。











いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集